捨てちゃう着物もったいないけど
生地のはぎれも「まだ使える」と思って
捨て時を見失っている、あおです。
絶対もう捨てるべきサイズでも
ほら、こうしたら可愛い。
モノが捨てられない、
というわけでもないのですが、
はぎれって本当に悩ましい存在。
そんな私のところに、先日
ご近所さんからこんな連絡が入りました。
着物捨てようと思うんですけど使いませんか?
少し悩んだ末、
貴重なものが大量にあるようだったので
「それはもったいない」という気持ちが勝ってしまい、
見に行くことになりました。
(1)
その時に、着物が好きそうな知り合い数人に
連絡を入れたり。
一人は既にそういう古着を循環させる活動をしていて、
置いておく場所がない、と返信が。
もう一人の方からは「是非見せて」とのことで。
(2)
車で片道10分強のところまで
見に行きました。
そして、連絡を入れた知り合いと
(3)
ビデオ通話を繋いで必要な着物を
一緒に選ぶ作業。
まず着物は広げると畳むのが大変なので
広げずに見せる程度にしかできませんでしたが、
いくつか気に入ったようで配送手続きへ。
私も気に入ったものをリメイク用に引き取り、
(4)
知り合いの分も梱包して
(5)
郵便局に持っていきました。
この番号の振り分けはなんだ!
と思われたかもしれませんが、
これが不要になったものを、
無料で誰かの手に渡すまでの工程です。
すごく厭らしいこと言ってると思われても
仕方ない。
この(4)の梱包ですが、
着物合計7着と小物がありましたので
結構な大きさと重さがありました。
知人は送料も気にしてたので
なるべくコンパクトに緩衝材に
ぐるぐるに包んで送りました。
このどでかいものを車に運び
郵便局へ行き車から降ろして。
無料で。
(厭らしい)
本当に勘違いしてほしくないのですが、
私色んなことを体験することが好きで、
今回こういうことをやってみたかったので、
すごくいい体験になりました。
というのも、今は
モノがあふれている時代。
リユースして環境問題に取り組む
活動をされている人も増えています。
そういう私も、「リメイク」で
作品を作ることもあります。
時には「無料で」材料を
譲ってもらうこともあります。
そんなときに「無料で」引き取った材料だから
安く売った方がいいのかな、って気持ちになる。
ですが現実にどうしてそれほど安くできないのか?
というと、「リメイクの方が手間賃がかかるから」。
デニムリメイクをたまにやるのですが、
まず解体するところから始まります。
その前に私は匂いや汚れが気になるので
一度念入りに洗濯をします。
生地の裁断も、形がいびつなので
どこを切り出して使うのかを考え、
型紙に照らし合わせて
縫い合わせも工夫しながら縫製します。
作業時間がどうしても長くなってしまうのです。
それでも私のお客さんは、高いお金を払って
リメイクの作品も購入してくださってます。
本当にありがたいこと。
なにがってその点理解していただけることがです。
「材料安いくせに高すぎ」
と思ったら購入してもらえないはずなので。
まだ使えるのに捨ててしまう
現実にはたくさんこういうことが起きています。
それ欲しい人たくさんいるだろうな、と思うようなものも。
もったいないね!とはみんな思ってる。
ただそのためにどうしたら良いか?
リサイクルショップに持っていく
メルカリやオークションに出す
知り合いにあげる
おそらくこの方法を思い浮かべますが
現実にやるとなると、
お金にはならないのに時間と手間だけはかかるから、
一番コスパが良いのは「捨てる」ことになる。
不要なものを必要としている人に
ピッタリ届けられたら最高ですが、
世の中できっと一番難しいのが
需要と供給の「マッチング」。
これを難なくこなせる人は
ビジネスの成功者の中にはいるかもしれません。
マーケティングということになるのでしょう。
ですが、これができる人は「価値が高い」
ので、仕事に生かしたら高いお金にできます。
なので不要品の需要と供給の繋ぎ手の方が、
どんなスタンスで運営するのか?が
課題になっていると思います。
無償で誰かやってくれ~!なんて
思ってはなくても、
不要品にお金を発生させる、って
なかなか難しい。
不要品を生かしたものモノづくりでも、
「不要品で作ったくせに」
となってしまうのならだれもやりたくないし。
そう考えたらメルカリはユーザー数も多く、
リサイクルショップよりは高値が付くので
その仲介の手数料を10%程度で運営しているのは
かなりありがたい存在なのかもしれませんね。
手数料10%が高いと思うか安いと思うか。
なんかすごい真面目っぽい感じに
まとめられていってしまってますね!
そしてメルカリ運営側の人間ではありません。
魅力的なものに変身させる
この記事に関しては、
私の守備範囲外、というか、
それほど私がなにか知ってるわけではないのですが。
ただ、たまたまこういう
「もったいない」出来事を目にしたり、
そういう活動をしてる方が周りにいます。
その中で私ができるのは
「まだ活かせる素材を魅力的に生まれ変わらせること」
なのだと思ってます。
今回「無料で」と言いまくってしまいましたが、
実際には活かせる着物を私は無料で頂けて、
その近所の方はいつもお世話になってるので
なにか役に立てたらと思っていたのもあります。
それに遠方の友達と久しぶりに連絡を取り合い、
すごい喜んでくれたし、
お礼の品も送っていただけました。
着物をくれた方にも私からもお礼の品を渡したり
そんなやり取りもあって、充実した気持ちです。
ただメインテーマとして、
不要品の需要と供給を満たしていくことの
難しさを感じたところに絞って伝えたかったので、
厭らしく聞こえてしまってたらすみません。
私がこのように仲介することは
今後ほとんどないと思いますが
やってくれてる方がいるわけなので、
その方の活動もきちんと
評価されるといいと思ってるワケです(`・ω・´)
私自身はそういうところに行って
SNSでシェアしたり、
認知の協力ができればと思い
やらせてもらってます。
一度は捨てられる運命だったものを
必要とされる方のところへ届けたり、
魅力的に生まれ変わらせることは
すごく素敵なことです。
「あるものを工夫して長く大切に使う。」
こういう考え、私も大好きなので。
コスパは悪いけど←
間もなく年末年始になるので
もらった着物をリメイクして
和を感じるなにかを作ろうかな♪
【リメイクで作ったお財布】
【ホームページ】
ハンドメイド作品の通販もこちらから。
https://tsuku2.jp/plusao-design
【メルマガ募集中♪】
メルマガ限定で新作やお買い得な情報も流してます。
https://home.tsuku2.jp/merumaga_register.php?mlscd=0000215448
【インスタ】
ストーリーで製作過程の動画などを進行形で流してます。
お気軽にフォロー&いいねお待ちしてます。