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透明人間な気分

乳癌になっているのは、わたしなのに、
誰もわたしのことを話していない。

ああなったら大変!
こうなったら大変!
心配で眠れない!
と、自分の心配をしている。

「あなたの為に」と言いながら、
自分の話ばかりをしている。

わたしのことがまるで見えてないみたい。

わたしはいるのに。

わたしの話しをしている体裁を取りながら、
実のところ、わたしの話しなんてしていないし、
見てもいない。

見ていないと言うより、見えてない?

なんだか、透明人間になった氣分。

そう言ったら夫が、
「誰もが、自分だったらこうする!
ってことを言ってるだけなんだろう」と。

夫よ、上手いこと言うわー(笑

そう、
わたしを通して自分を見ているのでしょう。

そのことに相手は無自覚なのだから、
わたしとしては、
「お氣持ち、ありがとうございます」とだけで、
それ以上のことは応えられない。

何を言ったらいいのか、さっぱりわからない。

誰もわたしの話しをしていない。
診断された当事者は、わたしなのに。

そんな不思議な感覚を味わっています。

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当たり前と書いて奇跡と読みます。
当たり前の今日に、
あなたの存在と全ての出来事に
感謝を込めて。


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