全国に広がる夢のアリーナプロジェクトをまとめてみた…!!
1.今回のテーマ
お疲れ様です、+Bです。
今回は、ずっと溜め込んでいたテーマで、ちょこちょこ書き加え続けていたものです。初めにお伝えさせて頂くと、今回は5,000字を超えてしまってかなり長くなってしまっています。ただ、この手のアリーナ計画情報まとめに関して情報量は一番詰め込まれている気もしますので、お時間がありましたら是非お読みください。なお、今後もアップデートある度に加筆修正をしていくつもりなので、不備があれば教えて頂ければ幸いです!ということで、今後竣工予定の夢のアリーナまとめが今回のテーマです。早速本編どうぞ(^^)/
2.2024年
①【千葉J_春_新設】(仮称)LaLa arena TOKYO-BAY(ららアリーナ 東京ベイ)
開業予定:2024年春
敷地面積:約20,000m2(約6,050坪)
収容人数:約10,000人
総工費:不明
構造規模:鉄骨造・地上4階建
交通:JR京葉線・武蔵野線「南船橋」駅 徒歩約6分
事業主体:株式会社TOKYO-BAYアリーナ(三井不動産株式会社と株式会社ミクシィとのコンソーシアム)
設計・施工会社:清水建設
2023-24シーズンに開業する、誰が見ても確実に夢のアリーナと言えるアリーナはこちらになると思います!いよいよ首都圏発の夢のアリーナの開業まで1年を切ってきました!ららぽーとともほぼ直結しており、1日中南船橋で過ごせそうなアリーナですね♪
【2023/6/5追記】
2023-24シーズン中に新アリーナでのホームゲーム開催は予定していないことがクラブからリリースされました。
②【横浜BC/横浜EX_4月_新設】横浜BUNTAI
開業予定:2024年4月
敷地面積:10,057.23㎡
収容人数:約5,000人
総工費:不明
構造規模:鉄筋コンクリート造、一部鉄骨造・地上3階建
交通:JR京浜東北/根岸線 関内駅南口下車 徒歩6分
事業主体:株式会社YOKOHAMA文体(横浜市による「横浜文化体育館再整備事業」のPFI事業者。株式会社フジタを代表企業とし、構成員として電通、大成建設等が入っているコンソーシアム。)
設計・施工会社:大成建設・渡辺組建設共同企業体
なお、両クラブともにBUNTAIの利用を示唆する発信がなされています。ただ、BUNTAIがいわゆる”夢のアリーナ”に該当するのかどうかは賛否があるかもしれません。現に、ビーコルの記者会見ではBUNTAIを改修する前提での新B1参入の可能性にも言及されています。
③【青森_7月_新設】(仮称)青森市アリーナ
開業予定:2024年7月
敷地面積:9,822.11㎡
収容人数:約5,000人
総工費:111億円(15年の維持管理費含む)
構造規模:鉄筋コンクリート造一部鉄骨造・3階建て
事業主体:青森ひと創りサポート株式会社(代表企業:大成建設株式会社 東北支店)
上記リンクにも記載がありますが、こちらは新B2要件は満たす一方で新B1要件を充足するには改修工事が必要になりそうです。
④【長崎_9月_新設】長崎ヴェルカ 新アリーナ(正式名称未定)
開業予定:2024年9月
敷地面積:不明(サッカースタジアム等含む全体は68,746.58㎡)
収容人数:約6,000人
総工費:不明(サッカースタジアム等含む全体は800億円)
構造規模:不明
交通:JR浦上駅から徒歩約8分、JR長崎駅から徒歩約10分
事業主体:株式会社ジャパネットホールディングス
設計:環境デザイン研究所・安井建築設計事務所共同企業体(JV)
施工会社:竹中工務店(スタジアム棟、ホテル棟、商業棟)、戸田建設(アリーナ・サブアリーナ棟、オフィス棟)、松尾建設(駐車場棟)
プールに入りながらサッカー観戦が楽しめるイメージ画像など、早くも多くの方々の興味を惹くアリーナとなっており、こちらも楽しみですね♪
3.2025年
①【香川_春_新設】新香川県立体育館
開業予定:2025年春
敷地面積:18,925㎡
収容人数:約10,000人
総工費:186億円
構造規模:鉄骨造、鉄筋コンクリート造・地上2階 地下1階建
交通:JR高松駅から徒歩3分
事業主体:香川県
設計・施工会社:大林・合田・菅 特定建設工事共同企業体
箱自体は大きいですが夢のアリーナではないのかもしれませんね。新B1に向けては改修工事も必要かもしれません。
②【福島_4月_改修】宝来屋 郡山総合体育館改修工事
開業予定:2024年9月
敷地面積:9,078㎡
収容人数:約5,000人
総工費:不明
構造規模:地上3階
交通:JR郡山駅から
・車(タクシー)約10分
・7番、さくら循環虎丸回り「総合体育館前」下車、徒歩1分
事業主体:ゼビオコーポレート株式会社(正確には、郡山市による「開成山地区体育施設整備事業」のPFI事業者である開成山クロスフィールド郡山株式会社(ゼビオはこの会社の代表企業?)と思われる)
設計・施工会社:不明
こちらは新アリーナ計建設ではなく、現アリーナの改修による新B1参入の計画となっています。全ての自治体、企業が新アリーナ建設が可能ではないですから、現実的な案として非常に注目ですね。こちらも横浜BUNTAIと同じPFIの仕組みが用いられているようです。
【2023/9/13追記】
2025年4月に開業が遅れることが発表されました。
③【西宮_4月_新設】KOBE ARENA
開業予定:2025年4月
敷地面積:約23,700m2
収容人数:約10,000人
総工費:未定
構造規模:鉄筋コンクリート造、鉄骨造・地上7階建
交通:未公表(ポートターミナル駅 約10分?)
事業主体:NTT 都市開発および株式会社スマートバリュー、NTT ドコモの3 社コンソーシアム(神戸市による新港突堤⻄地区(第 2 突堤)再開発事業のPFI事業者)
・土地所有者:神戸市
・建物所有者:NTT都市開発
・運営主体:株式会社One Bright KOBE(株式会社スマートバリューと株式会社NTTドコモの子会社)
設計・施工会社:株式会社大林組
日本初の海に270度囲まれたアリーナという点が特徴的です!
③【名古屋D_夏_新設】愛知県新体育館
開業予定:2025年夏
敷地面積:27,000㎡
収容人数:約17,000人
総工費:396億円
構造規模:RC・S造地上6階建て
交通:名古屋市営地下鉄名城線「名城公園駅」徒歩すぐ
事業主体:Aichi Smart Arena グループ(愛知県による愛知県新体育館整備・運営等事業のPFI事業者。代表企業は前田建設とNTTドコモ。)
設計・施工会社:前田建設
17,000人というバスケットボールの試合会場としてはさいたまスーパーアリーナに次ぐ規模感の巨大アリーナです!上記の通り建設後に建設事業者から愛知県に建物の所有権が移るBT(Build transfer)とコンセッションを組み合わせている点が特徴的です!
④【A東京_秋_新設】TOYOTA ARENA TOKYO
開業予定:2025年秋
敷地面積:27,000㎡
収容人数:約10,000人
総工費:不明
構造規模:不明
交通:りんかい線「東京テレポート」駅 出口A下車 徒歩約6分
事業主体:
・土地所有者:トヨタ自動車株式会社
・建物所有者:トヨタ不動産株式会社
・運営主体:トヨタアルバルク東京株式会社
設計・施工会社:不明
都心から湾岸エリアへの本拠地移転による客層の変化に個人的に注目しています!
4.2026年
①【三河_秋_新設】アイシンアリーナ
開業予定:2026年秋
敷地面積:31,000㎡
収容人数:約6,500人
総工費:130億円
構造規模:不明
交通:三河安城駅 徒歩約3分
事業主体:
・土地所有者:アイシン精機株式会社
・建物所有者:アイシン精機株式会社
・運営主体:シーホース三河株式会社
設計・施工会社:アイシン開発株式会社
②【FE名古屋_秋_新設】未定
開業予定:2026年秋
敷地面積:不明
収容人数:不明(5,000人以上)
総工費:不明
構造規模:不明
交通:不明(アクルスは地下鉄名港線「港区役所」駅2番出口より徒歩2分)
事業主体:豊田通商株式会社
個人的に嬉しかったのが投資のプロである総合商社が、国内のアリーナビジネスに活路を見出してくださったこと。これは後続の民設アリーナには間違いなく追い風になったと思います。
5.2028年
①【川崎_10月_新設】川崎新!アリーナシティプロジェクト
開業予定:2028年10月
敷地面積:不明
収容人数:10,000人
総工費:不明
構造規模:不明
交通:京急川崎駅隣接
事業主体:株式会社ディー・エヌ・エー
京急川崎駅隣接という抜群立地!民設民営ですが、IT企業のDenaさんが重ための有形固定資産を持つことは今まではあまりなかったと思いますので、今後はDenaさんのBSをしっかりチェックしていきたいと思います!
②【北海道_年度中_新設】新月寒体育館
<0926追記>
札幌ドーム敷地に28年度竣工予定でアリーナ建設の報道が出ました!
6.時期未定
①【信州_時期未定_改修】ホワイトリング改修
ホワイトリングについては2022-23シーズンの2023/1/22千葉J戦でクラブ記録となる6,014人を動員しており、箱の大きさは申し分ないので是非改修で有効活用してほしいですね!
②【広島_時期未定_改修】広島グリーンアリーナ改修
将来的な新アリーナ建設を同時進行で検討することも言及されています。新アリーナ用の公式twitterアカウントも開設されており、アリーナ建設への本気度が伺えます!
7.その他
ここからは、詳細未定ではあるものの主立った動きが見られたクラブをまとめていきます!
①島根
なかなか有効な打開策が見えてこなかった島根ですが、ここに来て市長が明言して下さったのは非常に明るい材料ですね!
②宇都宮
市長が民設民営を明言されたことが話題となっています!
<0926追記>
候補地がブレアリの隣と報道!時期は未定とのこと。上記から一転して宇都宮市も協力してくれるようですね。
③京都
北山エリアに新アリーナを建設する構想があるようです。経営体制変更後、競技成績も上向いておりアリーナ構想の進展が期待されますね!
④三遠
アリーナ構想はあるのですが、上記の通り一部反対活動も行われているようです。ちょうど約1年前に社長とHC交代もありましたが、2022-23シーズンは競技成績も向上しました。アリーナ計画にも進展はあるでしょうか。
【2023/6/5追記】
豊橋球場跡地にアリーナ建設の流れで進められることが発表されました!
⑤秋田
詳細決定まで大詰めの段階まで来ているような気がするのがハピネッツ!
⑥富山
富山県武道館の設計を新B1基準要件に合うように見直す方向は難しそうですが、富山市総合体育館の改修に向けて富山市に支援要望を行ったことが報道されました!
⑦A千葉
アルティーリは構想を発表して千葉市との連携協定を結んだことを明らかにしました。こちらも今後が楽しみですね!
⑧越谷
期待されていた越谷サンシティの建て替え計画でしたが、ホール部分は大規模改修に変更ということでこの道はなくなりました。南越谷駅はJR武蔵野線内では西船橋駅に次ぐ2番目の利用者数を誇り、隣の越谷レイクタウンは年間来場者数約5,000万人と、実現すれば願ってもない好立地ではありましたが、民設やホーム移転など新たな道が期待されます。
⑨熊本
7,000人規模のアリーナ構想が発表されたのは今から約1年半前のことでしたが、そこから進展がなさそうな状況です。。何とか前に進んでほしい!頑張れ!ヴォルターズ!
⑩新潟
アリーナ新設ではなくアオーレ長岡の改修により新B1参入を目指す旨が明言されています!
⑪奈良
奈良もアリーナ構想の特設ページが開設されるなどクラブ側の意思は表明されています!今後に期待ですね!
⑫福井
2023-24シーズンからB3に新規参入する福井ブローウィンズですが、2026年春頃に5,000人規模のアリーナを整備する構想が示されています。福井市が土地を無償貸与することも検討されており、良い風が吹いています!
⑬徳島
こちらも福井とともに2023-24シーズンからB3に新規参入する徳島ガンバロウズですが、5,000人規模のアリーナを整備する構想が示されており、こちらも今後が楽しみです!
⑭岡山
岡山は公設民営、試算81億円とかなり具体的に示されております!
⑮鹿児島
鹿児島も総事業費約230億円でPFIを活用した計画が示されています!
⑯さいたま
さいたまも与野中央公園内に5,000人規模のアリーナ計画が示されています!
⑰静岡
静岡は、JR東静岡駅北口のエリアにアリーナ構想が示されています!総工費は100-200億円という試算も出ています。
8.終わりに
ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございます。北海道、仙台、茨城、SR渋谷、大阪、岩手、山形、滋賀、愛媛、福岡、東京U、岐阜、三重、金沢、八王子、湘南、立川、しながわ、山口の新設・改修の計画ご存じでしたら是非教えてください!!