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返金可)InMode(インモード)銘柄分析・理論株価
最初に
こんにちは喜至(きし)です。このnoteでは成長著しい米国銘柄のInMode(Nasdaq:INMD)について分析をしていきます。おそらくこのnoteの内容を自分で調べて整理すると5時間はかかるんじゃないかと思っています。このぐらいの時間を節約するために喜至に「ビックマックセットくらい奢ってやってもいいかな」という方は購入をお願いします(ちなみにLLセットです)。また本記事は購入から24時間以内に限り返金可能となっております。必ずこちらのFAQをご覧ください。
お約束ですが、このnoteは紹介銘柄の売買を推奨するものではありません。投資の参考にするためのものです。株式売買の判断はご自身にてお願いいたします。
InModeについて
InMode概要
InMode社はRF(高周波)を利用した低侵襲の外科的審美および医療的治療ソリューション提供するメーカーです。設立は2008年で2017年から米国のナスダックに上場しておりティッカーはINMDになります。
InModeの製品は下表のようなプラットフォームとハンドピースを組み合わせることで部位ごとに様々な低侵襲美容治療を患者に施すことができるようになります。InModeは自社製品を医療機関やエステ店に販売し、医者やクリニックの施術者がお客さんに美容治療サービスを施します。よって直接の顧客は医院や美容クリニックになります。
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InModeのファンダメンタル
InModeの売上と営業利益の推移を見てみましょう。きれいに右肩上がりで推移しており、破竹の勢いで成長している企業です。今後はこれまで売った装置の台数に応じて消耗品(マイクロニードルのチップなど)の売上増加も期待できることが今後の成長を後押しすると考えられます。
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次にキャッシュフローの確認です。営業CF、フリーCFともに過去5年間は黒字かつ成長していることが分かります。また投資CFもマイナスで推移しており、投資がフリーCFの創出につながっていることがうかがえます。
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最後にROICの確認です。5年間の平均で50%弱あり、かなりの高水準です。無駄のない投資で大きな利益につなげていることがわかります。2022年時点のインモードは有利子負債がほとんどなく、資本コストを仮に高めの10%とおいてもROICと大きなスプレッドがあり、付加価値を創出する能力が非常に高いことが分かります。
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RFによる低侵襲美容治療とは
RF低侵襲美容治療
低侵襲美容治療とは体に負担の少ない整形手術みたいなイメージです。
一般的によく知られている整形手術がメスなどを使って切開をするのに対して低侵襲美容治療は大きな傷を作ることなく美容の効果が得られます。よって入院の必要性がなく、腫れなどによって人前に出れない期間(ダウンタイム)が短いのが特徴です。
インモードはRF(高周波)を利用した皮下脂肪の分解や、コラーゲンに熱ダメージを与え、再構築を促すことで肌を引き締める治療装置を販売しています。
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こうした低侵襲美容治療は従来の外科的な整形手術やレーザー治療のいいとこ取りができる治療法となっています。整形手術の最大の難点はダウンタイムの長さとコスト、術後に切開の傷跡が残るリスクもあります。対してレーザー治療は完全に非侵襲なため整形手術のような難点はありませんが、皮膚表面にしか作用しないため対応できる症例や効果が限られます。この中間としてダウンタイムや傷跡などのリスクが小さく、効果の高い治療法としてRFを利用した低侵襲美容治療が注目されているわけです。
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詳細な内容はインモードのHPからプレゼンテーション資料をご覧ください(リンクはこちら)
RF方式の美容機器の市場
米国の調査会社であるResearch and MarketsによるとRF方式の美容機器市場は2030年末までに32億410万ドルに達すると予測されており、約12.1%のCAGRで成長することになります(リンクはこちら)。2桁成長で高成長市場ですが、日本のカラオケボックスの市場規模が3400億円程度なので、世界で32億ドルはかなり小さい市場規模です。ちなみに2020年の市場規模は10憶5260万ドルとなっており、インモードは売上からざっくり20%程度の市場シェアを持っていることになります。市場の成長を牽引している要因には、低侵襲治療に対する需要の高まり、高周波ベースの機器の技術的進歩、上記で説明したような代替の美容治療と比較したリスクやコスト的な利点が挙げられます。
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5F分析
インモードが事業を行うRF方式の低侵襲美容治療業界はどのような業界なのかを分析してみます。
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