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JMJ Records - The Afros & Onyx

こんばんは!

前回はBeastie BoysとRun DMCによるツアー関連のアイテムを紹介したので、今回はBeastie
Boysの初期のDJを務めたHurricaneが在籍したグループ The Afrosのアルバムを失神級の販促物も加えて紹介します!
The AfrosのアルバムはRun DMCのJam Master Jayのレーベル"JMJ Records"よりリリースされた作品ということで、Together Forever Tourで深まった仲が具現化されたということですね!
さらにJMJ RecordsといえばOnyxの名がまず上がると思いますので、彼らの名作セカンドアルバムも紹介、さらにさらにJMJのキッズグループ Fam-Leeのシングルも紹介します!


まずはThe Afrosから!

Hurricane、Kool Tee、Kippy-Oの3人組となるThe Afrosのデビューアルバム(というかこれ一作のみですが)、Kickin' Afrolisticsは1990年にリリースされました。


むむ!こ、こ、これは!

アルバム発売時の販促品なんですが、これは何かというと!

アフロヘアーのカツラなんです!
コームで仕上げればもっとボリューム出ます!


中央部にプラスチックのヘッドシェルみたいなものが入っており、簡単に装着出来ます!


これを着ければ君もThe Afrosの仲間入りさ♪みたいなゴミすぎるキャッチフレーズで配布されていた可能性大!
名前にちなんでアフロヘアーのカツラを販促品で用意するとはシャレが効いてますよね!


肝心の内容はというと、一生安値で販売され続けるであろう内容で、当時のトレンドの寄せ集めというか、Jam Master Jayの第1弾アーティストの割に中途半端なアルバムといった印象です。

↓New Jack SwingとPublic Enemyをかけ合わせたようなWhy Do I Wear My Fro



↓Digital Undergroundの出来損ないのようなJump


↓アルバム内では1番好きなファンキーナンバー、Smokin'



シングルカット曲は踊れるFeel Itがヒットしました。



裏ジャケットが暑苦しすぎるアルバムタイトルナンバー、Kickin' AfrolisticはClark KentによるImpeach the President使いの重量級リミックスが素晴らしい出来!



続いてはJMJ RecordsとDef Jam Recordingsの配給となるOnyxのセカンドアルバム!

今年の10月に発売30周年を迎える"暗い名盤"として知られるAll We Got Iz Us。メンバーが1人減り3人体制となったものの、グループの熱量やヴォーカルの圧力は変わらず、重暗い地獄のアルバムを作り上げてくれました!


内容の渋カッコ良さにリンクするジャケットの良さも見逃せませんね!
聴いた翌日は胸焼けで何も食べれなくなるほどの圧力を誇るPunkmotherfukazが素敵すぎます!音の暴力をこれでもかと喰らわせてくれますね!



先行シングルとなるLast Dayzは、メローなプロダクションにハードコアすぎるラップが乗ると、こんなにも中毒性が高くなるのかと当時は衝撃を受けました!何年経っても飽きない名曲ですね!



Last Dayzの裏面曲 All We Got Iz Us (Evil Streets)は、プロモーション盤のみでリミックスが存在します!このリミックスが死亡級のカッコ良さで、Method Manと共に恐ろしいまでのイルで澱(よど)んだグルーヴを作り出しています!



そのプロモーションシングルの裏面には、こちらも強力すぎるPurse Snatchers Pt.2 (Ghetto Remix)を収録!当時ストリートでは飛ぶ鳥を落とす勢いであったSmooth Da Hustler、Trigger the Gambler、DV Alias Khristと共に暑苦しさ2万%で押し寄せる強烈すぎる珠玉の一曲!



レコード自体は同じですが、シート付きのホワイト盤、ステッカー付きのホワイト盤があります。
ブートレグのみとなるShoutはメンバーのFredro Starのリミックスを収録!一部ではPete Rockのリミックスと誤情報が飛び交いましたが、近年ではリミキサーが解明され、Fredroのリミックスで確定しています。


このブートレグの裏面にはアルバム中でも目立っていたMost Defがインストゥルメンタル付きで収録されているのも嬉しいところ!


詳しくは"いしい"さんの記事にて読むことが出来ます!セカンドアルバムのお蔵入り音源の話なども興味深いです。ぜひ!


The Showの回でも紹介しましたが、Live!!!のプロモーション盤のみ裏面にはアルバムで最も人気のあるストリートナンバー、Walk in New Yorkを収録!



Walk in New Yorkのプロモーションビデオの雰囲気そのままに、ストリート小ヒットしたこちら!

Onyxのセカンドアルバム内にI Murder U (Skit)として少しの時間だけ登場するI'll Murder Youは、Onyx配下の荒くれ者によるインディーラップクラシック!Tape Kingzからのリリースということもあり、1995年のリリース当時もミックステープに引っ張りだこで流行りました。2000年以降のインディーラップブームでも再評価された2枚使いも映える一曲ですね!


Onyxのおまけ

ファーストアルバム、Bacdafucupも名作ですね!Throw Ya GunzのUS盤がどっか行ってしまったので、近いうちに自宅大捜索をカマしたいです!



最後にこちら!

JMJが1991年に売り出したキッズグループ、Fam-LeeのRun in the Fam-Leeにはとんでもないリミックスが存在します!

Runs in the Fam-Lee (It's the Fam-Lee Remix)はイントロのダサすぎるコーラスから一転、ボコボコなJeep Beatsでブチ上げてくれるプロモーション盤のみに収録された心踊るリミックス!あまり知られてない隠し球的な地獄の一曲ですね!

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