No.09【3DCGデザイナーの年収(初年度編)】

どうも!3DCGデザイナーの松林です。

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さて、今回は少し踏み込んだお話をしようと思います

そう

お金の話です。

なかなか面と向かって

「年収っていくらですか?」

なんて聞けないですよね。

それでも面接や企業説明などで
どうしても聞きたい場合は

“御社のあの作品がとても好きで一緒に働きたいと思っています!”

“あの作品はどうやってあのクオリティを出したんですか!?”

“やはり御社のような一流の方ばかりでないと入社は厳しいでしょうか?”

とか、わざとらしくお膳立てした後に
少し申し訳なさそうにしながら

“大変失礼かと存じますが、初年度の年収とキャリアアップに沿っての年収の推移を言える範囲でお伺いしてもよろしいでしょうか?”

って聞くと嫌な印象は持たれませんよ!

これ冗談のようですが

マジです。

これはCG業界に限らず社会人になる上での
マナーの一つです。

労働時間についても同じ事が言えますね。

で、仮にこの通り実行して

「お金の話じゃなくてさ・・・その前に熱意とか情熱ってないわけ?」

なんて言われたら

その企業はアウツです。
受かっても辞退する事をお勧めします。

この返答が企業選びの一つの基準だと思っていいです。

セーフティの基準は最低でも
「自分はその辺に詳しく無いので担当者に確認しますね」
といった返答であれば大丈夫です。

これは、現場の人間が会社の給料水準を知らないことがあるからです。

その辺りは人事や総務の管轄なので
その場にその役割の方がいれば答えてくれると思います。

ただ、一発目に「年収」について質問したら
間違いなく嫌な印象を持たれるでしょう。
あくまで“順番”が大事ですからね。

でもやはり、なんだかんだ年収が1番気になるんじゃないかと思います。
とはいえ、僕も全ての会社の給料事情を知っている訳ではないので

僕自身のお話を中心にしていこうと思います。

因みに“東京都”を基準に話していきます。
東京以外は分からないのでご了承下さい。

ではさっそく行きましょう!

◾️初年度
仕事を始めたばかりの新社会人の給料ですが
これは会社のホームページなどを見れば書いている事が多いですね。
基本的には

最低で16万2080円
多くて22万くらいです。

なぜ最低が具体的な金額かと言うと

“東京都の最低賃金が時給1013円だからです”

1013円×8時間×20日
ですね。

なのでこれを下回る『額面』だった場合は
問答無用でブラックです。

因みに『額面』と『手取り』の違いはご存じでしょうか?

一応ご存じない方に説明すると

額面・・・社会保険や所得税、住民税などが引かれる前の総支給額

手取り・・・上記の保険や税金が引かれた手元に入る金額

なので額面が16万くらいだった場合は
諸々引かれて手取り14万くらいになると思います。

そして『年収』は『額面』の1年間のトータル金額を指します。

なので少なくて
1,944,960円

多くて
2,640,000円

です。
けっこう開きが出るもんですね。

因みにボーナスは基本的に初年度は出ません。
(そもそもボーナスを出せる会社が少ないという現実もありますが・・・)

この初年度から“22万”というのはほぼ大手です。
しかも有名な大手ゲーム会社の水準です。

なので基本的には17万〜18万くらいだと思って下さい。

どうでしょう?少ないと感じますか?

でもCG業界に限らず一般の企業の平均給与はこれくらいじゃないかなと思います。

特に贅沢をしなければ普通に暮らせる金額です。

僕の例で説明しましょう。
(10年以上前の話なので今の水準じゃないですよ)

僕は最初の3ヶ月の試用期間は

12万でした。

そして試用期間が終わっていきなり

15万にアップしました。

まぁ今考えると東京で暮らすには少し厳しい金額でしたが

その時は
・家賃5万5千円で会社に徒歩でいける距離のボロアパート

・奨学金の返済に月1万3千円

・家にいる時間が短かったので光熱費は電気水道ガス合わせて5千円くらい

・携帯代が月5千円くらい(スマホが無い時代)

・昼食はコンビニで500円くらい、夜は外食800円くらいを毎日

・タバコは2日で1箱(400円くらいだったかな?)

これらを足すと

12万3000円です。

なんと、奨学金を返済しつつ毎日外食な上
タバコまで買っても
意外とお金は余っていました。

まぁ余ったお金は

全部パチンコに使ってましたけどね!!

ふははははははははは!!!

こんなダメ男の話は置いといて

17万〜18万でも家賃を抑えつつ自炊をすれば
月々の貯金も不可能ではないという事です。

逆に言うと毎日外食という贅沢もできるわけです。

さらに言うと我々CGデザイナーは物作りの仕事です。

スーツを着て営業する必要もないし
一般客を相手にするわけでもないので悪質なクレームを受ける事もありません。

さらに言うと

ヘッドホンをしながらYouTubeを垂れ流して仕事をしても怒られる事もありません。

僕の友人のディレクターは1日ずっと“猫”の動画を垂れ流していました(笑)

まぁそれはあまりの忙しさに現実逃避していたということですが・・・

逆に1番辛い点は

“チーフやディレクター、その先のクライアントのOKを貰う事”

ですね。

やはりクリエイティブな仕事である以上クオリティに妥協はしません。

あなたの作ったものが妥協したものだった場合それがそのままお金を払った一般客の元へ届くわけです。

それはプロとして許される事ではありません。

しかしそれさえクリアすれば比較的楽な仕事・・・いや

圧倒的に楽しい仕事です。

どうですか?お金を貰えてYouTube垂れ流せる仕事なんてなかなか無いと思いますよ!

CGデザイナーを志している方はぜひ頑張って
一緒に良い作品を作っていきましょう!

今回はここまで!
次回は「2年目〜3年目」くらいを目安に書いていきます。

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(古すぎるか・・・)

次回もお楽しみに!

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