相続セミナー 事例紹介が人気?
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、FPとして家計の相談に乗ることが多くあります。
相談として1対1でご相談を受ける以外にもセミナーで大人数に話を聞いて頂く機会も多いのですが、相続に関するセミナーでよくあるのが実際の事例の紹介です。
今日は
・なんで相続に関するセミナーで事例紹介が人気なのか
・セミナーの内容をどう受け止めればいいのか
について触れていきたいと思います。
相続のセミナーで事例の紹介が人気な理由
タイトルにもあるとおり、相続のセミナーというと制度の紹介もさることながら事例の紹介が人気です。
別に他人の不幸が蜜の味とか野次馬とか、そんな動機ではないでしょう。
参加者の方とコミュニケーションを取っている中で出てきた参加の動機をもとに、少し考えてみたいと思います。
相続の事例は十人十色
そもそも相続の事例は十人十色です。
家族構成が違って、その家族との距離感が違う。
持っている資産が違って、使える税制だって違う。
なにより関わる人の感情が千差万別です。
絶対もめるだろうな・・・と思うような事案がすんなり解決することもあれば、逆にどこにトラブルの火種が・・・?と思うような案件もあります。
そのため相続については一般論だけではうまくいかないことも多いです。
自分の相続は事前にわからない
これは被相続人、いわゆる亡くなる世代の方にいえること。
当たり前ですが自分の相続については自分が亡くなってから判ります。
ご自身が元気なうちには
私たちは仲良くやるから大丈夫よ、と言っていた兄弟が
ご逝去したあと熾烈な争いを繰り広げることもあり得ます。
そのため事前に知っておきたいのは一般論ではなく実際の事例、というケースも少なくないように感じます。
事例を紹介したセミナーを元にするべきこと
実際の事例には生の声が詰め込まれています。
さまざまな制度の中で、こういうケースにはこういう方法が有効なのかと勉強になることは大変多いです。
そのため実際に受けたセミナーで出てくる事例の中で自分に近いものを引用して、当てはめて考えてみるのは有効です。
とはいえ注意点もあります。
事前に専門家に相談はしておいたほうがいいです。
よく似たケースと思っても、ご自身やその周りの事例では適用されない制度もあります。出てきたケースだけを鵜呑みにするのは危険です。
専門家に相談する際には、こういったケースを耳にしました。
私にも適用できますか?という聞き方でも問題ないでしょう。
またセミナーの講師の先生や、その方からの紹介で実際に個別で相談してみるのも1つでしょう。事例に対しての制度の活用のしかたがとても上手な先生がたくさんいらっしゃいます。
そういった方々を見つけて、ご自身の抱える課題を共有してみることも大切です。
あなたや、周りの方の相続がうまくいくことを祈っています。
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