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第13回 「オンラインによる弊害」

今回は子どもの「体力」についてお話ししたいと思います。

新型コロナウィルス感染拡大で学校が休校、そして外出自粛要請の中、外での運動や遊びができなくなり家での生活が増えています。
世の中の情勢を考えると仕方ないことですが、いい機会ですので「体力」がいかに大事かを伝えたいと思います。

まず「体力」と言っても大きく分けて2つ

「身体的要素」と「精神的要素」

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体力というと、一般的には筋肉や心肺系の体力と思われがちですが

「意思・意欲・判断」「ストレスに対する抵抗力」

と言った、身体の強さだけではなく精神面も含まれます。

新島学園短期大学子どもコミュニティ学科山田一典准教授は、記事の中でこのように述べています。

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「生きる力」

体力は人生を送る上で必要な「生きる力」だと
また、全力を尽くさず結果が振るわないとしたら「体力が低い

「生きる力が低い」


例えば、与えられたメニューに対し

・メニュー通りきっちりこなす
・メニュー以上のことをし、課題をもらう
・サボろうと企てる笑

と、様々アスリートはいて、どれが一番いいのかは一概に言えませんが、アスリートの指導をして20年程になりますが、身体的・精神的体力が高い選手ほど結果を出してるように思います。

自分自身、現場で選手には常々こう話しています。

「体 ・ 心 ・ 技」

ができ、が磨かれると。
スキル(技術)だけを一生懸命に教えても、「体・心」が備わっていないと、やはり結果には繋がりにくかった。
あくまでも個人的な感想なので、それだけではないと思いますが・・・

外出自粛で、外での運動ができなくなり「身体的体力」「精神的体力」も落ちてしまいます。
子どもたちの体力低下は、今後の日本の社会を考えるととても心配なことです。
そうならないためにも、体力をつけるということがとても重要なこと。

そして

多少の失敗などで叱るのではなく、

意欲やヤル気を掻き立てるサポートや言葉がけ

を、心がけて接してください。

外出自粛要請が解除され、外での運動やトレーニングができるようになった時に、ぜひ「精神的体力」向上も念頭に置いて指導していただければと思います。

次回は「燃え尽き症候群」についてお話ししたいと思います。

広崎 哲也/Tetsuya Hirosaki
鍼師・灸師・あんま・マッサージ・指圧師

明治大学柔道部トレーナー(2002)
NTT -G Fukuokaラグビー部トレーナー(2003〜2013)
日野RedDolphinsラグビー部トレーナー(2014〜2016)
SuperFormula トレーナー(2013〜)
ボディケアマネジメント講師

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