部屋の中に象がいるよ
2019/06/09(Sun.)
近所のお気に入りの喫茶店で、丹羽さんと金田さんを交えた移動式ギャラリーの打ち合わせをしました。ダンボールをミニチュアのギャラリーとして見立てるアイデアに足し売るお互いの観点を意見を述べました。大きな方向性の変更として「ギャラリー」と称することで空間の目的が限定されるため、単純に「箱、空間、部屋、ボックス」などの多目的な言葉に呼称を変更することになりました。あまり美術の文脈に依存しない方向へとシフトチェンジという感じですね。
またMaker Faire Kyotoで丹羽さんの視覚玩具を展示したのですが、それを発展させた作品を作ることになりました。最初は「象の像」という言葉遊びがヒントになって象というモチーフを引用しましたが、新しい作品のタイトルとして「部屋の中に象がいるよ / Elephant in the Room」とします。アイデアは象の像(イメージ)を箱の中に投影する作品ですが、Elephant(エレファント)では成立せず「象(ぞう=像)」という言葉になるからこそ、象(Elephant)と像(Image)が繋がります。日本語ベースだからできる連想でしょう。こうした英語と日本語の避けられない差異を面白がって作品に実装します。
▲衝動的に京都市動物園に行き、撮影した象さん。水場で暴れていた。
▲ジェネっぽい綿毛