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東京都庭園美術館「20世紀ポスター展」へ行ってきた話
どうも、+A Poster Mode Galleryの店長の遠藤です。
本日、東京都庭園美術館にて企画展示されている「20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?」へ行ってきました。
そこには1920年前後から1990年代に作られたポスターが130点ほど展示されていました。それらのポスターは竹尾ポスターコレクションと呼ばれていて、ニューヨークのギャラリーから印刷紙などを取り扱っている会社「竹尾」さんが、購入したコレクションです。
竹尾ポスターコレクションは約3,200点あるそうですが、今回はその中でも「構成的デザイン」のポスターが選りすぐられて展示されているとのこと。とパンフレットにあったのですが、「構成的デザイン」という言葉は初耳で、調べていくと、1920年前後に出てきたロシア構成主義と言われるあのYMOなどの衣装やアルバムでも有名なスタイルのもとにもなったデザインやバウハウスから生まれたデザインのことだろうと。
ロシア構成主義が生まれた頃は、戦争で教育を受けることができないまま大人になった人が多くて字を読める人が少なく、政府が広報に写真やイラストを取り入れたりとデザインに力を入れていたことがデザインを発展させた要素でもあるとか。
企画展に行ったのは平日の昼間だったので、人も少なくとても見やすい環境でした。とにかく大きなポスターが圧巻で、またそのポスターを構成しているフォントや幾何学的な模様などシンプルにとても整理されていて、どんどんそのポスターの世界に惹き込まれていきました。
展示されているポスターの制作された時代が新しくなっていくと、写真をコラージュしたものが入ってきて、ポスターの構成がより複雑になったり印刷方法が変わっていくのを見るのも、その時代の背景などを感じられて良かったです。
ポスターが好きで、家のインテリアとしてよく合うからそのポスターを飾るのか、それともそのポスターがアーティストが好きだから飾るのか?どちらも噛み合ったポスターに出会えたら幸せだろうな。などなど考えさせられる良い機会にもなりました。
今回の企画展は、+A Poster Mode Galleryの店長として絶対行かなきゃいけないと思わせるポスターの企画展でしたが、それ以外でも、デザインなどの企画展があったら足を運びたいと思います。
「デザイン」が好きなひとは是非とも一度行って欲しいと思います。