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【ときメモGS2】佐伯瑛関連の書籍を読んだ感想


⚠GS2本編(特に佐伯ルート)、関連書籍等の内容のネタバレがあります。





◆はじめに


こんにちは。公式の文章供給大好きオタクこと私です。

好きになった作品の好きになったキャラクターのことは深掘りしたい!!!!



ということで、佐伯瑛くん関連のSSが掲載されている冊子を読んで覚書がてらふんわりとした感想文を書きます。

GS1とかGS2は書籍やSSがちらほらあるのにGS3は見かけないのって何故なんでしょう。作品自体にADVがつくようになったからでしょうか……?
設楽先輩の小説が読みたい(強欲)


◯今回読んだもの

・ときめきメモリアルGirl’s Side 2nd Kiss-Celebrate encounter-1 佐伯瑛編

・ときめきメモリアル Girl’s Side 2nd Season Book Set 

文字での供給があるという事実に既に耐えられそうにない。佐伯より先に私がたのたえになりそう。



◆ときめきメモリアルGirl’s Side 2nd Kiss-Celebrate encounter-1 佐伯瑛編


全員分欲しい(強欲)


佐伯瑛ルート専用攻略本みたいな冊子。
好みの服装・プレゼント・デート場所を始め、私服の差分やときめき会話が全て載っています。推しの情報をなるべく把握しておきたいデータタイプのオタク(私)大歓喜の本。

ときメモGS、バックログがないので全てを動画で残していたらSDカードの容量云々の前に動画キャプチャの本数上限に引っかかって泣いたので、紙媒体でいつでも読めるのが嬉しい仕様です。
人生にはバックログはないのでね……仕方ないことなんですけど……。

PS2版にはあったという好感度があがると着てくれようになる服(いわゆるときめき服)の立ち絵も収録されていました。

・DS版(Switch版)では省略されてしまった服装がこんなにあったんだ……

・長袖の体操服なんて一度も出てこなかったじゃん!!?!?

・秋のショッピングモールのスチルイベントも服装差分あったの!!!?!?!

などなど、これだけで情緒を狂わすには十分です。なんならこれを見て私はPS2版ソフトも買いました。

まだSSまでたどり着いてないけど大丈夫か?


面白いな〜!と思ったのが厳選セリフ集。てっきり「頼むよ、耐えられないんだ!」みたいなセリフがずらっと載ってると思ったら、「爆弾爆発時のフォロー」とか「文化祭で〇〇した時の失敗時の会話」とかそういう具体的なパターンの会話集でした。これを聞くために違う部活やバイト先での世界線で何周もするには人生の時間が足りなすぎるので、抜粋してくれるのはありがたい。と同時に、厳選セリフ集ってことは制作側?本の編集側?かオススメだと思った会話だということでもあり……制作側の推したい気持ちがどこにあるのか分かるのもまた趣深いです。

因みにこういうのでなら、私は陸上部インターハイ準優勝だった時の佐伯瑛の台詞が好きです。
あと下校会話の珊瑚礁についての会話はどれも好き。
「佐伯にとって珊瑚礁は『プライド』である」ってこととか「珊瑚礁とマスター夫婦のエピソード」とか、あれを聞くのと聞かないとではまた深みが違うと思うので……。

「俺、そういうの許せないよ。じいさんがやりたいって、それだけで、意味なんか充分だ」
この台詞の言い方が孫っぽくてとても好きです。



話がそれました。

大本命の書き下ろし小説「珊瑚礁の人魚」について。

(以下、内容に関わるふわっとしたネタバレ)




端的に言うと最っっっっ高でした。

それぞれのキャラ毎のエピソードがある(全員同じ世界線での)連続したSSなので、佐伯個別ルートの設定とはちょっと違う立ち位置での卒業式当日の話。

まず佐伯の気持ちや行動が地の文で読めること、佐伯自身が自分のままならない気持ちをこういう感じで表現するんだな〜というのを知ることができたことに感動しました。攻略対象視点の話大好き人間なので……こういうのもっとちょうだい……。

特に、調理器具や調理の工程と佐伯自身の気持ちをダブらせるような表現が私に刺さりました。シンプルに文章が上手い。

あまりにも感動したので書いた方のことを知りたくてお名前で検索したんですが、私のスマホでは何一つヒットしませんでした……この広大なネットに一つとして情報がないことある???

この場を借りてお礼を伝えたいです。本当にありがとうございました……。これで生き延びられます………!!!

というか普通にこの話の続きが気になるので全員分読みたい。なんで17年前にプレイしてなかったんだ私(自分に対する理不尽な怒り)




◆ときめきメモリアル Girl’s Side 2nd Season Book Set 


DS版の特典らしい。「別冊はばたきウォッチャー」「Short Stories〜The Sound of the waves〜」の2冊セット。表紙の防波堤?に腰掛ける四人の構図がちょっとシュールだと思っちゃったのは内緒だ。


「別冊はばたきウォッチャー」の方はミニ攻略本っぽい感じ。カルトクイズのページがお気に入りです。佐伯のしか自信を持って答えられなかったけど……。若王子先生と志波くんもルートやったのに自信がないあたり、一周ではそのキャラの全てを知ることができない広大さもまたGSの好きなところです。

カルトクイズの一例。
こっちを泣かせに来てる????


(以下、SSの内容に関わるふわっとしたネタバレ)



SSの収録は二本。一本はハリー視点の話。別で発売されていたShort storiesのハリーの話が加筆修正されて再録されているらしい。(巻末情報)

このSSだけでもでてくる新規情報が多くて「!!!??!?」となります。普通にハリールートやってても分からない情報なんじゃないか……?(自分で攻略していないのであくまで予想)
ゲーム内スチルのようなテイストの描き下ろし挿絵があるのも最高です。

short storiesは半ば諦めていたのですが、読みたい気持ちが増しました。こういうので佐伯の話が読める……!?読みたい……!!!!(思わず立ち上がるオタク)

もう一本は佐伯視点の書き下ろし。とはいえ内容はキャラソン収録のドラマCD「君だけが僕の輝ける星」を元に加筆して文章化したものっぽいです。
巻末の筆者コメントにあった「尺が足りずに泣く泣く削ったエピソードや……」的な話通り、ドラマCDよりも登場人物やイベントが多く、佐伯とデイジーを取り巻く状況や文化祭までのあれこれが細かく知ることができるのがめちゃくちゃいい。なによりデイジーの台詞がちゃんと分かるのがいい。ドラマCDにおいてもデイジーが言ったことは他のキャラの台詞にうまく練り込まれていて、デイジーのボイスがなくても分かるシナリオにはなっていたんですが、きちんと本人の口から出た言葉としてシナリオを読めるのもまた乙なものです……いとをかし……。
ドラマCDのタイトルの元にもなっているマスターのセリフがやっぱり染みます。このときメモGSというゲーム自体が、どの攻略対象とどういう風に関わっていくかの道筋が多種多様にあるゲームだからこそ、自分にとっての一番輝く星と出会えたことの奇跡ってすごいな……としみじみと考えてしまう。

ドラマCDでも思ったんですが、佐伯ときめき状態かつハリー友好状態っぽいこの世界線めちゃくちゃよくないですか?
特に佐伯とハリーは本編中の校内・外出会話でも絡みがありますし、佐伯の抱えてるものをなんとなく察してて、でも詮索はしないので友人として佐伯の救いになっていたんだろうなぁと思ったりもして。

あと普通にデイジーとハリーの気軽な友好関係の距離感が好き。佐伯とデイジーの結婚式の際には一曲披露してくれよな……(強めの幻覚)




◆終わりに



やっぱり公式の文章供給って最高〜〜〜!
2冊じゃ足りない。もっとちょうだい……(強欲)
そして別の攻略対象をやればやるほど欲しい冊子も増えていくのでしょうね😀
short storiesやはばたきウォッチャー等、まだまだ文章供給はあるのですが、いかんせん入手しづらく……。
また別のものを読むことができたら感想文を残したいと思います。(この間ルートクリア記念にGS1氷室先生の公式ノベライズを読んだ際は、無事に情緒がめちゃくちゃになり感想どころではなかったのですが……)

あまりネタバレらしいネタバレはせずのふわっとした感想でしたが、読んでくださった方ありがとうございました……!

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