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“頑張る“とは?

 こんばんは!

昨日は、肩が重かったので整体に行ったところ、「かなりお疲れですね」と言われ、週1でのメンテナンスをすることになったアラタです笑

さて、今日書いていくテーマは「頑張る」です!

「頑張る」ってポジティブ?

「頑張る」という言葉を言ったり、聞いたりすることはたくさんあると思います。この言葉で、ポジティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。

僕は「頑張る」と言いつつも「頑張らない」ようにしています。
そして、他の人に「頑張れ」とは言わないようにしています。


「頑張る」がもたらしたのは?

僕の性格は、どちらかというと真面目な方です。

小学生の時から、真面目な性格で口癖は「頑張ります」でした。

周りから頼られることが多くて、僕はそれを一種のステータスのように考えていました。
だから、頼まれごとに対して「No」とはあまり言いませんでした。それどころか「頑張ります」と笑顔で答えて引き受けていました。

そんな僕の「頑張る」はいつしか、自分を締めつけるものに変わっていきました。

中学3年生の時期に「頑張る」と笑顔で答えていたものが「頑張る」の愛想笑いになって、上手く笑えなくなった自分がいました。


でも、「頑張らない」自分を、みんなは好きになってくれない。


そう思えば思うほど、呪いの言葉のように繰り返し、自分に言い聞かせる日々を過ごしていました。

そんな自分のキャパシティが限界を超えて爆発してしまいました。
ある日、担任との面談の際に、訳もわからずティッシュを担任に投げつけまくったことがありました。自分の苦しい思いを言語化できず、ただ人に当たることしかできなかった。

今思えば、担任の先生には申し訳ないことをしたなと反省しています。

そんな自分が「頑張る」の呪いを解くことができたのは、あることがきっかけでした。

「頑張らない」の魔法にかけられて

僕の趣味の一つには音楽があり、これまでたくさんの曲の歌詞を読んできました。
その中で、ある曲の歌詞が「頑張らない」ことに気づかせてくれました。

その歌がCharaさんの『青いかけら』です。

随分前にEテレで放送していた『テレパシー少女蘭』というアニメのエンディング曲として流れていました。

走るわ 行こう 笑っていたいな
いつ誰のために泣くの?
きみはそれをいかすの?
走る勇気です
たまに泣いたって
君は繋がりたいの?

このフレーズを見たときに、衝撃を受けたのを覚えています。

まるで、自分に問いかけている。

そんな気がしたのです。

「君はそれをいかすの?」


当時の僕は正直、自分を“いかせている“とは到底思えませんでした。

ここでは“走る勇気“というフレーズになっていますが、“頑張らない勇気 “があってもいいのではないかと置き換えて考えてみました。すると、心が軽くなる自分がいたのです。
そこから、頑張らない自分がいてもいいのではないかと少しずつ考えるようになりました。

そして、

初めて人間くさい自分になれた


そう強く感じました。

「頑張れ」を言わない優しさ

僕は、人一倍、言葉が好きで、大切にしようと思っています。

また、言葉は諸刃の剣だとも思っています。

そんな僕が、他人に「頑張れ」を言わないようになったのは応援団を辞めたことからです。

大学生の頃に、僕は応援団リーダー部に数ヶ月間、入団していました。
学ランに憧れ、応援することの凄さを感じたからでした。

「頑張れば自分にもできる」

そう信じて、辛い練習を耐えてきました。

だけど、どれだけ頑張っても音や声に合わせて動いたり、声を出すことがなかなか難しい…。
リーダー部内での練習ではできるのに、チア部と一緒の練習の時にズレている…。

そんな時に、先輩たちから「頑張れ」と何度も声をかけられました。

でも、その時に思ったのです。

こんなに頑張っているのに、
それでもまだ「頑張らなきゃいけないの?」


頑張っている自分に、さらに頑張れと奮い立たせることはこれ以上できないと悟り、応援団を辞めました。だけど、応援団での経験は僕にとっては無駄ではなかったし、楽しかったと思っています。

この経験から、僕は他人にあまり「頑張れ」と無責任なことは言えないと感じるようになりました。

だからこそ、言うのであれば「頑張ろう」

寄り添う言葉に変えてみようと考えるようになりました。

それは一つの優しさではないかと僕はそう考えています。

だから、僕は“頑張らない“自分でいることで、いつもの僕でいられる。

そう心から思っています。


今日はこんな感じで「頑張る」をテーマに書いていきました!

では、また明日!

*連載小説『キミの世界線にうつりこむ君』

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