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夜の魔法とレコーディング
お疲れ様です。
プランプラム ドラムのタキです。
今更なんですけど、堀内タキって本名なんですよね。堀内太気って書きます。
普段タキと呼ばれるため、苗字だと勘違いされることが多々ありました。
大学生の頃、アルバイト先にやってきた先輩が、僕の名札に「堀内」と書いてあるのを見て「ご両親離婚したの…?なんか辛いことがあったんなら聞かせて。」と深刻そうに聞いてきました。
残念ながら生まれてからずっと苗字は変わってません。堀内です。
先輩、心配してくださってありがとうございました。
今日はそんな大学生の頃を思い出す曲のご紹介です。
・夜の魔法の歌詞初出し
・レコーディングとメンターについて
「夜の魔法」
♩=138
ずっとこんな夜が続くなんてなかった
この愛を盗んでよ ねぇ神様
そっと隠していた気持ち聞く間もなかった
その恋を見つけてよ あぁ神様
君との約束も守れなくてごめんね
この愛を盗んでよ ねぇ神様
最後の言葉は君に伝えないとね
Ah magic, Night magic
今夜はparty 朝までdancing
想いとちゃんと向き合うまで
Night magic, Night magic !
使い果たそう 朝がくるまで
今夜はdancing 明かりを灯す
気持ちを君に 明ける前には
Night magic, Night magic!
使い果たそう let’s party night
きっと探していた それは形じゃないもの
その恋はいつまでも(いつまでも)
そっと感じていたそこに終わりがあること
この愛が実らなくても(ねぇ)
君にしか言えない 物語を綴ろう
Ah magic, Night magic
今夜はparty 朝までdancing
想いとちゃんと向き合うまで
Night magic, Night magic
使い果たそう朝が来るまで
今夜はparty 朝までdancing
想いとちゃんと向き合うまで
Night magic, Night magic
使い果たそう朝が来るまで
今夜はdancing 灯りを灯す
気持ちを君に明ける前には
Night magic, Night magic
使い果たそう 朝が来るまで
踊り明かそう この夜を越え
明日へ向かおう let’s party night
以上が歌詞です。
実は持ち曲の中では珍しくレコーディングしてない曲なんですね。
という事は、おそらく歌詞も初公開になるんじゃないでしょうか。
少しおじさんの話をします。
昔、まだサブスクなんて便利なサービスがなかったころ。
お小遣いで買ったCDをぶら下げて家まで自転車を立ち漕ぎして急いで帰る。
懐かしいですね。あの帰り道が好きでした。
で、僕の中で何となくあったルールが、
「一周目は歌詞カードを読まずに聴いて、二周目で歌詞カードにて内容の答え合わせをする」でした。
二周目で「そういう事だったのか〜」ってなる瞬間がたまらなく好きでした。
「夜の魔法」でそんな答え合わせをしてくれる人がいたら嬉しいな〜と思っております。
レコーディングとメンターについて
先述したように我々は「夜の魔法」だけレコーディングをしていません。
理由はシンプル。難しいからです。
完成形のイメージではいい感じの電子音を取り入れたいのですが、プランプラムは超アナログな作曲方法のためDTMや、その類の音の作り方を知りません。つまり実力不足って訳ですね。
いつかレコーディングできたらいいなぁとは思っています。
さて、ついでにレコーディングについてもう少し書かせていただきます。
僕たちのレコーディングは
他の人より遅いらしく、いつも色々な期限がギリギリになってしまいます。
エンジニアさんから聞くには僕らが1曲録る時間で2〜3曲録るバンドさんもいらっしゃるとの事でした。
レコーディングスタジオは基本的に時間貸しが多いので、僕らはコスパが超悪いことがわかりますね。
それもそのはず、全員が変に神経質なので気に食わないと何度も録り直します。
「まぁいいかー」で終わらせてしまうと、その部分が妙に気になってしまい曲がリリースされた後も、なんとなく苦手意識だけが残ってしまいます。
この感覚って超気持ち悪いので僕はきらいです。(なので僕もよく録り直す側です。)
さて、「夜の魔法」でもう一つ書きたいことが
メンターについて
です。
メンター:優れた指導者。助言者。信頼のおける相談相手。
僕たちは、とてもありがたい事に色んな方に相談したりアドバイスをもらえる環境にいました。
その中でも僕が一番自慢したい方が
しもりょーさんです。
(過去にnoteで僕の重すぎる愛を伝えたので割愛します。)
初めこそ憧れのミュージシャンと言う遠い存在でしたが、ありがたいご縁で共演させていただき今日に至るまでにものすごくお世話になった方です。
(この曲についての相談させてもらう事も多々ありまして、結局レコーディングできなかったのが悔やまれます。)
しもりょーさんには本当によく可愛がってもらいました。電話で何時間も相談させてもらったり、東京のライブの後に落ち合ってお話したり…
そうやってとても僕たちの事を気にかけてくださった方です。
音楽の知見は勿論のこと、お話させてもらえる機会が増えるに従って、しもりょーさんの音楽に対する姿勢や、捉え方考え方なんかも色々と学ばせていただきました。
しもりょーさんの尊敬するところとか好きなところ書いてたら本当に止まりません。
なので今回は一つだけ書かせてください。
しもりょーさんの文章、超好きです。
以下、3rd e.p「まあるいおねがい」リリース時にいただいたコメントです。
2022年の夏、アプリケーションも立ち上げることさえも億劫になっていたSNSで彼らの音楽に出会った。シンプルなビートを刻むドラム、調子の良いカッティングギター、休符が多めのベース、企みのないキーボードのメロディに、「こんな風に歌を歌いたいなぁ」なんて思わせるような伸びやかで瑞々しいんだけど、どこか渋みのある声。そんなバンドがかつて通り過ぎたことがあるようなボーイミーツガールを奏でいた。飾り立てることもなく、素材そのままみたいな愚直さなんだけど、決して示し合わせるようなことはないポップミュージックが癖になって、気付けば彼らの楽曲やYouTubeにアップロードされている動画を片っ端からチェックしているうちに大好きなバンドの1つになった。
“音楽を続けること”とか“自分らしさとは?”みたいな大きな主語の話にばかり捉われていた自分にとって、プランプラムのポップミュージックは肩をそっと叩いてくれるような長く付き合ってる友だちみたいで嬉しかったし、そんな風に思えた自分が少しくすぐったくも、誇らしく思える。
ありがとうございます。しか出てこないです。
本当はこんなに素敵な文章を僕の駄文でサンドイッチしたくない。
ただ、本当にこの文章に何度も助けられてきました。
何度読み返したことか。
どうしてもプランプラムや僕の話をする上で紹介したかった内容です。
(上記のコメントに関しては、読んでいただいた方がそのまま受け取ってくれればいいので、僕がとやかく書く必要もないと思っていますし、書けないです。)
ちなみに掲載について、事前にしもりょーさんに許可をいただきました。
「自分のことはお好きに書いてもらって大丈夫だよ。disも大歓迎🙆🏻♂️」(原文ママ)とのことでした。そういうところも好きです。
またしつこく会いに行きます。
以上第7回でした。
次回
「ちゅうぶらりとスウィング」