L.L. Cool J (& Q-Tip) / The Force
こんばんは!
本日11/3は文化の日 = レコードの日ということで、文化財としてのレコードに加えて、同じく文化財として大切なアルバム発売当時のプレスキットやプレスフォト(アーティスト写真)をお届けします!
先日、Common & Pete Rockのニューアルバムを適当に紹介しましたが、今回も同じくベテラン勢のタッグアルバムとなるQ-TipのフルプロデュースによるL.L. Cool Jの新作を紹介します。
に加えて、当ブログではお馴染みの過去作のレコードを一挙紹介していきます!
最後にはSkeme Richerdsのイヴェント等の告知もありますので、よろしくお願いします!
時代に流されないオーセンティックなQ-Tipのビートに、若かりし頃の勢いを取り戻したように感じるLL Cool Jの咆哮が炸裂する良作で、ほとんどの収録曲が3分前後と、一気に聴ける内容となっています!Real、Creative、Energyなどと書かれたジャケットも含め、何か昔の熱いライミングをカマしまくるLL Cool Jが戻って来たと思いましたが、今までとは違いコンシャスな内容のリリックもあるそうで、よりパワーアップしたLL Cool Jだったということでした。Q-Tipも自身の色を出しつつ、LL Cool Jのフロウが映える実直なプロダクションを用意し、完成度の高いアルバムに仕上げていますね!
Spotify Fans First exclusiveらしいですが、普通に販売店で買えるレコードで、Apple Red Color Vinylがあります。
開けようか迷っていて、結局まだ未開封なのでステッカーに表記されているLL Cool J本人の直筆サイン入り写真は見れていません。
開けたい!写真見たい!気が狂いそう!
...でも開けません!本当に開けたいと思うその日まで放置しておきます!
個体差なのか何なのかは分かりませんが、通常黒盤とファンクラブ仕様の赤盤ではジャケットの横幅が5ミリほど違い、(ちょっと分かりにくいですが)写真の通りEの文字が黒盤の方では切れています。左側も赤盤のジャケットの方がプリントされている画像の範囲が少し広いです。
ここからはLL Cool Jのアルバムをザーッと見ていきましょう!もちろん全てオリジナルUSプレッシング、もともとステッカーの無い14Shots〜以外全てパイプステッカー付きです!
39年前の1985年にリリースされ、日本盤が出るくらい人気のあったモンスターアルバム。ラジカセのジャケットから連想させるタイトル、RadioはLL Cool Jのデビュー作品ながらも、青臭い完成形をここですでに実現。
やはりシングルカット曲、Rock the Bellsですよね!
強い男のイメージをベースに、ワルを売りにしてストロングスタイルを早熟に極めたI'm Badは誰もが知るクラシックでした。プロモーションビデオでは躍りまくっているし、悪(ワル)の感じは一切無いですが!Bigger and Defferは1987年の作品。
Necroも地獄の使い方をしたラブラップ(?)の名作、I Need Loveも外せません!
やはりシングルの2曲が強力過ぎますね!
こちらは1987年のツアーパンフレット。
赤いカンゴールハットはこの頃のLL Cool Jのトレードマークでしたね!
股よりも上に足を上げてバランス悪く写るLL Cool Jが可愛いですね。
当時はナンパなイメージに寄りすぎて失敗したとうに言われているアルバムですが、後聴きの僕としてはファンキーなナンバーが並ぶ良作としか思っていない1989年リリースのWalking with a Panther。確かにクソみたいな楽曲も収録されていますが、そこは目をつむりましょう!
シングルカットされた楽曲も名作ばかりですが、アルバムにも良い曲入ってます!
Walking with a Pantherからのシングルカット曲、I'm That Type of Guyの7インチシングルでは、バッヂ付きの限定盤があります!もちろんシールド保管で、バッジもシュリンク内にキレイに収まっています。
バッジといえば...
Walking with a Pantherの発売当時の販促品のバッジなんですが、最新作と色味が似ていませんか?
Kool Moe Deeを血まみれK.O.した伝説のバトルラップ最高峰、Mama Said Knock You Outをタイトルに冠したMarley Marl主導の傑作アルバム。1990年の作品。リング上でライムのワンツーを繰り出すプロモーションビデオもブチ上がり確定で、気が狂うくらい見ました。みんな大好きな曲ですよね!
アルバムにも良い曲がたくさん収録されていますが、やはりシングル曲が目立ちますね。青春の甘酸っぱい爽快感がたまらないAround Way Girlはいつ聴いても心躍ります!
LL Cool JのMama Said 〜のアルバムが発売される3年前に時は遡(さかのぼ)ります。
その歴史に残るビーフの相手となったKool Moe Deeのアルバムの発売日が1987年の11月3日。37年前の今日なんです!
LL Cool Jのトレードマークだったカンゴールハットをジープのタイヤの下敷きにし、えり立てを決めてジャケットに写るKool Moe Deeのセカンドアルバム。LL Cool Jにビーフをしかけたジャケットが秀逸ですね!
歴史上では凡作扱いも好事家には評価の高いアルバムで、重低音の効いたファンキーナンバーだらけの良作!前作と同じくMarley Marlが大半の曲をプロデュースしていますが、BattlecatやQD IIIもプロデューサーとして参加しており、その2人が制作した楽曲がこれまた素晴らしいB級ズンドコニュースクールでカッコ良過ぎです!
割と近いスパンで発売された記憶があるMr. Smithと、ベストアルバムであるAll World。
Mr. Smithからはパッシーカット(Posse Cut)ナンバーのI Shot Ya (Remix)がヒットしましたが、実は同トラックでLL Cool Jが1人でガッチリとライムするアルバムヴァージョンの方がカッコ良いです!チェキチェキ!アルバムヴァージョンを収録したI Shot Yaのプロモーションシングルもあります!チェキチェキ!
何度も使い回されたみんな大好きRisin' to the Top使いをやらかしながらも、見事に新たなクラシックスに仕上げたAmerie嬢のフックも心踊る
Paradise。このヒット曲を含む記念すべき通算10作目、その名も"10"は内容充実のアルバム!
もうLL Cool Jのニューアルバムなんて全くチェックしてもなければ、関心すら無かった時、通算13枚目のアルバムとなるExit 13にとんでもない曲が収録されてブッ飛ばされ即買いした思い出あり。
Ringtone M...で(フックのみですが。声ネタだけ?)Grandmaster Cazを召集しているんですよ!これだけで素晴らしすぎますが、LL Cool Jの熱いラップの凄まじさたるや!
とにかく他の楽曲も気合が入っており、ジャケット含め内容の良いアルバムです。
もしかして初めて見るジャケットの形かもしれませんが、2013年のアルバム Authenticのレコードは背表紙(取り出し口と反対側のレコードの側面)が無いんですよ。シングルでは背表紙無しのUS盤はあったかもしれませんが、アルバムで背表紙なしってのはさすがに初めて見ました。内容よりもこっちの方が気になりまくりです。
続いてはQ-Tipのアルバム!
よりポップな自己愛に身を委(ゆだ)ねたファーストソロアルバム。芸能界へのレッドカーペットをステップを踏みながら歩くQ-Tipの意欲作ながら、個人的にはあまり聴きませんでした。ビートの鳴りの良さは聴きどころ。
2001年発売のオリジナルUSプレッシングは持っていないので、いつか手に入れたいKamaal the Abstruct。音の鳴りが良いと評判のアルバムだけに、オリジナル盤で聴いてみたいですね。
僕が持っているのはリプレスとなるセカンドプレス盤。ジャケット違いの2枚組アルバムで3面まで曲が収録され、残り1面はエッチングされています。
適度にポップで聴きやすいアルバムですね。
ごめんなさい、ごめんなさい、シールド保管で開けてないので内容分かりません!いつか開けて聴くときまで放置します!
最後にA Tribe Called Questのオリジナルプレッシングレコードをまとめて!
そしていよいよ1週間後に開催されるコチラ!
11/9 (土)に、Skeme RichardsがMelting Pot Kanazawaに来ます!Rock Steady Crewにも在籍したフィリーの伝説のDJを、金沢で見ることが出来るなんて凄いことですよ!僕もDJしますので、是非お越しください!
続いては金沢の有名観光地、東茶屋街近くにあるJ-Recordsの周年パーティー!
11/23(土)に、DJ Kazzmatazzをスペシャルゲストに招いてBamuda(バミューダ)で行われるJレコードの周年イヴェントに僕も出演します!
レコード屋のイヴェントということもあり、濃いレコード好きのメンツによる熱い夜になるでしょう!よろしくお願いします!
こちらも周年イヴェント、Melting Potの3周年を祝うパーティーです!
11/30(土)に、スペシャルゲストとしてB.D. a.k.a. Killa Turnerが出演するMelting Potの3周年記念パーティーが行われます!僕もDJしますが、いつも通り幸せに満ち溢れたパーティーになると思います!
金沢の音楽好きの集まる拠点として機能しているお店だけに、みんなで駆けつけて3周年をお祝いしましょう!