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ちゅうぶらりとスウィング
お疲れ様です。
プランプラム ドラムのタキです。
会社員の皆さん、今月はボーナス支給月の方も多かったのではないでしょうか?
僕らはというとラストワンマンに向けて必要なものを買いまくったので、ものすごい金欠です。
なんか奢ってください。
12/29楽しみに待ってます。
さて、本日はそんな奢って欲しい主人公の歌です。
・ちゅうぶらりのユーモアと対比
・スウィングについて
ちゅうぶらり
♩=94
西陽はスポットライト
サイレント、使いこなして
人混みに化けた埃が
フラッシュモブするとき
泣きたがりひきこもりを
囃し立てる流行です
井の中の僕はどこの誰よりも知りたい
宇宙のミニマム
flowing flowing
気だるいシンセが君を誘うよ
looping looping
虹色の渦の中
so I’m a blooming fool yeah
電気代の滞納も楽しんでたいの
flowing flowing
朝陽がデッドライン
プレイリスト、今夜限り
じわっとやさしいまじないが
一泊
死にたがりはもう終わりで
繰り返しの1コーラスを
あるあるを掘らないでよレギュラー
てかこれあれじゃん
効果的なカリギュラ?
flowing flowing
気だるい人生感じたいままに
loopy loopy
通り魔も踊り出す
so we’re blooming fool yeah
割り勘とか言わずに奢ってよ
flowing flowing
なあ
小腹を埋める3時のテトリス
ピタッとハマって税込み100円
俄然糖分、7/11でEランク良いご身分
浮浪に生きたいの
気分だけで生きてたいの
法に触れたいの
虹色の檻の中
so I’m a blooming fool yeah
電気代の滞納も楽しんでたいの
flowing flowing
flowing flowing
気だるい人生感じたいままに
loopy loopy
通り魔も踊り出す
so we’re blooming fool yeah
ありったけの人生を頂戴
以上が歌詞です。
この曲は全体的にオシャレではあるんですが、少しユーモラスな歌詞と洒落た曲調のギャップがいいところですね。
曲調については後述するとして、少し歌詞について書きたいと思います。
まずは、音や意味が連鎖的に描写される歌詞が特徴的ですね。
「死にたがりはもう終わりで
繰り返しの1コーラスを
あるあるを掘らないでよレギュラー
てかこれあれじゃん
効果的なカリギュラ?」
「小腹を埋める3時のテトリス
ピタッとハマって税込み100円
俄然糖分、7/11でEランク良いご身分」
お洒落な曲調に、この不調和でコミカルな感じ、超いいですね〜
あとは全体的に、生きづらい世の中のループや社会のレールからの脱却をイメージさせつつも、案外気ままにそれすらも面白がっているところが見て取れますね。
また1番Aメロの「西陽はスポットライト」と2番Aメロ「朝陽がデッドライン」の対比も好きです。
「西陽はスポットライト」
→夜(自由)への高揚感
「朝陽がデッドライン」
→朝(社会)へのプレッシャー
のように文字だけでなく感情も対比になっています。
こういうの好きです。
スウィングについて
スウィング:ジャズの演奏で、リズムが独特の「揺れ」をもち、躍動感や譜面に書けないノリの感じをいう。
Googleさんありがとうございます。正直スウィング・シャッフルって言われる手法は説明が超難しいです。
なぜなら時代や人、地域によって定義がまちまちだからです。
簡単にいうと、いわゆる「ジャズっぽい」やつです。
僕らの感覚としては
3連符の1と3を、8分音符として代入する感じです。
8部音符の2が、三連符の3に置き換わると言いましょうか…
(書いていて僕も意味がわかりません)
なのでスウィングする時は1(2)3、1(2)3、1(2)3、1(2)3とうっすら意識しています。さらに3の時にアクセントをつけると、お洒落で気持ちよくなります。
ちょっと話を逸らします。
今世界では音階をドレミファソラシドの7音を基本としています。
(超簡略化して説明しています。)
それに対して日本の童謡などのメロディはドレミソラの5音を基本としてメロディが構成されています。
これを四七抜きと言います。
4つ目のファと、7つ目のシを抜くから四七抜きなんですね。
これはペンタトニックスケールの一種です。(ペンタ=5の意味。つまり5音で構成されたスケール)
そして実はペンタトニックスケールは日本の童謡以外にも国外でもよく使われるスケールです。
アメイジング・グレイスなんかもそうなんですね。
この様に何故だか地域が違っても人は5音階を使いたがる傾向があるそうです。
ここで話を戻します。
この人間の本能的に良いとする手法は音階に留まりません。
実はスウィングもそうなんですね。
なんと日本にもスウィングは存在します。(正確にはスウィングに近いものですね)
それが「阿波踊り」なんですね。
阿波踊りも三連符の2を抜いて1(2)3.1(2)3〜と数えます。
チャンカ、チャンカ、チャンカ、チャンカってやつですね。
(正確にはスウィングと阿波踊りはアクセントが表と裏で変わってきますが、そちらは割愛させてください)
超不思議ですよね。
ペンタトニックスケールにしろ、スウィングにしろ生まれた地域も時代も違うのに共通するなんて事があるんですね。
ちなみにこういった共通項のためか演歌なんかもジャズっぽいアレンジと相性がいいですよね。
皆さんも是非ジャズの中に日本っぽさを探しながら聞いてみてください。
さて、こんな感じで第八回は終わりです。
お読みいただきありがとうございました。
次回
「the Uと深読み」