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え?まだ知らない?メモリとストレージの違いとは!
こんにちは!PLEN Roboticsです。今回はややこしいメモリとストレージの違いについて説明していきたいと思います。これを読んだら一段と賢くなれちゃうかも…!?
実はどちらも同じ!?
そう、実はメモリとストレージはどちらも「記憶装置」のことなんです。(PLEN Cubeにもこの記憶装置は入っていますよ)
え、じゃあなんで言葉を分けているの?と思ったそこのあなた!同じ記憶装置だけど、実は細かい違いがあるのです。
コンピュータは一見、複雑な処理を行っている装置に見えますが、一つ一つを見ていけば、コンピュータが行っていることは単純作業の繰り返しです。
コンピュータの仕組み
まず、メモリ内に保存してあるプログラム(図の命令1や2など)をCPUが読み込みます。
次にCPUがプログラム内の命令を実行し、データを処理します。
最後にCPUの処理結果を、新たなデータとしてメモリに保存します(図の結果1)。このデータを保存する必要がある場合は、ストレージに保存します。(図の結果1データ)
コンピュータにはキャッシュ、ストレージなど複数の記憶装置があり、それぞれの記憶装置を組み合わせて使う必要があります。例えば読み書きの時間、読み書きできる情報量、物理的な実装の制約、インターフェイスなどの視点から考え、特徴にあった記憶装置を選びます。
メモリとは…?
コンピュータがプログラムを実行する際の作業用の記憶装置です。「メモリの容量が大きい」というのは、つまり作業場が広いことを意味します。場所が広ければ、たくさんの材料や道具を並べ、大規模な作業を行ったり、複数の作業を同時に進めたりすることもできますよね!
たくさんのソフトを立ち上げるとパソコンの動きが遅くなることがありますが、メモリの不足が理由として考えられます。
ストレージとは…?
ストレージは、データを保管するための倉庫です。容量が大きければ、たくさんのデータを保存することができます。
例えばスマートフォンのプランで、64、128、256GBなどと表示されるものは、データを保存できる容量のことを表しています。
どっちも記憶装置なら一つでよくない?
それがよくないんです。理屈としては、確かにストレージはメモリの役割をカバーすることができます。しかし、ストレージは読み書きをする速度が遅いのです。だからユーザーにとっては反応が遅すぎて、非常にストレスを感じてしまうと思います…。
例えばネットで検索したときに閲覧した記事が目的に合わない場合、検索結果に戻って次の記事を探しますよね。これって、ページの軌跡が一時的に記憶されているから可能なんです。また気に入ったページをブックマークする場合は、データは永続的に記録するためにストレージに保存されます。
皆さん理解はできましたか?
このようにコンピュータは、一時的な記憶は小容量高速の「メモリ」、永続的な記憶は大容量低速の「ストレージ」と記憶装置を組み合わせているんです。
メモリは電源を切るとデータが消えてします揮発性、データを永続的に残すストレージは不揮発性と呼ばれます。
メモリの容量を増やすのはだめなの?
メモリはめちゃくちゃ高価なんです!!なのであまり増やせず、容量も必然的に小さくなってしまいます。
PLEN Cubeの記憶装置はどんなものなの?
結論から申し上げますと、PLEN Cubeのストレージは、「eMMC」というHDDとSSDの中間のような仕組みのものを使っています。
…といきなり言われてもよくわからないですよね!一つずつ説明していきます。
まずストレージには大きく分けて、HDD(Hard Disk Driveハードディスクドライブ)とSSD(Solid State Drive)の2種類があります。
HDD…磁気ディスク、スピンドルモーター、磁気ヘッドの3つで構成されています。磁気ディスクを回転させ、磁気ヘッドを移動させることによって動きます。メリットは安価で大容量を保存可能なこと、デメリットとしてはスピードが遅く、衝撃に弱いことが挙げられます。
SSD…インターフェイス、SSDコントローラー、DRAMキャッシュ、NANDフラッシュの4つで構成されています。メリットは書き込み速度が速く省電力であること、デメリットとしては値段が高く、書き換え回数に制限があることが挙げられます。
ちなみにPLEN Cubeのメモリの容量は1GB。ストレージの容量は8GBです。PLEN Cubeのストレージは、組み込み機器と相性の良さからeMMCというHDDとSSDの中間のような仕組みのものを使っているんです。
今回の記事はいかかだったでしょうか!これであなたも一段と賢くなってしまいましたね…ふっふっふっ
この記事を動画でわかりやすく説明してあるものがこちらです↓
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