こんばんは!アラタです!
一昨日は久しぶりに、もあふるの講義を受けて、色々学びを吸収した1日でした!
今日は「1番大変だったこと」です。
大変だったことにあたるのかはわからないのですが、僕にとって1番大変だったことは
言葉を身につけることです。
まわりの話がわからない・・・
今、僕は国語教師として教壇に立っていますが、最初から国語ができていたわけではありません。
むしろ、小学低学年の頃は苦手だったのかもしれません。
聞こえない僕が周りとコミュニケーションを取るには「筆談」が全てでした。
友達の内容がわからない。
自分が伝えたいことをどんな言葉で表せばいいかわからない。
そのせいからか、会話を諦めることがありました。
いつも、友達と自分を比べてみて自分が負けている。そして、それを“聞こえない“せいにしました。
そう思わなければ、自分を正当化できなかった僕はあまりにも幼かったなあと思います。
本との出会い
そんな僕が、自分と周りを比べるのをやめたきっかけが“本“でした。
小学2年生の秋に“読書の秋“をうたった図書室のイベントとして、「読書の木」がありました。
柿の形をした紙に読んだ本のタイトルと、読んだ日、氏名を書いて「読書の木」に貼る。それを本が読み終わるたびに重ねて貼っていく。
そんなイベントに惹かれ、興味のある本から読み始めました。
最初だけやる気になってその後は飽きるかなと思いきや、熱中して1ヶ月で20冊ほどの本を読みました。
そこで、漠然と気づいたのです。
本を読んで色んな言葉を知ることができる。
それを使えば“聞こえない“僕でも周りの話がわかるようになったり、伝えたいことを伝えられるようになったりするのではないか。
それを実現させるために、とにかく本を読みあさりました。
わからない言葉が出てきた時は、国語辞典で調べたり、両親が国語教員だったので聞いたりして語彙を増やしていきました。
想像力はあっても・・・
中学生の僕は言葉の語彙が多く、想像力が豊かなことが大きな自信でした。
それが砕かれたのは中学2年生の文化祭の舞台発表。
“坂本龍馬を暗殺したのは誰なのか“というのをテーマに劇をやることになりました。
僕はKさんと2人でそのシナリオを任されました。それで、夏休みの時にKさんの家に行ってシナリオを書こうということになり、夏休みに訪れました。
僕は難しい言い回しをしてしまうことが多かったのですが、
その子が、わかりやすい表現をして変えてくれました。それを見ていて、想像力だけではなく、わかりやすく伝える力も必要なのだと痛感しました。
国語の教員として
今は、教壇に立って言葉を伝える側に回りましたが毎日毎日難しさを感じます。
でも、それ以上に面白い。
僕は言葉を身につけてきたから、そう感じられるのかもしれません。大変だったことを伝えながらも、言葉の魅力を感じてもらえるようになりたい。
今日は「1番大変だったこと」をテーマに書いてみました。
では、また明日!
*連載小説『キミの世界線にうつりこむ君』
ジェンダー✖︎小説であり、様々な考え方や生き方にぶつかっていく物語。
小・中学生、教育に携わる人たちに読んでほしい作品‼️
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