【レビュー】旅行にスナップこれ1本 LUMIX S 28-200mm F4-7.1 MACRO O.I.S.をS9で使う
はじめに
LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.S.は、2024年4月18日にPanasonicのLUMIXブランドから発売された高倍率ズームレンズです。
手ブレ補正を持ちながら、わずか413gと軽量かつコンパクトなことが特長となっています。もちろん、描写にも余念がありません。
私は本レンズを2024年の6月20日にLUMIX S9の高倍率ズームキットとして購入しました。
本記事では、その機能に触れつつ、外観や撮影した写真を紹介します。
以下、メーカーのリンクです。
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外観・使用感
以下に外観の写真を示します。
手ブレ補正を搭載した高倍率ズームレンズでここまで軽量かつコンパクトなものは今までありませんでした。
実際、Panasonicによると同クラスの高倍率ズームレンズにおいて世界最小・最軽量とのことです(2024年2月22日時点)。
ズームリングは軽く、力をかけずに操作できます。
レンズを上に向けても落ちないので、ちょうどよいトルク感だと思いました。
ピントリングもスムーズな動きです。
また、対応するカメラでピント移動量をリニアかノンリニアかで選択でき、動画撮影等にも有用。
9枚の円形絞りを搭載するなどボケにも配慮されています。
そして、2段の手ブレ補正を有しています。
LUMIX S9で使用すると、ボディとレンズの協調補正により像がピタリと止まりました。
手ブレ補正ってなんて便利なんだろう……
AFも素早くばっちり決まります。
SIGMA fpのそれと比べてはいけないのでしょうが、LUMIX S9ではいつもジャストのピントです。
なお、フィルター径は67mm。
汎用性が高く使い回しもしやすいです。
本レンズのようなものを「便利ズーム」と言いますが、わたしはその便利さの虜になってしまいました。
レンズ交換を要さずに広角から望遠を行き来できる、軽量で小さいバッグにも入る、寄って背景をボカせる…
もちろん、解像力やボケは単焦点に分がありますが、本レンズはそれに勝るほどの総合力をもっています。
ちなみに、PanasonicからはLUMIX S 14-28mm F4-5.6という小型軽量の超広角ズームレンズも販売されています。
こちらと組み合わせれば14mmから200mmまで自由自在。
風景など、より広角に撮りたい場合に良さそうです。
撮影した写真
撮影した写真を以下に示します。画質の参考になれば幸いです。
本レンズのF値はF4-7.1とさほど明るくありませんが、被写体に寄って撮影できるため背景をボカせます。
水平になったシャチも思いのまま。
周辺減光はほとんどありません。
水平になったあざらしもまた……
水族館では特に本レンズのメリットを実感できました。
それでいて、周辺まで安定して高解像です。
それでも物足りない方にも、LUMIX S9なら9,400万画素の手持ちハイレゾショットがあります。ご安心を。
また、広角端ではハーフマクロを実現しており、もはや何でもあり。
※上記は0.14mの最短撮影距離付近で撮影しました
ちなみに、被写体はこちらです。
おわりに
本記事では、LUMIX S 28-200 mm F4-7.1 MACRO O.I.Sを、外観や実際に撮影した写真とともに紹介しました。
あまりにも内容が多すぎるので、以下に箇条書きで示します。
・28-200mm高倍率ズームレンズ
・手ブレ補正搭載
・413gと軽量
・全長93.4mmとコンパクト
・ハーフマクロ可能(広角端)
・9枚の円形絞り
・防塵防滴に配慮
・価格はおよそ11万円
もうこれ一本でいいんじゃないか。
そんな声が聞こえてきます。
それに、フルサイズ用高倍率ズームとして上記のスペックを有して約11万円と費用対効果も高いです。
それを裏付けるように、発売から品薄が続いていました。
旅行にスナップに、オールラウンダーとして人気の本レンズ。この機会にいかがでしょうか。
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