23時の中央線できのこ帝国の古いほうのやつ、聴く。(『夜が明けたら/きのこ帝国)
今週は在宅勤務ゼロ、毎日出社して日毎に職場を出るのが遅くなった。
木曜日。23:39。
頭痛薬をラムネみたいに度々口に放り込んで、効いた気になって、思ってもないことをさも心底からすくい取った言葉みたいに飾って会議で喋って、俺の大好きだった、倒れても休職してもそれでも大好きだった「虚業」が「実業」に変わっていくのをただ漫然と感じている。
朝から隙間なく会議会議でレンガみたいに高く積もった未開封のメールを開ける気にもならず、開けない勇気はないくせに。
何のために生きるのかとか、真っ暗な部屋で君にもらったお香を炊こうとか、フィードバックを呼び水にして唸りだすギターの轟音とともに並べられた言葉がモロに刺さって、いや、嘘だ、自分で刺して。
ああ、最高だ、コロナのおかげでガラガラの中央線のシートの上で丸まって聴くシューゲイザーって最高なんだ。
痛くもない頭にぶち込む頭痛薬より百倍最高だ。
ところで前に飲んだのはいつだっけと考えて
10分前、って気がついた。