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Auditionの使い方の勉強 オーディオ復元
2020/06/27(Sat.)
うまみTVの配信後にアーカイヴとして見返しやすいように編集しているのですが、Zoomを介して話した音声データの状態が悪く、復元できないものかと考えました。今まで勉強した内容を援用してノイズ除去に取り組みましたが、満足のできるクオリティに達しません。もっと勉強が必要と考え、Adobe Auditionのビデオチュートリアルに従って処理することにしました。
https://helpx.adobe.com/jp/audition/how-to/audio-restoration-techniques.html
チュートリアルをしてみると音源のスキャニングと診断は使っていなかったので、便利な機能と組み合わせることでそうとうな時短になる可能性がありそうです。ただ一方で実際に、診断結果を受けてどのように処理を行うかについては新しい知識を得られず、しょうがないので気になるエフェクトの使い方を順番に調べました。
いろんな機能を触ったところ、音圧調整に関しては「スピーチボリューム・レベラー」と「マスタリング」の2つのエフェクターを使うと便利でした。
スピーチボリューム・レベラーというエフェクトを使うと、複数人が参加するトークイベントでの音量バランスの調整が楽でした。スピーチボリューム・レベラーではターゲットとするRMS値を「対象のボリュームレベル」で設定したのち、それにどれだけ近づけるかを「平均化の量」で設定します。
▲スピーチボリューム・レベラーの操作ウィンドウ
最後に目標ダイナミックスレンジを調整するのですが、この値がどのように機能しているのかはっきりわかりませんでした。触った印象としては「対象のボリュームレベル」で設定した値からどれだけ数値に幅を持たせるかを「目標ダイナミックスレンジ」で調整していると推測しました。
スピーチボリューム・レベラーに関する注意点として、リバーブが強い音源に対して「平均化の量」を大きくすると、リバーブ音が不自然に強調されてしまいます。リバーブが強い音源に対して「平均化の量」を抑えた方が良い結果が得られました。
マスタリングはまだ使いこなせていませんが、エキサイターを5~10%、増幅は触らず、リミッターも5~10%、出力レベルは-0.1dBに設定しました。
複数人によるトークイベントの音響処理に対して今回の使い方をしましたが、音楽やパフォーマンスに対して同様の処理を行うと音質がどれほど変化するか慎重に判断する必要がありそうです。
▲マスタリングの操作ウィンドウ
▲公開したうまみTV vol.3