第9期ぷりぷりーぐ観戦記(第6節A卓第2試合ハイライト)文責:vichi(広報)
こんにちは(こんばんは)。
本日は第6節、A卓第2試合で起きた各選手の魅力的なシーンを観戦記としてお送りします。
始めに(登板選手紹介)
全23試合中12試合目の本対局。
23試合を11-1-11と分けると、折り返し地点とも考えれる12戦目の卓で揃った魂天4名の頂上対決卓。段位戦と違い、ptが倍にならないは幸運なのか、不幸なのか…
ゼンツっパッチ☆と(有)Black Companyは第1試合でラスを引いてしまっているため、次節からの後半戦に向けて、この試合で勢いをつけたいところ。
TeamAnimerは前節までの莫大な貯金と第1試合でリーダーのわなわなさんがトップを取っていることもあり、ラス回避を念頭にリラックスして打てそうだ。
相剋之杜は第1試合が3位ではあったものの、+2.8だったこともあり、このまま着実にプラスを伸ばしていきたいところだろう。
そんな状況で登板となったのは次の魂天達4名
・TeamAnimer りょー社畜雀士さん(魂天Lv1)
・相剋之杜 江山さん(魂天Lv3)
・(有)Black Company なりさん(魂天Lv1)
・ゼンツっパッチ☆ ネコカミさん(魂天Lv1)
りょー社畜雀士さん
TeamAnimer りょー社畜雀士さんが魅せた玄人好みなシーンは東2局0本場
手にドラや出来面子がなく、愚形ターツも複数あるこの手牌。
面前で行くには後手を取ることが予測される上、打点も厳しい。
そんななか、上家から1枚目の4pが出て、これをチー!
まだ序盤ではあるものの、恐らくこの手は後手かつ打点なしで先制を他家から受けた場合に勝負することは無いと判断し、瞬間のタンヤオ聴牌での躱し手を狙っての副露でしょう。1副露したところで放銃率はそこまで変わらないことも判断の一つとなっていそうです。
りょー社畜雀士さんの躱し手の意識や守備力への自信の一端が垣間見える副露に感じました。
江山さん
相剋之杜 江山さんが唸らせたシーンは東2局0本場
中が重なり、役役ホンイツ赤1や役ホンイツ赤1も見える手に変化。江山さんは何を見て、どの牌を切るか…
選ばれたのは8pでした。
打8sにすると、4pを自身で切っているため(鳴かれてる)、将来の待ち候補としてペン7sよりもペン7pの方が優秀ではあるが、その際の打点は役牌赤1の2000点。(この手牌からは2000点はちょい寒案件…)
染めが本線なこともあり、将来の待ち候補よりもラス目のネコカミさんに対して、89sの方が安全と判断しての8p選択でしょう。※対親へは比較しにくい
その後、3mや白を鳴くことが出来、2mを引いたことでペン3mで聴牌。
4mが全員から4枚見えになる等の嬉しい事態も重なり、見事7700の高打点での和了を決めた。
この局では、江山さんの打点を重視した際の思い切りの良さ、ラス回避をする上で現状最も意識するべき相手といった思考が感じられる魅力的な一打が見られました。
また、江山さんは試合後や翌日に振り返りスライド等を投稿されているので、江山さんの詳しい思考が知りたい方は、江山さんのXも確認してみてください。
なりさん
(有)Black Company なりさんが魅せた玄人好みなシーンは東1局0本場
ドラの4sを引いても打1sでスライドが可能なこともあり、ここで打5s。
打5sとすることで、間6sは無くなるが、以下のメリットが挙げられる。
・5s先切りの9pツモ時789三色の打点上昇
・5s先ひっかけによる8s待ち時の和了率上昇
・2枚切れの東で安牌確保(親の副露や対面の手出し7mと68sツモ切り)
他家の状況も加味しつつメリデメを考慮した絶妙な一打と言えるだろう。
8sから埋まったため、先切り引っ掛けとはならなかったが、高め三色の平和の69p待ちで聴牌。9pの場況が良いこともあり、即座にリーチ。これが頂上卓開幕となる先制の名刺交換立直だ。対よろ!
見事、最高の出だしとなる高め9pで和了。これにはチームリーダーの常夏さんも大喜びでした。
ネコカミさん
ゼンツっパッチ☆ ネコカミさんが魅せた玄人好みなシーンは東3局3本場
かなりリードしているため、ラス回避ルールにおいて王様宣言ともいえる断トツトップの親立直(メンピンドラドラ)が出来る4mツモ。
ここでネコカミさんが魅せたのはなんと打3m(ダマ)
見た瞬間に思いました。「うわ、この人江山さん狙いつつ、ワンチャンなりさんから出ても飛ばし終了で良いやって考えてる…悪い子ちゃんだ…」と。
なぜそう感じたか真面目に解説すると、
①立直した場合、36sが出にくい※ラス目の飛ばしも低くなる
②江山さんが36s要らない宣言のツモ切りをしている
③点数状況的に、仮に江山さんから直撃をすると下記画像の点数状況に変わり、ネコカミさん以外の3人が2位~4位争いになりやすい(なりさんも江山さんの親番で満貫クラスツモで一気に3人の接戦になる)
結果は狙い通りとはいかず、6sツモで2900オール(3本場)となりました。
ネコカミさん本人に確認をとっていませんが、きっとそんな意図のダマだったのではないでしょうか。
実は東1に満貫放銃しており、一度ラス目に転落していたネコカミさんが名前の通り窮鼠となり、噛みついて同卓者をちぎろうとしていた現場を抑えてしまいました。
皆さん、ネコカミさんを窮鼠な状況にするとその後に何が起こるか、わかりましたね?後半戦は気を付けてください。
終わりに
今回の記事は以上となります。最後まで読了いただきありがとうございました。
ぷりぷりーぐでも珍しい、頂上対決となった第6節A卓第2試合のワンシーンをお届けしましたが、いかがでしたか?
この試合の詳しい展開や結果、他の卓では何があったのか、それはどんな状況か気になる方は、ぜひ下記アーカイブをご確認ください。
今節の観戦記はもしかしたらもう1本投稿するかもしれません。それは次回投稿時のお楽しみ、ということで…
次節の試合は11/27(水)21時からとなります。
次節より後半戦になるため、残留や優勝を狙って対戦が激化していくと思われますが、引き続き各選手の今後の打牌選択・活躍に期待をしていきたいと思います。
ぷりぷりーぐが気になった方はぜひアーカイブ視聴やリーグ日の実況解説を見に来てください。Xでの#ぷりぷりーぐ検索もぜひ。
来期のあなたの応募、選手としての活躍も待ってます。
それでは次回の記事でまたお会いしましょう。