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2024 WINTER COMIC MARKET 105
2024年の11月9日、酒気隊に激震が走る。
それは我が最推し、ぴにょさんのXのポスト。
冬コミスペースいただけました!
『東地区“ト”ブロック-22a(東6ホール)』
オリジナルグッズやCD持っていきます!
コミケ用に新譜とかコスプレとかも準備予定...
よろしくお願いいたします!!
12/30(月)東ト-22a『ぴにょ』でお待ちしてます*
え?
冬コミ?
コミケの事!?
2024年はクラファン、イベント、
ライブツアー、テレビ出演、それに
動画投稿や配信等ぴにょ尽くしの年だった。
もちろん本業の看護師をしながらそれらを
精力的にこなす姿に感心しきりだ。
そこへ来てコミケ参戦...
後の配信で「一回やってみたくて申し込んだら
通った」と語ったが、フットワークが
軽すぎる。
しかし年の瀬も押し迫った12月30日、
仕事は完全に休みに入っているものの、
人混みが大の苦手な僕は尻込みした。
毎年夏と冬の二回開催されているが、
その度に参加者が10万人を軽く超えて
ニュースになっている。
行き帰りの公共交通機関の混雑を考えると
とても行く気になれないと思っていた、が。
コミケ用グッズを作りながらの配信や、
おそらくCDジャケットを印刷する為の
比率計算を酒気隊に丸投げしてくるなどの
コミケに向けた努力する姿を見るうちに
行ってみようかな、と思い始めた。
一度も経験のない事をしてみようと。
なんといっても、ぴにょさんに会えると
いうのがデカい。
少し会話できるチャンスもあるかもしれない。
配信中に「写真撮ってもいいの?」と聞いたら
「いいよ」と言ってくれた。
気づいた時には入場券(リストバンド)を通販で
注文していた。
午前中入場は混み合っているだろうと思い
午後入場にした。
行く気になると俄然楽しみになってきた。
年末になると仕事が立て込んで疲労感は
増すばかりだったが、ぴにょさんは歌ってみた
動画や弾いてみた動画を撮影し編集し投稿して
配信もやりつつ、コミケの準備をして一体
いつ寝てるんだ?と心配になるほどだった。
12月29日。
ぴにょさん、グルチャにて
「ぴにょピンチ」
「キャリーケースに入りきらない!!!!!!」
「物を小さくする方法求む」
前日の夜9時にピンチを迎えるのが
ぴにょさんらしい。
12月30日コミケ当日。
午後入場だが、12時には入れないだろうな〜
10時頃には会場に着くくらいがいいかな〜
なんて考えたくせに目覚めたら10時。
まあ、ぴにょブース以外にどうしても行きたい
ところもないので慌てず朝食。
ま、ほんとは行ければ行きたいブースは
ひとつ、ふたつあるのだが。
Xをチェックするとブース設営完了のポストが。
うさこちゃんと一緒に白黒ナースコスで
ピースする写真と共に。
二人とも可愛い。
無事に4時起きで迷わず会場に着けたんかな〜
良かった良かった。
12時頃に国際展示場駅に到着。
やはり人が多い。
改札を出て人の波に乗って歩くと、すぐ
目の前に飛び込んでくる東京ビッグサイト。
おお、こんな駅からこんな近いのね、と
思いながら歩く。
ところどころに誘導の声を出している係員の方々。
どうやら誘導や列整理のスタッフはみな
ボランティア参加らしい。
中にはコスプレをして誘導する人もいる。
彼等は会場内に入ったりしないのだろうか?
周りたいブースもあるだろうに。
それともコミケを愛しているから、
運営に関われるのが本望なのだろうか。
いずれにしろ、彼等には頭が下がる。
午後入場のチケットが前売りで400円(!)
なんて値段なのもボランティアで参加してくれる人々がいるおかげもあるのかな。
警備会社と契約して警備員配置してたら
入場料に加算されるだろう。
道中では近所のコンビニが路上販売を展開して
いたが、肉まんが一個300円で売られていた。
商魂逞しいなオイ。
高級肉まんを横目に進む。
あとは一本の道を越えればビッグサイトだ。
右に誘導される。
どんどん進む。
あれ、ビッグサイトが遠ざかっていきますよ?
しばらく進んでまた右に曲がる。
人が多すぎるので会場前を大きくグルリと
のの字を描くようにしているのか。
武蔵野大学前辺りに来た所で進行が停滞する。
前方にも大勢が列を成している。
入場するのも一苦労だ。
しかし12月末だというのに太陽が燦々として
暖かい。
グルチャなどで、アーリー組や午前組が寒い中で情報交換しているのを後追いで読んでたので
カイロを持ってきたが不要なほどだった。
グルチャをチェックする。
どうやらファニコンの会員証を見せると貰える記念品が無くなったとの事。
一瞬青ざめたが、後日郵送してくれるらしい。
その梱包も発送もぴにょさんがやるのだろう。
何から何までやってくれて感謝してます!
ちなみにこの記念品、見せてもらったけど
お金取って良いレベルの品なのでファニコン
会員の方は楽しみにしててください。
列が動き出す。
そろそろ入れるかな。
ようやく再びビッグサイトの正面へ。
リストバンドを取り出し手首に巻く。
目指すは東展示棟。
入場時にリストバンドが見えるように
手を挙げて入るらしい。
横断歩道でもないのに手を挙げるのちょっと
恥ずかしいな!
いや横断歩道でも挙げないけどね!
入場。
ここでも人の流れに乗って歩く。
時計をみると13時を過ぎていた。
改札を出て一時間過ぎていた。
広い通路、というかスペースに出る。
右も左も開かれた大きな扉の向こうに
様々なブースが見える。
東6ホールは...左奥か。
扉をくぐる。
一気に押し寄せる熱気。
各々のブースから聞こえてくる売り子の
呼び込み。
想像以上の数の長机を並べたブース。
「え、すご」
思わず声が漏れた。
ここから目的のブースを探せるのか?
『東ト-22a』
ここは、東チか。
おっ近い。
もうすでに方向感覚を無くしているが
次の列は...タになった、てことは反対か。
ツの列、テの列ときてトがあった!
はいはい、じゃあこれを奥に進めば...
いた。ピンクの髪のナースいた。
隣に黒ナース。
来ちゃった来ちゃった!
ホントにぴにょさんがいる!
何人か並んでいたので最後尾に着いた。
多分ニヤニヤしてたと思う。
前に並んでいたのは見知った顔だった。
「お疲れ様です」
「お疲れ様です!」
「どっか周ってきたんですか?」
「いやさっき入場したばっか」
「じゃあ先どうぞ」
「えっいいの?」
「はい!もう買ったんで」
お言葉に甘えて、ぴにょさんの前へ。
「こんにちは〜」
面白くもなんともない挨拶をしてしまう。
推しを前にすると考えてたコトが全て
真っ白になってしまう。
「おつぴにょ〜!遅かったじゃん!」
「ごめーん。入るのに一時間掛かった〜」
さて、とデスクに並べられたグッズをみる。
あれ?スティングレイのラバキーが無い。
「これ売り切れちゃった?」
「え?ああ〜まだあるよ!」
陳列補充されてないだけでした。
「あと、アクスタとCDをください」
「あっアクスタもう無い!」
なん...だと...
「その展示してあるやつでもいい?」
「全然いいよ!」
あっぶね〜、ラスイチだった。
「CDももうすぐ終わりだ〜」
こっちもあっぶね。
うさこちゃんにお会計をしてもらう。
「ぴにょさんと仲良くしてあげて下さい」
「はい!もちろん!」
ええ子やあ〜。
で、ぴにょさんに聞いた。
「夏コミはやる気ある?」
「う〜ん、やりたいんだよね〜」
「マジで⁉︎夏は死人が出るぞ!」
に、しても。
ダブルナースコスはズルい。
可愛さが何倍、いや何乗にもなってる。
写真に収めたかったが、
『写真撮影は原則禁止です』と注意書きを
ポストしていたので脳内メモリに焼き付けて、
その場を後に。
もっと話したい事はあるはずなのに
本人を目の前にすると言葉が出てこない現象、
名前付いてます?
少し離れた場所に移動する。
通路の壁際から会場全体を見回した。
それにしても広い。
いくつのサークルがあるんだろうか。
この数を取りまとめる運営はスゲえな、と
感心する。
しばらく待ったが誰も来ないので、また
ぴにょさんのブースを覗きに行く。
相変わらず二人とも立って応対していた。
休憩とか取る暇あるんかなあ、と眺めてたら
顔馴染みの酒気隊が。
挨拶を交わしつつ、その場を一緒に離れた。
今回のぴにょブースは机を並べた島の中、
いわゆる「島中」と呼ばれる場所で左右を別の
サークルに挟まれた形でスペースも若干狭い。
その島の中でぴにょブースが一番人気があった
ように思う。
人が集まる為、通路が狭くなり係員に
注意されたという人もいた。
通路を広く開ける為にブース側に寄ると今度は他のブースの邪魔になってしまう。
あまりその場に留まるのは周りはもちろん
ぴにょさん、うさこちゃんも休憩やブースを
周る時間も欲しいだろうと思い、あまり
長居はしなかった。
次に出展する時は角地(お誕生日席)に
なるといいのになあ。
遠方から参戦していた酒気隊の幾人かが、
混雑する帰宅ラッシュを避ける為そろそろ会場を後にするというので途中まで見送り、
まだ時間的余裕がある僕は場内を見て周った。
お目当ては、えなこのブースだ。
実物を見てみたい。
東3ホールにいるらしい。
行けばわかるだろう。
東6ホールを出て通路挟んで向かい側、
東3ホールに入る。
すぐに見つかった。
駐車場に面したブースだ。
外に向いて設営されている。
サイン会があるらしく、すごい数の人が
並んでいる。
遠目からでいいので一目見ようと思い外に
出てみた。
い、いない。
マジかー。
休憩なのか衣装替えなのか、いなかった。
人も多いし来るまで待つのもなと思い
東6ホールに戻る。
ぴにょブースを覗くとやはり誰かしら
並んでいる。
マジで朝から立ちっぱなしなんじゃないか、
あの二人。
残っている方々と合流して、また離れた所で
時間を潰す。
早々に片付けを始めているブースもチラホラ。
コミケ自体が16時までなので、その少し前に
最後の挨拶に行こうという話になった。
15時45分頃に、ぴにょブースへ。
みんなそれぞれグッズや私物にサインを
貰っていたので、入場待ちの間に読もうと
思い持ってきた文庫本にかけてある布製の
ブックカバーに書いてもらおうかと思ったが、「ASTRO」のジャケットに書いて貰う事に。
いきなりサインだけ貰うのも図々しいかな、
と考え絆創膏ステッカーを買った。
「CDにサイン貰っていい?」
「いいよ〜。もう聴いた?(ニヤニヤ)」
「いや、聴けないでしょ!」
幸せタイム。
最初に頂いていた、うさこちゃんの名刺に
うさこちゃんのサインも書いて貰った。
ここで誰が言い出したか、唐突に撮影タイムが
やってきた!
えっマジで撮っていいんすか⁉︎
顔は映さないで、という事で二人ともお顔を
隠してではあるが撮影が許された。
ツーショットを一枚だけ撮った。
今思えばもっと撮れば良かったな。
更に欲を言えばカーディガンを脱いで
ほしかったな。
それはさておき、もう閉店という事で
ジャンケン大会が始まった。
賞品は、机の上にちょこんと飾られていた
デビジェル黒ナースの切り抜きと、お品書き。
どっちも負けた...
「じゃあ次はコレ?」と言って机に敷いてある
デビジェルがプリントされたクソデカい
タペストリーを指差すと、
「これはダメ〜。また使うから。
結構高いんだよコレ」だって。
「じゃあコレは?」と僕が指差したのは
おそらくLit.linkに飛ぶであろうQRコードの
横に貼ってある「ぴにょのSNSはコチラ‼︎」と
書かれたピンクの付箋。
「それ⁉︎それはあげるわw」
ヨシ!
コレは世界に一枚しかないだろう!
ホクホク顔で付箋とサイン入りCDを仕舞い
ふとブースの後ろを見ると、おそらく
差し入れであろう山が。
朝より荷物増えてるんじゃなかろうか。
ライブの時も差し入れやプレゼントを持ち帰るのが大変だったって話してたし迷ったけど
今回は何も持ってこなくて正解だったかな。
手紙くらい書いてきても良かったかな。
そして16時。
「今日はみんな最後までありがとう。
今年一年お世話になりました。
来年もよろしくお願いします!」
わあ〜、とその場にいたみんなで拍手。
「明日は年越し配信ね!」
と言うぴにょの言葉でお開きとなった。
名残惜しいが、手を振ってブースを後に。
『これにてコミックマーケット105、
2日目を終了します』と場内アナウンス。
ホールの中央あたりから三本締めの声が
聞こえる。
その場でそれに参加した。
大きな拍手。
来て良かった。
次は午前入場でもいいかもな、なんて
考えながら外に出る。
空はまだ明るい。
さほど寒さも感じない。
その場にいるメンバーで忘年会を
実施する事になった。
空いてる店はあるかなあ。
話したい事がいっぱいあるんだ。
〜完〜
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