クリエイティブで在りつづける為に
これまで7作、シングルをミュージックビデオ付きで出してきた。
その振りかえりと、今後について書こうと思う。
このnoteのいちばん最初の記事にも書いたけど、まず自分は、2021年5月4日に「花 feat.9ball (prod. LASU ZINSEII) 」を発表するまでは、ろくに音楽を創ることができない日々を過ごしていた。
その年数、ざっと6年。
2015年から2021年途中の6年もの間、作品も出せず、ときどきライブをしてはやる気を取り戻し、次の日には忙殺。
ただただ、この繰り返しだった。
自分は、佐藤剛(さとうつよし)という本名がある。
けれども、アーティスト名として呼ばれることのほうが圧倒的に多い人生を歩んでいる。
このことは、「花」の翌月、6月に出した「club NEO feat. Kecchi, 9ball (prod. Cheeq Beats Studio)」のHookでも書いた。
後悔を抱えて生きていく、、などということは絶対に避けたかった。
ただ生きているだけでも後悔を重ねていくのが人生(人と人との関わり合いの中で、否応なしに後悔は生まれる)なのに、自分が愛するRapにおいて、Hip Hop・音楽において、負い目を感じながら生きていくことだけは絶対に避けたかった。
この6年間なにをしていたのかと言うと、12年間勤務していた "club NEO" が2016年末に閉店することが2016年の途中に判明したのち、兄が社長を務める不動産会社へ入ることになり、同年8月から不動産営業を始めたのです。
堀江で生まれアメ村で暮らしていた自分にとって運転免許は必要なく、
また、計画性の無い人生を歩んでいたため預貯金も全然なく、運転免許を取るにも必要性も金も無かった自分は、不動産業を始めるにあたって同年7月に合宿で免許を取得→8月から運転と不動産業務を覚えながら毎日を過ごす、という流れに。
ここから徐々に音楽に対する脳のスイッチを見失う日々を過ごすことになったのだなと、振り返らなくてもそのときから日々感じていた。
時折ビートには向き合ったが、こころに負い目があるマインドセットだと、なかなか湿度は下がらないものです。
その当時買ったいくつかビートは、今でもitunesのプレイリスト "new album" に眠ったまま。
全て同じビートメイカーのもので、これらに至ってはもはやイップスの域に突入していて、今でも抜け出せない。
ここを抜け出すためにも、今、作品を出しまくっている… みたいなところがある。(いつか必ず完成させリリースするので、楽しみにしててください♪)
もちろん忙殺の日々の中、いち社会人として、当たり前に成長していった。
兄には感謝しかない。
2020年の夏に会社を設立できたのも、その経験があったからだし。
自分で言うが、人生において "pureness" だけは失わなかった。
だからこそ、会社を自身で始めたことを転機に、
音楽に没頭することができたんだと思う。
会社を始めるとおかしな方向に目が血走るひともいるだろうけど、自分は、逆に若返ることができた。ここは全力で自分を讃えたい。
とはいえ、想定外のことが多々あったのもまた事実。
「できるだけpureに (prod. illr)」を出した2021年8月の翌月に頭痛が止まなくなり結果的に入院したのも、そのひとつ。
頭痛とは無縁の人生だったのだけども。
(結果的に問題はなかったが、) 初診で脳底動脈瘤と診断されたときは、
自分の死生観の甘さを一気に突きつけられた気分になりました。(過去記事ご参照)
そして退院後、身辺を整えて、
「Good Day (prod. PIANO FLAVA)」
「Shooting Star (prod. PIANO FLAVA)」
「YAH YAH YAH feat. HARZEY UNI (prod. EGOKUNI)」
と、リリースしてきた。
そしてこの記事時点での最新作
「表現者 (prod. illr)」
を、3月(MVは4月)に出して。
「表現者 (prod. illr)」
この時点で、7作品。
猛スパートをかけた。けど、
・1st singleを出した際は "2021年内に8作品"
・入退院後は "2022年5月3日までに10作品" に修正
掲げた目標をいずれも達成できなかったどころか、
最初に掲げた8作品にすら届かなかった。
この事実に、正直、かなり打ちのめされました。
また進み始めた自分が、またここで負い目を感じるのか…と。
宣言しなければこんなことにもならないのだけど、
宣言することに意味がある(自分の負い目が晴れる)と
思ってここまでやってきた。
にも関わらず、届かなかった。
ここまで読んで、読み手はどう感じたかな。
「いやいや十分やってるよd( ̄  ̄)」
「いちいち言わんかったら良かったなぁw まあ引き続き頑張れば?w」
「できないのならはじめから言うなよ、、だせえ。」
「もう音楽辞めなさい(^_-)」
「次も期待してます!!」
まあ、いろいろあるでしょう。
pLRayerを好きなひとも、嫌っているひとも、そして初見のひとも、
この記事は誰もが読めるわけです。
(ひとつ言えるのは、ここまで読んでいただいた時点で無関心ではないということ。有難うございます)
自分は、ここまで書いて、
"ひとつの疑問" と、
"守り抜いてきたひとつのものがある"
と感じるに至りました。
まさに今、今まさに、書きながら思ったこと、です。
(記事のタイトルも、今、決めた。 ※いや、まじでまじで)
結論なのですが、最も重要視すべきは、
ということです。
"ひとつの疑問" は上記のとおりで、
"守り抜いてきたひとつのものがある" に関しては、
これまでの作品が物語っています。
つまり、これまでも、
"クリエイティブで在りつづけること" を最優先事項にしてきた んです。
映像も、ビートも、feat.も、レコーディング・ミックス・マスタリングも、
常に関係性のあるアーティスト/クリエイターたちに依頼してきました。
その過程で、バタバタしながらも妥協は一切しなかった。
今はこころの底から、そう思えています。
この場を借りて、あらためて、ここまで関わってくれたアーティスト・クリエイターの皆に感謝です。
本当にありがとう。有難うございました。
この記事。ここに至るまでの執筆(←執筆て。大げさかえ)中、
どんどんと、こころが晴れていくのを感じることができた。
制作も、ライブも、会社のことも、
大事なひとたちとの付き合いも、
すべて良いマインドセットで臨めそうです。
そして、
"クリエイティブで在ること"
に関しては、維持ではなくアップデート。
いま書いている曲の構想も、
とてもワクワクしています。
"99.9は100じゃない0.1それは0じゃない"
"Rolling Stone"
この2タイトルが、目下進行中です。
もうひとつ、タンザニア人のアーティストから声がかかり、
"JAPAN feat.pLRayer"
という楽曲も、出る予定があります。
そしてレーベルメイト STAY GOLD との楽曲、
"To Advance feat.pLRayer"
も、今年2月に出ている。
7作のシングル以外は未聴、というお方も、
この機会に是非 To Advance 聴いてみてください。
(自身の7作には無い感じのRapです)
もう深夜だけど、ブラックコーヒーとともに今夜を飲み干して、
明日からもフレッシュに生きていこうと思います。
ここまで読んでくれて、感謝です。
最後に、振りかえって文章を書くだけじゃあ良くないなと思っていたので、
昨日のうちにアンオフィシャルで一曲録りました。
昔からライブでは歌っていたんですが、
録ることは無かった曲。
Luke ChristopherというLAのラッパーの曲のビートジャックなので当然リリースはできませんが、
これまでのミュージックビデオの総集編的な映像とともに、ひとつの形に残すことができました。
↑Twitterはフル尺で動画載せられました。
なので、こちらで是非ご覧ください。
この歌詞、とても気に入ってます。
孤独な気分のときに書いた歌詞。
停滞していたあの頃に、ふと、書けた歌詞なんです。
ときに孤独感に苛まれながらも、
必ず愛を交換しなければならないのが人生だと思っています。
左にいるひと、右にいるひと、
その真ん中で孤独を感じたり何かと決断ができなかったり、
精神状態が良くないときは仲間の愚痴をたまたまそこに居たから優しかっただけの人に吐き出してしまったり、、
いろいろと右往左往していく中、それでも最後は必ず愛にほだされて、情と折り合いを付けて生きていかないといけないのが人間だと思うので、
ときに間違いながら、ときに黄昏れながら、ときには涙を流し、
その都度成長さえ続ければ、あとはできるだけpureに日々を楽しみながら生きていければ良いんじゃないかと思います。
引き続き、pLRayerの音楽を楽しみにしててください。
止まったり、辞めたり、消えたりするわけもないライフワーク。
ただただ、クオリティと熱量を上げていくのみ、です。
リリース縛りの呪いから解かれた今、noteも自由に書ける感覚があります。
また、なんか思ったこと書くと思います。
書くことで脳内が洗われる感覚も今日で覚えたし…
ほんとーーーーーーに長文でしたね。
お読みいただき、有難うございました。
それでは、また!!!!p
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