【ラボラジオ#10】いじめを演劇的手法を用いて考える(羽地・由梨・ウララ・たか)
ポッドキャスト「ラボラジオ」をSpotify、Youtubeで配信中。
毎週金曜日配信(たまに火曜日も)
【内容】羽地さんが今年取り組んでいる、演劇的手法を用いた「いじめ対策プログラム」づくり。先日、開発中のプログラムを試験的に行って、意見交換する時間を持ちました。終了後にオフィスに戻った4人が、ふりかえりをしています。
【出演】羽地朝和(ラボ共同代表)、岩橋由梨(ラボ共同代表)、五味ウララ(ラボ共同代表)、島本たかこ(ラボ研究生)
ラジオ収録後のひとりごと(研究生たか)
ラジオを収録すること、そしてそれを配信することに、やっと少し慣れてきた今日この頃。相変わらず時々テンパってしまって、言わなくてもいい余計なことを言ってしまうわたしだけど、そういう自分にも少し慣れてきた。
今回は、収録を終えようとしたタイミングで「今日は本当に、いいお話ができて、わたしもうれしいです」と言ったけど、なんかそれがいかにもまとめようとしてる言い方だなって思って、なんかつい「変なまとめしちゃった」とわざわざ言わなくてもいい余計なことを言ってしまった。
いい話ができてうれしかったのは本心なのになー。ラジオ的には、あそこで余計なこと言わんとそのまま終わればよかったのになー。と後から思うのだけど・・・。
「あ、これ、まとめようとして、なんかとってつけたような言い方したな」と思うと、なんか気になっちゃう。なんか恥ずかしくなって、もう少し自分にしっくりくるように言い直したくなる。(実際は、余計なことを言う方がよっぽど恥ずかしいのに!笑)
でもこのことは、もしかしたらラジオの中で羽地さんが言っていたことにも通じる話なのかもしれない。
ラジオの中で羽地さんは、あらかじめ落とし所を決めずに、予想外のものが生まれる余地を残しておくことの大切さを語っていた。この、落とし所を決めておくということと、話の最後をうまくまとめようとすることは、ちょっと似てる。どちらも、本当はそこに多様なものが生まれているのに、それを雑に一つにまとめちゃう行為なんじゃないかな。
一つにまとめてなんとなく形を整えようとするよりも、まとまりのないまま、一つ一つの小さな違いを丁寧に見ていく。そこに、予想外のものが生まれる余地がある。そういうのが、やっぱりいいなと思うのだ。
とはいっても、じゃあなんでもありかといえばそうじゃない。参加者が無理なくワークに取り組めるように、プログラムは入念に練られている。そして、当たり前だけれども、ファシリテーターの言動には意図がある。(その意図は意識的なこともあれば、感覚的直感的なこともあるが。)ただそれは、落とし所に向けて誘導したり、操作したりするのとは全く質が違う。
つい落とし所に固執してしまうのは、つい手綱を握ろうとしてしまうのは、その方が安全で安心だと思うからかな。だけど、そういうコントロールを手放した時にだけ行ける場所があって、そこにやっぱり行きたいのだよなぁ。日々精進あるのみ。
プレイバック・シアター1Dayワークショップ
いじめ体験をプレイバック・シアターで観ることは、大切な気づきとともに、人のあたたかさを感じる時間でした。プレイバックの素晴らしさを再確認する機会となりました。
羽地さんのプレイバック・シアターを体験したい方はこちらにご参加ください。
演劇的手法が初めての方でも大丈夫です。
【次回日時】2024/8/18(日)10:30-16:30
【 会 場 】中目黒駅周辺
プレイバック・シアター実践リーダー養成プロジェクト(第8期)(Lプロ)
羽地さんによるプレイバック・シアターのコンダクタートレーニング。プレイバック・シアターの参加経験があり、もっと深く学んでみたい方、大募集中です。
【日 時】2024/8/31~2025/7/6(全11回)
【会 場】中目黒駅周辺
からだと声の朗読劇 Vol.4 発表会 観覧募集 [無料]
ラジオの中でチラッと話していた朗読劇の発表会はこちらです。ぜひお気軽に遊びにきてください。(要事前申込み)
【日 時】7月21日(日)13:30〜14:30発表会、14:30〜15:00茶話会
【会 場】烏森住区センター B1F 会議室
〒153-0051 東京都目黒区上目黒3丁目44−2
最寄駅:東急東横線/日比谷線「中目黒」駅より徒歩11分