第9期ぷりぷりーぐ観戦記(第3節B卓第2試合ハイライト)文責:vichi(広報)
こんにちは(こんばんは)。
本日は第3節、B卓第2試合を観戦記にしたいと思います。
今回は前回のような光るワンシーンの観戦記とは異なり、ハイライト形式でお送りします。
全23試合の6試合目となる本対局。
・がおがおじにあーず ぱいせんさん(聖2)
・Grand Oasis 水仙アクアさん(豪2)
・TeamAnimer 冰空蒼さん(聖2)
・ゼンツっパッチ☆ パッチるドンさん(聖3)
がおがおじにあーずとゼンツっパッチ☆はボーダー下位が集まることになった本節C卓第1試合目からの連戦となる第2試合。
ゼンツっパッチ☆は第1試合でクロベル選手が45000点越えのトップを取っていたため、リーダーのパッチるドン選手はこの流れになってプラスを積み重ねたいところ。
がおがおじにあーずはてん選手が見事なラス回避を決めており、その後を継いで登板するのは今期初登板のぱいせん選手。Xではしれっとダマ和了出来たら嬉しいと宣言していたが、今期の意気込み通り、ラス回避したチームメイトの風に乗ることが出来るか。
東1局
起家はパッチるドンさん。打点はないものの待ちとしては強い69s聴牌で先制の親立直。しかし実は69sが冰空蒼さんと水仙アクアさんにそれぞれ暗刻で持たれているという不運…
パッチるドンさんの立直後即座に冰空蒼さんも聴牌。赤有り且つ58-6sで追っかける。やはり10巡目前後に聴牌する人が増えていくもの…
追っかけ立直直後に親のパッチるドンさんが西を引いて暗槓したところ、5sを引いてしまって放銃。私だったらウソ~って言ってます、5sだけに。
東2局
東2局ではぱいせんさんが発ポンから軽快に仕掛けていく。この手は役牌赤1で軽く和了しておこうという堅実な判断が伺えた。
冰空蒼さんの親立直に36p聴牌で2sをワンプッシュするぱいせんさん。そこへパッチるドンさんにも58p聴牌が入り追っかけ立直で3人の戦いに…
ぱいせんさんは押し引きバランスの見せ所か!?
そう思ったのも束の間、即座に36pをツモってリー棒込みで4000点の加点。
これは風を感じ取っているか!?
東3局0本場
前局に2軒立直を躱したぱいせんさんは最大7枚の8m-58sか最大6枚且つ高めタンヤオ一盃口がつく7700点の69sの選択を迫られ、8s切り立直を選択。
一方、先制リーチを受けた3名は手牌都合も相まって回し打ちをすることになったが、水仙アクアさんが上手く回し、3sチー打2sで58p聴牌を入れる。恐らく、この後危険牌を引いても早い巡目に手出しされた6pの外側8pや現物6pを持っており、自身が親でもあるからこその副露に見受けられた。
その後、ぱいせんさんが5pを掴み、水仙アクアさんに軍配が上がる。
5枚使ってまだ58p欲しいと言われるだなんてなんて欲張りな待ちなんだ…
東3局1本場
パッチるドンさんに早々の間3s聴牌。リーチして5200にはなるものの、南ポンからの白ホンイツドラ1や468mあたりを引いての面前ホンイツによる満貫~跳満手順を見て一旦堪えた模様。
しかし即座に水仙アクアさんに聴牌が入り3p切り親立直が発生。ぱいせんさんも親の現物となる3pポン打1mをしてタンヤオ赤1の47sで聴牌。
たった1巡で親立直、親現物を消費してでも副露する上家(ぱいせんさん)と状況が変わったパッチるドンさん。5sを引いて両面になったことも相まって追っかけ立直。バチバチに殴り合いが起き続けており、見ている側としては楽しい展開です。
立直中のパッチるドンさんが掴んだ7sで和了し、再度リー棒を2本GETするぱいせんさん。これは風を感じていそう。
東4局0本場
東4局は冰空蒼さんが中を鳴いて仕掛けるも、親のぱいせんさん、南家のパッチるドンさんにドラが複数ある手牌とシャンテンになり、またしても殴り合いが起きそうな予感。
冰空蒼さんが水仙アクアさんから東ポンをした瞬間に間8pを引いて間7mで立直をかけるぱいせんさん。私個人としては6pを引いてXでの宣言通りのダマ和了を狙うのか見たかった…
冰空蒼さんはパッチるドンさんの5s切りを警戒してか、ここで降りを選択。
パッチるドンさん、間4m→58mノベタンと変化し、ここで追いかける。
パッチるドンさんが7mを掴み、またしても放銃。立直後に悉く掴んでしまうのは不運。これが風か…
東4局1本場
冰空蒼さんが2副露した後、パッチるドンさんが間7sで聴牌し即座に立直。下家の冰空蒼さんと索子で被っていそうだが、68sを払う余裕も点数もないと判断したと思われる。
見事に7sをツモるパッチるドンさん。2300点しかなく、親番を無事に迎えれるか怪しかったこともあり、ここでの4000点の加点はかなり大きいはず。
南1局
冰空蒼さんが早々に2mをポンして仕掛ける。これはタンヤオトイトイも遠目に見つつ、喰いタンを中心にラス目の親番を早々に流して3人でのトップ争いを望んでいそうな仕掛け方。
ぱいせんさんが7pポンをして7sを切って間4s聴牌。
鳴いてる冰空蒼さんを警戒しつつ、他家が冰空蒼さんを警戒して出る可能性がある中筋4sを狙っていそうだ。
狙い通りか、4sを水仙アクアさんから和了し、ラス目の親を流すことと中打点で加点することに成功したぱいせんさん。風が止まらないぞ。
南2局
点数状況的にトップを狙うのであれば、親番での和了かぱいせんさんへの直取りが欲しい冰空蒼さんと水仙アクアさん。そんな状況の親番でこの配牌。役満はもちろん、冰空蒼さんは親の跳満であれば44800点になり、ぱいせんさんを600点上回ることが出来る。字牌対子が2つあれば2翻役を意識しろとはよくある話。役役小三元にトイトイやホンイツが合わされば飛ばしトップも見えており、役役小三元のみでも十分な打点。これはテンション上がりそう。
萬子が良い感じに伸び、白と中を鳴けて18000確定の聴牌。
冰空蒼さんは発の最高打点も見てシャンポンに受ける。下家に発、上家に4mがある気がしますが、きっと気のせいでしょう。
結果
冰空蒼さんが見事に差し切って1着となりました。
2着のぱいせんさんは、冰空蒼さんの南場親番の一撃の大きさに捲られたものの、終始リードしており4万点越えの大きな2着。初戦としては十分な結果と言えたのではないでしょうか。
水仙アクアさんは終始3人のぶつかり合いを見ていた印象が見受けられましたが、無理をせずに堪え続けた結果故の3着と言えるでしょう。最後に発を切っていたら48000点放銃になっていたので、堪えたことに賞賛したい。
パッチるドンさんはリーチ後に掴みつづけてかなり厳しい半荘となりました。素の実力はかなり高いので、今後の登板で巻き返してくれるでしょう。
終わりに
今回の記事は以上となります。最後まで読了いただきありがとうございました。前回と打って変わってハイライト形式で記載してみましたが、いかがでしたか。前回の形式の方が良かった、という方はまた次回以降の発信をお楽しみに。
光るシーンが好きな方は、良ければMIP集もご覧ください。各試合で解説者の方が選んだ印象に残るプレーが解説付きで見ることができます。
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