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日本円の弱さを痛感@台湾

昨日から台湾におり、本日帰国します。
台湾の台北は高校2年生の時に一人旅に来てから毎年のように行っておりましたが、コロナ以来久しぶりの渡航になりました。

滞在中、なんか物価がとても高くないか?と思いました。
世界的にインフレがあるのはわかりますが、それにしてもやはり高すぎる気がします。

1泊2日だったのでレートは確認せずに来ましたが、確認したら日本円はこんな悲惨なことになっておりました。

2024年7月4日のGoogle Financeより

2011年10月1日から現在、日本円は台湾の通貨(ニュー台湾ドル)に対して価値がほぼ半分になってしまったようです。以下の米ドルも同じでした。目を背けたくなる真実です。

2024年7月4日のGoogle Financeより

インフレもあるでしょうから、物価が体感で倍以上になっているということですね。これは大変な事態です。道理でなんか高くないかなと思ったわけです。

高校・大学生の時は時間もあり海外に行くときは長めに滞在することができました。当日は日本円が強かったということもあって、国内旅行に行くよりも海外に行ったほうが総合的に安かったんですね。

そんな時代はもう来るのかな。来なさそうです。

今回の台湾は一番最初に泊まったホテルに泊まり、昔の自分を振り返るきっかけと、贅沢しないことで気を引き締めようという狙いもあって訪問しました。
2011年ごろから人口減少が始まったころで、人口のピークを迎えると同時に通貨価値が弱くなっていっているような印象を受けます。
団塊の世代が後期高齢者になり社会保障は高まりつつづけ、生産人口は減り、産業は高付加価値の情報通信産業が海外に奪われてしまっている今の日本は果たして再び通貨の価値を高めていくことができるのでしょうか?

通貨安の原因は金利の差と言いますが、金利を上げたくても上げられなくなってしまっている状況は経済状況が悪い、つまり商業が本質的に弱いからですよね。

米国が利下げすれば(トランプが登場すればさらに利上げもある得るという極論のニュースまで登場していますが)多少の円高は進むのかもしれません。
しかし、元の時代に戻るのかなと少し漠然と不安を抱いてしまいました。

岸田総理はさんざん言われていますが(擁護するつもりはない)、安倍政権の負の遺産を背負いきれていないような感じでとんだ災難ですよね。

自分だけではなく日本経済も振り返ってしまいました。

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