やんちゃくんで悩んでる子育てママに届けたい!
今回は成人式を迎えた1番目くんのお話。
子どもが大好きで、幼稚園教諭をしていた私は、ママになるのが楽しみで仕方なかった。
とにかくかわいくて毎日がワクワクでいっぱいだった0歳〜1歳。
ところが、2歳になる頃から…それは始まった。
かわいいけれど、子育てに悩む毎日。
子育て支援センターへ行くと、人のおもちゃが気になる。大好きな電車だと特に。
お友だちが遊んでいるおもちゃを突然パッと取って眺めて返す。無言で。
多分本人は「うわーっかわっこいい!ちょっと見せて!」という気持ちなんだと思う。でも無言。当然取られたお友だちはびっくりして泣く。「黙って取らない。見せて欲しい時にはきちんと口で言う。謝ろうね。」その繰り返し。それが1日に1回ではない…
大好きなお友だちを見つけると、すぐに近寄って手繋いで引っ張って一緒に遊びに行こうとする。お友だちは今はそっちじゃなくてお母さんと絵本な気分で…泣く。「お友だちにもやりたいことがあるから待ってね。ちゃんと聞いてからにしようね」その繰り返し。
取る、押す、引っ張る、横入りする、とやりたい放題。そんな風に育てた覚えはない。赤ちゃんの時からたくさん関わって、ただただ優しい子に育って欲しいと願っていたし、父親も穏やかで優しい人。祖父母も叔母もみんなにかわいがられてきたのに。
甘やかしていたわけでもない。
更に…
好奇心の塊だった1番目くんは、おもしろそう!と思うと考えたり聞いたり迷ったりする前に体が動いてる。
たくさんのコンセントが刺さってたら外してみる。砂場に大きな山があったら壊してみる。バケツに水が入ってたら流してみる。お友だちの靴が置いてあったら砂入れてみる。白いブラウス着てる子の背中に絵描いてみる。ATMのゴミ箱の穴に自転車の鍵入れてみる。
そんな1番目くん。
外に出ると友だちとのトラブルが絶えず、でも家で2人で遊んでると、アイデアいっぱいで本当に楽しい!
もうどこへも行かず、ずっと家で遊んでようかな…そんな気持ちにもなっていた私。
本人は友だち好きだし、悪いことをしてるつもりもない。意地悪するつもりじゃないからね…。そして、そうやって成長していくことも知ってる。でも………と引きこもりかけていた私を救ってくれたのは、ママ友でした。
子育て支援センターで出会ったお友だち。
1番目くんとは対象的で、おとなしくおっとりしてて、ママにベッタリな男の子。
毎日のように、センターや公園で遊んでいたから仲良くなって…いつも数人で遊んでた。
その子とも仲良かったけど、泣かせてしまうことも多かった。。。
その度に言い聞かせる私。
それを見たママ
「私が一緒にいる時は、私が1番目くんを叱るわ。任せて!」と。
え?って思ったら…
「相手が泣いたら叱らないとってママは思うけど、そんなに悪いことしてないよ。叱ってばっかりいたらママも1番目くんも楽しくないやん。ほんまに悪い時は私が叱ってあげるからママは大丈夫」と。
泣けた。
ほんとに救われた。
そして本当に叱ってくれた。愛情込めて。
愛があることを知ってるから、1番目くんもなついた。そして言うことを素直に聞いた。
そして私も出かけること、友だちと過ごす時間が楽しくなった!
あのママと出会っていなかったら、引きこもっていたと思う。親子でなるべく人と関わらないように過ごしていたと思う。
本当に感謝しかない。
たくさん泣かせてしまったけど、たくさん叱ってもらって、その積み重ねがあって、今の二十歳の1番目くんがいる。
ありがとう
やんちゃくんの子育てに悩んでるママへ
きっとその子には、出会い運があるはずです。この後幼稚園、小学校と進みますが、まぁいろいろありました。でも、そこにはいつも良い出会いがありました。
また追々その話も書きますね。
シッターをしていますが、いまだに1番目くんよりややこしい2〜3歳児に会ったことがない。。。
あの頃毎日子育てに悩んでいたなぁ………
なんとかなるよ、と伝えてあげたいがそれは無理なので、今子育てして悩んでるママに届けばいいなぁと思う。。。
育て方だけではどうにもならないこともある。だってどんなに小さくで立派なる1人の「人」だから。思うようになんかならない。
なんとかなるよ
みんな助けてくれるよ
きっと、いつか笑い話になるよ
せっかくの子育て。ママもベビーも笑顔で過ごせますように。と日々願ってます。