Organized Konfusion / Stress : The Extinction Agenda
こんばんは!
Pharoahe MonchとPrince Poetryの技巧派MC2人組となるOrganized Konfusionのセカンドアルバム、Stress (The Extinction Agenda)が今年の8月に発売30周年を迎えました。
ほぼセルフプロデュース(Buckwildも3曲制作)となる内容の素晴らしさに加え、ジャケットのアートワークの秀逸さから歴史的名盤として語られることが多い本作。
先日東京に行った際にもこのアルバムの30周年記念盤のレコードが壁かけで並んでおり、店内BGMでもこのアルバムが流れていました。近年はこのアルバムのオリジナルプレッシングが高騰しており、入手困難なレコードとなっていただけにこの再発が嬉しく思う人も多いのではないでしょうか。
Fat Beatsの直販のみとなるスプラッターヴァイナル3LPを買いました。500枚限定でしたが、割とすぐ売り切れました。他のサイトで販売していた帯付きスプラッター盤3LP、通常流通の黒盤3LPも合わせると千枚を超える販売数となっているので、レコードブーム(アルバムブーム)はまだまだ続いているなと思いました。
予約時はトラックリストを見ずに買ったので、てっきりアルバム本編2LP + インストゥルメンタル1LP = 3LPなんだと勝手に思っていましたが、割とごちゃ混ぜで構成されていましたね。どうせ開けないし、収録曲がどんな並びでもどーでもいいんですけどね!
オリジナル盤はシールド保管!これは僕の宝物みたいなもんなんで、大切にしてあります。30年前の未開封盤ということですので、そろそろ骨董品扱いでなんでも鑑定団に持ち込もうかと思ってます!
2018年に発売されたインストゥルメンタル2LPもシールド保管!セット品で買ったので、Matt Dooによるアートワークの型紙プリントが付属しています。
それまではテストプレス盤となるStress Album Instrumental EPのみに収録され、幻の一曲としてマニアのみに知られたWhy(Remix Instrumental)が初の正規発売で日の目を見ることとなっただけに、僕の周りでは事件くらいの扱いで喜ばれましたね!
ちなみにWhy (Remix)と、Why (Remix Instrumental)は全く同じ楽曲で、2人のラップは入っていません。このRemixというのは"全編にホーンが入ったインストゥルメンタル"のことを指し、ラップ入りのリミックスヴァージョンは存在しません。つまり、ホーンが全面にフィーチャリングされたインストゥルメンタルナンバーがWhy(Remix)ということです。
これでオリジナルUSプレッシング、スプラッターヴァイナルのインストゥルメンタル2LP、発売30周年記念のスプラッターヴァイナル3LPと、シールド3兄弟が揃ったので一生開けずに保管しておきます。
アルバム収録曲、Stray BulletのShotGunDandyさんによる解説動画もありますので、この機会に見てみましょう!
30周年記念盤はインストゥルメンタル込みの3LPで、本編の2LP化とは言えない内容だっただけに、写真のUKプレッシングのブートレグ2LPが再び脚光を浴びています!ジャケット付きの2LPもブートレグ盤で存在しますが、音質、曲の並びで優位に立つ写真のブートレグ2LPの方が価値があります。あくまで個人的な見解ですが。それくらいこのステッカー仕様のブートレグ2LPには思い入れがあります!
1LPだったUS正規盤ではかけづらかったWhyが、使いやすいC面の1曲目に配置されており、次に紹介するシングルが出るまでの間はこの盤を使いまくっていたので重宝しました!
先週友達から、「オリジナルプレッシングのアルバムは持ってるけど、UKブートレグの2LP買った方がいいですか?」と質問がありました。3LPの再発盤は買う気あるのか確かめると、買わないとのことだったので、2LPで欲しいならこのUKブートレグ2LP一択だね。と回答しました。
個人的にはオリジナルUSプレッシング1LPと、このステッカー仕様のUKブートレグ2LPを合わせて持っておくことが最強だと思っているので、2LPを買うことを勧めた訳です。
2018年にインストゥルメンタル2LP発売と同時に、何とWhyがシングル化されるという事態に!
Hip Hop史に残る"シングルカットされていないアルバム中の一曲"だったWhyが、太い溝で聴ける、DJプレイ出来るとあって、歓喜狂乱、目が血走って三日三晩寝れないくらいの衝撃が走りました!
で、気が狂ってシングルを3枚購入しましたが、後悔は全くしていません。何ならあと2枚くらい買っておけば良かったなとさえ思います。それくらい大好きな曲なんです!今では入手困難のシングルとなり、今現在Discogsでも販売されているのは一点のみ。
A面にはStress (Remix)と、Remix Instrumentalを収録!何気にLarge Professor RemixのInstrumentalは12インチではこのシングルにしか収録されていないはずなので、その意味でも非常に貴重なレコードです。
B面に収録された肝心のWhyですが、アルバムヴァージョンとリミックスインストゥルメンタルを収録!シングルを2枚持っていればホーンの入ったジャスインストゥルメンタル的なところからアルバムヴァージョンに繋(つな)ぐことが出来、最強に使いやすいシングルなんですよ!素晴らしすぎる!このシングルも一生モノです。
アルバムヴァージョン、Large Professorによるリミックスヴァージョン共に人気の一枚!プロモーションをあまりしてくれなかった所属レーベルに対する不満や、業界に対するストレス等を吐露した楽曲ですが、やはりここでも聴きどころは2人のフロウとライミング!個人的にはLarge Professor Remixが好きですね!7インチにはリミックスインストゥルメンタルも収録!
1995年にセンパイから譲り受けたシングルは、今でも使っている思い出の盤。
地下世界へぐっと引き込むBuckwildによるリミックスは、タイトなプロダクションの良さもさることながら、やはりPharoahe Monchのもはや伝説となったヴァースの完成度が特出すべき点!ギアを巧みに入れ替え、オノマトペや吃音を操りつつライミングしていく様は、もはや達人の域に達しています。
よく似たブートレグ盤も多いので注意が必要です!
自分の2018年4月の写真では、Tシャツも2枚買ってますね。持っていることすら忘れていましたが、家のどこかにあるはずなので探してみます!