FPが伝えたいサブスク離れ
こんにちは、ファイナンシャルプランナーの真凛です。
私は普段、FPとして家計の相談に乗ることが多くあります。
その中でよく出てくるのが固定費の削減。
よくある水道光熱費や携帯料金、保険料の見直しについてもそうですが、サブスクの契約の見直しをされる方が多いです。
サブスクについては別の記事を用意してますのでご参考に。
今日はそのサブスクから離れるきっかけとしてのメルマガです。
サブスクを利用していると、利用促進のためのメルマガやLINE通知が届いたりしませんか?
今日は企業目線・個人目線でのメルマガを考えてみます。
メルマガでその存在を知ることに
これは私の経験談です。
なかなか行かないジムから、ある日突然メルマガが届きました。
いつか行くと思って目を背けていたジムの存在が、頭にはっきりと出てきてしまった瞬間です。
新型コロナウィルス感染症の影響で一時的に営業をストップしていたジム。そのときに予約がキャンセルになって以後、足が離れてしまっていたんです。
ジム側からすれば、また来てほしいと思って送ってくれていたメルマガが私の解約の引き金を引いてしまったという経験ですね。
引かれていいトリガー、引かれてはならないトリガー
もちろんこの解約の引き金は、いいものとダメなものがあります。
例えば、ネットショッピングのカート落ちは引かれて良い引き金かもしれません。
カートに商品を入れた状態で長らく放置されているお客様に「カートに商品が残っています。買いませんか?」というアプローチ。これは必要です。
カートに入っていたものが離脱したからといって売り上げは変わりません。買ってくれたら儲けもの。プラスかゼロかのマーケティングです。
一方で、ジムのようなサブスクリプション型のビジネスの場合、休眠顧客にあえてアプローチをすることは、危険かもしれません。寝た子を起こすになり兼ねないからです。私のようにその存在を思い出したが最後、興味が離れているなら解約となる危険を孕んでいますね。これはゼロかマイナスのマーケティングという表現が適切かもしれません。
真似をするだけがすべてではない
先ほどのサブスクリプションの顧客へのアプローチは、顧客が離れていくことを想定しているのであれば問題ないでしょう。
たとえば新規顧客の獲得のために今ある商品を見直したい。そのために顧客を整理したい場合なら、有効でしょう。また新しいサービスへの顧客誘導といった意図が明確なのであれば問題ないのかもしれません。
大切なのは、手法として知ったメルマガを鵜呑みにして活用するのではなく、自社のサービスに沿っているか検討するワンクッションでしょう。
消費者目線でのメルマガの受け取り方
逆に消費者の目線に立った時には、頻度の高いメルマガではなければ敢えて受信を拒否しないことも戦略の1つかもしれません。
メルマガを見て自分の契約している事実に立ち返れることが大切です。
せっかく利用しているサブスクに関しての情報なので、精査して受け取れるといいですね。
あなたの固定費の見直しの1つになりましたら幸いです。
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