第9期ぷりぷりーぐ観戦記(第9節A卓第1試合、C卓第2試合)文責:vichi(広報)
こんにちは(こんばんは)。
本日は第9節A卓第1試合、C卓第2試合のワンシーンを観戦記としてお送りします。
A卓第1試合 登板選手紹介
全23試合中17試合目の本対局。
今節が終了すると残り5試合となり、優勝や残留を狙っているチームにとって条件戦が始まる前の最後の節になってくる頃合いだろう。
そんな状況でA卓第1試合に登板となったのは次の4名
・TeamAnimer ガぶガぶさん(雀聖2)
・彩狂 カモメさん(魂天Lv1)
・おいしい一打を探す旅 yaneshiさん(雀聖2)
・鏡華水月 高嶋アラタさん(雀豪2)
高嶋アラタさん
鏡華水月 高嶋アラタさんが出した面白い選択は南2局1本場
加点はしたいものの面前では後手かつ愚形になりやすい手牌の中、789の三色の可能性を感じ取って7pをチー。
その後ドラが重なったこともあり、対面から出た4pをポンして周りをけん制していく。
ラス回避ルールかつ点数状況も僅差の状況、他家は放銃したら一気にラス濃厚になるため、かなり怖く見える。
しかし、河が3段目になる直前で親のyaneshiさんが789で刺さっても文句が言えない打8s。聴牌していない高嶋アラタさん視点では、引いた牌によってはどこまで押すかの選択を迫られそうだ。
変わらず聴牌していない状況で生牌の発や河に濃い萬子の6mを引いたこともあり撤退を選択する高嶋アラタさん。
そして残り2巡で上家から赤5mが出てきたこのタイミング。
良く見ると海底は唯一聴牌orケイテンを狙っていそうな親の対面、そして上家と下家は降りている様相。
高嶋アラタさんは赤5mをチー。
安牌が4p、白、9sで足りるのであれば、僅かな海底の可能性も無くすお仕事の時間、といった感じの鳴きでしょう。
7期の元チームメイトとして、筆者はvcありの友人戦中や検討で、「暇だし降りてる他二人に海底回すお仕事しといた方が微差で得じゃね」、と言いながら鳴いて海底消しをよくしていたので、その辺から着想を得たのかな?と思って見てました。
最終的に対面のyaneshiさんは聴牌しておらず、全員ノーテンで流局となりました。しかし、対面の8s切りから競ってる相手の聴牌の可能性と上家、下家の降りを感じ取り、少しでも自身が連帯を取るためのお仕事チーをしたのは良い判断と言えるでしょう。
C卓第2試合 登板選手紹介
第9節2試合目、全23試合中18試合目の本対局。
おいしい一打を探す旅とゼンツっパッチ☆は第1試合でラスってしまったため、ボーダー競争から離れるためにもプラスがほしいところでしょう。
Grand Oasisは第1試合でおもさんが3位でラス回避しており、チームスコア的にもラス回避に重点を置いていつも通り打てば問題ない状況。
鏡華水月は第1試合で高嶋アラタさんが3位でラス回避したが、素点で大きくマイナスとしてしまった点とチームスコアが-120なこともあり、ボーダーに向けて連帯が欲しいといった状況か。
この試合でC卓第2試合に登板するのは次の4名
・おいしい一打を探す旅 べべさん(雀聖2)
・Grand Oasis アークKさん(魂天Lv1)
・ゼンツっパッチ☆ しろもふさん(雀聖3)
・鏡華水月 ペルーさん(雀聖2)
アークKさん
Grand Oasis アークKさんが唸らせた点数状況判断は南2局0本場
対面のしろもふさんが喰いタンの速攻和了での連荘か染めでの1撃を狙っていそうな捨て牌となっており、下家のペルーさんは前巡で南をポンし打3sをしているこの状況、自己都合なら2巡前と同じ打9sとしそうだが、アークKさんはどうする。
アークKさんは6mを選択。
見た瞬間に思いました。アシストで局消化狙いに行ったな、と。
この局で自身が加点出来れば最高なのはもちろんですが、下家が2000点や3900点で和了した場合、2位~4位の連帯・ラス回避争いを目的とした、低打点での局消化合戦が起こりやすく、アークKさんのトップ・連帯率がかなり上昇するためのアシスト狙いでしょう。
また、下家のペルーさんは58pツモ切り、南ポン打3sなこともあり、筒子は1~4pしか鳴けなそうな点や、親にも通りそうな萬子リャンカンを全て切っていくルートがアシストと自身の和了を見たバランスとして良い、という判断でしょう。※69pについては、ペルーさんの打ち方的に第1ツモで役牌重なりのケース以外では9pチーから入ることが多いので、かなり確率は低いと判断して良いでしょう。
打6mの後も4m7s6s8mと切っていったアークKさん。
ペルーさんへのアシスト成功とはなりませんでしたが、点数状況を把握して自分の和了以外のルートも見据えた玄人好みの打牌選択でした。
べベさん
おいしい一打を探す旅 べべさんが勝ちへの執着を見せたのは南4局0本場
2位争いが熾烈、ラスは対面への跳満放銃のみ、トップには直撃は6400以上、ツモだと跳満以上、他家のリー棒が出れば7700ツモや他家への跳満も可といった状況。
ツモ次第ではあるが、2着を取りに行くのが無難そうなこの手牌。
手牌自体はかなり良くなったが、高打点は難しいと判断して2着確保狙いの3mチー。連帯を確保するにはとても良い鳴きではないでしょうか。
その後まさかのドラ重なり等もあり、高め7700も狙えるか、といった状況でラス目のペルーさんからドラ切り立直。
8pポンをして6mを押せば直撃かツモれば捲りトップも見えるぞ!?
べべさんは8pポンし、ノータイム打6m。リーダーのしゃけもとさんが「べべさんは勝ちへの執着もすごい」と言われていたシーンが脳裏によぎりました。
最終的に立直中のペルーさんから3sをロンし、2位の順位点(+15pt)と和了による9ptの計24ptをオーラスだけで確保したベベさん。前試合でラスったチームメイトの負担を減らしつつ、勝つことへの執念を感じる見事な押しからの和了でした。
終わりに
今回の記事は以上となります。最後まで読了いただきありがとうございました。
第9節A卓第1試合、C卓第2試合で起きたワンシーンをお届けしましたが、いかがでしたか?
この試合の詳しい展開や結果、他の卓では何があったのか、それはどんな状況か気になる方は、ぜひ下記アーカイブをご確認ください。
9期も残り5戦、残留や優勝を狙って対戦が激化していくと思われますが、引き続き各選手の今後の打牌選択・活躍に期待をしていきたいと思います。
ぷりぷりーぐが気になった方はぜひアーカイブ視聴やリーグ日の実況解説を見に来てください。Xでの#ぷりぷりーぐ検索もぜひ。
来期のあなたの応募、選手としての活躍も待ってます。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう。