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令和版百人一首 恋の巻 夏【梅霖】
泣きむしの
キミ慰めど
梅霖の
ごとく
チカラ無きボクも梅霖
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なかなか「泣きむし」というか
かなしみ抱えている方を癒せられる能力は
どうも私には備わっていないようで…
まさに掬いようのない
子どもの頃から
こゝろの奥に降り積もった
泥濘のよう
その劣等感を言葉に乗せて
いつか巡り巡って
何かを抱え込んでしまっている人に
届いてこんな人もいるんだと
共感してくれるかな…
実は自分がすくわれたいのかも知れません
雨の季節を数えると
日本は六季
夏ではないのかも知れませんね
私もまだ若い頃
短く感じた夏に
梅雨も含めてみました
呑みながら
酔いながら
好きな歌をうたう
自分の意思だけの綴りごと
その丸腰の想いは
万人に認められるそれでなくてもいい
酷く降る雨に閉じ込められて
その気持ちを護っています
以上です…