山村幸夫さんの対話 熊本での講演会 CD-24/6

山村幸夫さんが日本に戻られて、全国各地で必要とされる方の心霊治療と講演会をおこなっておりました。
その講演会で話されている内容の抜粋になりますが、その内容を皆さんと共有をさせていただく場を作りたいと思いました。
必要となる皆さんに、山村さんが皆さんに伝えたていたことを、お伝えさせていいただければと思います。

CD-24 2001/3/3 熊本会場での講演会(後半)の文字起こしになります。


(6)本物と偽物の霊能者の見分け方

例えば自分も霊的な治療家だと称して、色んなヒーリング活動をしている人が居るでしょう。
しかし、そのね、皆さん。
しかし、ここにも皆さんそういう活動をされてる方もおられるはずです。
しかし、やっぱり、そういう霊的な力に触れて、他人さんを導かせていただくということは、その一回の出会いで、その人の人生を変えてしまうかもしれない重要な出会いかもしれない訳です。
私自身、いつもそういう風に肝に銘じております。
だから間違っても、絶対に間違いが伝えられないと思います。
一つそういう霊能者だと言われる方々のね、正しい基準というものを。
まずその人に初めて会ったにもかかわらず、その人の過去が、全部、見破られてしまった、言われてしまった。
自分の名前、今、悩んでることが当てられてしまった。
あるいは、自分の病気を直してもらった。
その現象だけに、絶対とらわれちゃいけません。
その現象だけで、その霊能者を絶対信じちゃいけません。
その人が、どういう生活をされているか、その人の言動と行動が本当に一致されて、人々の手本となれるような生活をしているか。ということを時間をかけて観察してください。
その霊能者が本物であれば、宗教者が本物であれば、絶対に矛盾を感じることなく、答えが出せるはずです。
しかし、その霊能者と言われる、そこには必ず何かの霊障がつきまとうでしょう。
しかし、皆さん、その現象というのは、そういう地縛霊とか間違った霊に憑依された霊能者も簡単に起こすことができるんです。

もちろん、それには後で反省が起きますよ。変な現象がおきてきますけど、霊障的にはそういう間違った霊であっても起こせるんです。
まず、何が一番、そういう間違った霊に憑依された霊能者というのは、まず金銭感覚が麻痺します。
お金というのは、人間が最も転びやすい欲望です。
そうですね。
皆さんは、もちろん、今まで色んな本をお読みになったでしょう。
書店にも色んなテレビに出て有名な方とか、ヒーラーとか、霊能者の本が並んでいるでしょう。
自分たちの患者さん、ご縁があった方、これだけ素晴らしいことが起きたという体験談も載っているでしょう。
しかし、本をお読みになったことがある方はよくお分かりだと思います。
その霊能者が、その人様に対しての施しに対して、一体いくらお金を要求するのか、ということを書いてる本は一つもないと思いますよ、皆さん。
絶対に無いはずです。
絶対にありません。
実際に、その人に頼って行ったところが、もう何10万円、何100万円請求されますよ。
はじめは数万円で終わっても、あなたに悪霊がついてるから、因縁霊ついているから、私がそれを取ってあげましょう。
じゃあ、次は10万円ください。
どんどん広がっていきます。
ほとんどがそうですよ、皆さん。
私自身は10年前からこういう活動を始めて、全ての施しに対して、一切、僕はお金を要求したことがありません。
これは将来変わることはありません。
僕はいつも会社に感謝箱を置かせてもらっています。
皆さん、僕の治療を受けて、話を受けて、感謝くださった方が、その感謝箱に皆さんの気持ちを入れていただいております。
私自身のその活動資金源すべて、その皆さんの感謝箱にいただいたお金だけを頼りに、僕がこうやって活動をしております。

だから、こういう話をすると、いや、山村さん素晴らしい。だったらお金を盗る人は全部偽物だという人がいる。
これまた違いますね。
これまた極端ですよ。
霊能者と言えども、肉体をいただいて生活しなきゃいけない人間ですから、やはりお金が必要です。
物質的なものが必要。
ですから、基準とすれば、マッサージとか指圧とか受けられれば、皆さんほとんど5,000円か6,000でしょ?
それを基準にされたらいいんじゃないでしょうか。
じゃあ、僕が話してるのは、本が書店が並んでる人とか、そういう方。
本当にね、何10万円なんですよ。何100万円なんですよ。
こういう人からどんなことを言われても、どんな奇跡を見せられても、絶対に信用しちゃいけません。
そう言う人たちに限って、神の愛とか仏の父とか説いていますよ。
そしたら、今、特に日本では不景気でリストラが大変ですね。
毎日を本当にやっとの思いでしか生活できない人は沢山いるでしょう。
そういう人は、一生涯に渡って、そういう霊能者にはご縁が無いことになるでしょう。
なぜこれが神の愛ですか?仏の慈悲ですか?
そういったことを、皆さん、声を大にして言ってください。
あんた、それおかしいじゃないか、何言ってんだよ。
そんなに俺、誰も来れないじゃないか。
はっきりと、皆さんこういう勉強をされているんだったら、言える自分になってください。
はっきりと言ってください。
それは絶対おかしいです。
そういう法外なお金を要求するような霊能者であれば、絶対にこれは間違った邪霊から力を受け取ります。
まあ、そういう人はね、例えば、自分をものすごく服装で着飾ったりし始めますよ。
絶対におかしくなります。
そして常にやはり謙虚ですね。そういう本当の力を授かっている人っていうのは、先ほど波動の法則、類は友を呼ぶという話をしました。
高級霊というのは菩薩如来天使と呼ばれる存在。
皆さん、天使とよく聞くけども、あんな羽が生えた天使がいる訳じゃないんですよ。
皆さんもそういう幼稚な考えは捨ててくださいね。
あれは人間の想念が、天使という物は、何か白いガウンのような物を羽織って、羽が生えてらっしゃると思ってるから、彼らはわざわざそういうような格好をしてくださるんです。
しかし、本質は霊でありエネルギーである。
何もそんな格好する必要はない。
例えば、仏教を一生懸命信じている人にイエスが断られたら、その人はびっくりするんですよ。
仏教を信じていらっしゃる方には、仏教系のちゃんと霊が降りてくださるんです。
これはやはり神、仏の愛、慈悲ですね。
そして、そういう高級霊達は、自分自身がいかに神という存在に対して、未熟な存在であるかということをよく知っています。
本当に謙虚です。
だからこそ、その謙虚さ故に偉大な能力が授かり、そしてまたそういう高級に導かれる霊能者も本当に謙虚さを持ってないと同じ想念の持ち主か、同じエネルギーの持ち主しか同調することができませんよね、皆さん。
ですから、本当の霊能者、指導者っていうのは謙虚になっていかざるを得ないです。
素晴らしい壁がありますよね。
実るほどこうべを垂れる稲穂かなという。
これは本当の主義ですよ、皆さん。
本当にこの謙虚さというものを正しい霊能者、宗教者は持っています。
それから絶対に恐怖心を与えません。
もう、変な霊能者になると、初めて会ったら貴方は何歳で死ぬよとかね。
貴方には因縁霊が何体付いている。
中には、何千、何百、何十、何体付いてるというような、そういうシーンもあるんですよ、皆さん。
毎回、毎回、来らして、あーよかったですね、今日は1,500体取れました。
本当なんですよ、皆さんこれ。
まあここで録音されてて、ビデオも撮られていますから、団体の名前は言いませんけども。
本当は言いたいですが、ここまで出てるんですよ。
知っている人に聞いてください。
実にくだらないです。
アメリカも多いですよ。
貴方にはサタンが付いていて、それは私しか取れません。千ドル持ってきなさい、そして取ってあげましょう。
なぜ、そんなお金が必要なんですか?
もう全部嘘です。
そういう初めから恐怖心を与えるようなの。そういう方、絶対信じちゃいけません。
そして、これが最も大切なことです。
先ほどの謙虚さにも繋がりますけども、自分を絶対に神格化しません。
祭り上げさせたりはしません。
自分の過去生が何であったかとか、誰々の生まれ変わりとか、自分が地球を創造したとか、公言してはばからないのが多いですけども。
もう全部これは偽物の証です。
そういうことを言う必要は全くないでしょう、皆さん。
それよりか、その人が今どういう生活をして、どういうことを皆さんに伝えて、それで私たちは判断しなきゃいけないんですよ。
ましてや、先ほど60年間に渡って受信された例会議の記録がシルバーバーチと言いました。
彼は60年間に渡って、一切、自分の名を明かしませんでした。
人間というものは、私がね、歴史上に名が残る有名な人物があれば、それだけで理性を失い、もう信仰してしまう。
歴史に名を残さない人物であれば、それだけで私の教えというものを、冷静に判断する努力を怠るでしょう。
そうじゃ駄目なんだ。今私が何を伝え、何を実践しているかを、貴方自身が肌で感じ、聞いて欲しいということ。
それでもって深く、その人を観測してください。
それからでも全然遅くないです。
例えば、ある人が物質化現象が得意でしょう。パッ!と手に指を出して、貴方に当たったとしましょう。
信じちゃいけないです、そんな人。
すべての霊的な現象が、皆さんに霊的な世界の実在を知っていただく為の方便にしか過ぎないと言う事を知ってください。
じゃ、夢は何ですか?
病気治療がなんですか?
じゃあ、貴方は何を伝えているんですか?
そこまで皆さん言える自分になってください。
そして充分にその人を観察されて、誠にこの人はまさしく、本当の高級霊界の死者に違いないと思われたら、どうぞその人と一緒に学んでください。
その人を共振、信仰するじゃないですよ。
一緒に学んでください。
ブッダもイエスも彼らの伝統を思い出してください。
その時代、一番身分が低いとされた蔑ま(さげすま)された方に、一番初めに自ら身を投じて、さあ、私達は皆兄弟なんだ。
一緒に生きましょう。
学びましょうと、手を取り合って伝道されたはずです。
そうでしょう?
なぜ高いお金しか払わない人を自分の身の回りに囲んで、あるいは取り巻く連中を囲って、自分を神様に祭り上げられなきゃいけないんでしょうか?
正しい指導者は、本当に人間一人一人の中に存在する偉大な内なる神と思います。
それの信仰こそが、本当の私たちの信仰だってことを説きますよ。
そして、まぁ、霊能者の見分け方で話してますけども、これは宗教にもかかわっていますね。
先ほども触れましたけれども、正しい宗教というのは決して偶像する物はさせません。
万象、万物、すべて神の存在があるんですよ。
何も人間が作った物に信仰の対象にする必要は全くありません。
全くおかしい教えです。
先ほども言いました。
そしてね、その自分を神格化しない、教祖、神格化しないということですね。


山村幸夫(やまむら ゆきお)
スピリチュアルヒーラー。
1962年宮崎県生まれ。東海大学卒業後、1987年渡米。
1990年より、スピリチュアルヒーリングを中心とした霊的活動を始める。
アメリカ・ロスアンゼルスを拠点にして、他州や外国、日本等での奉仕活動を精力的に行いながら、多くの人々の霊的な真理「スピリチュアリズム」を広めた。
この地上での役目を終え、2002年5月39歳の若さで光となって帰還。

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