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プレクトラム結社アーカイブス「ウード」

 ウードという楽器はご存知でしょうか。アラブ文化圏の芸術音楽に用いられる楽器でリュートや琵琶の親戚にあたり、マンドリンやギターと同じプレクトラム楽器です。

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 ウードの演奏では、現代の演奏会の様に最初から最後まで静かに座って聞くような事は多くありません。フレーズや節の間には意図的に無音の間が挿入されており、演奏に心を動かされた聴衆はその隙間を狙って「素晴らしい!」「神は偉大なり!」といった掛け声を入れます(アイドルのライブにおけるコールをイメージしてください)。 そのフィードバックを受けて演奏自体も高揚していき、ますます場が盛り上がっていくのがウードの一般的な演奏形態です。

 マンドリンの演奏においても、この習慣を取り入れましょう。 すなわち、演奏会で素晴らしい音楽を感じた時は、フレーズの間や休符、ブレスの隙間を狙って「ディ・モールト!ディ・モールト良いぞッ!」と叫ぶのです。演奏と掛け声の相乗効果で、演奏会が盛り上がる事間違い無しです。

 参考までに、ウードの演奏をご紹介します。近年では演奏会形式(掛け声の無い)も多くなっているようです。




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