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傾聴と専門知識

こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、会社員として働きながらFPとして活動しています。

本業は税理士の先生のお手伝いをしています。
いわゆる知識が売り物な業界です。

専門職あるあるで、なかなか顧客に寄り添えない人が多いのも事実。

今日はそんな専門職で
・どうして寄り添ってくれないと言われるのか
・何に気を付けたらいいのか
を考えてみたいと思います。

専門家が寄り添ってくれない?

専門家の先生がなかなか話を聞いてくれない
難しいことを言われたり怒られたりしてしまう・・・と言われること
意外と少なくありません。

ただ、私たちも話を聞くのが大変なときもあります。

たとえば知らず知らずの間に無理を言っているクライアントさん。
業界に身を置いていれば当たり前にダメなことを
やってほしいと頼まれるケースは少なくありません。

たとえて言うならパン屋さんでおにぎりください、というのと同じくらい無理難題を言われるケースもあります。

ただお客様は真剣に話をしているので
それは無理ですね、と無碍にするのは悪手かもしれません。

お金を頂いているクライアントに対しての態度としては相応しくないように見えるでしょう。ただ専門家からすると、法律上正しい話をしているので、つい語気が荒くなってしまうのかもしれませんね。

法律上正しいこと≠顧客第一

先ほども少し触れましたが、法律上正しいことを伝えるということはクライアントにとって不利なことも多いです。

これは経費にはなりませんよ
この経理処理は直さないとダメですよ

私たちの仕事はダメということが非常に多いです。

これ、私がいいと言っても、国が許してくれないんです。
うちの会社の中の問題なら上司に頭を下げることはできます。

私がまあいいでしょ・・・と言っても、税務署は許してくれませんからね。

そうなると、顧客の思いの矛先がどこに向くかが難しいところです。

とはいえ聞くことはできます

私が仕事をするうえで気を付けていること。

クライアントの話を聞くこと。これが全て。

たとえ最初の3秒で法律上無理な話をしている・・・と気付いても最後まできちんと聞く。しっかり話を聞いたうえで、できるだけわかりやすくダメなものはダメと伝える。

私でダメなら周囲の別の人間を交えることもあります。

うまくいかないこともありますが、端から否定することの多い同僚よりはどうやら満足度が高いようで、引き続き大切にしたいスタンスです。

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