バンドの打ち合わせ、noteを始めてみる

2019/04/06(Sat.)

IAMASのバンドメンバーとインターネット会議をしました。今回のテーマは「インターネットとの付き合い方」です。僕らはメンバーが遠方に住んでおり、なかなか集まることができないので、インターネットでの活動がメインになっています。会議や話し合いは活発に行われているものの、そのプロセスを第三者が目にすることはありません。そこでインターネットで展開できる活動方式を編み出せば、遠くて集まれない状況でも活動を維持できると考えました。

今日は手始めにそれぞれのインターネット原体験を語り、自身の活動を展開するなかでどのようにインターネットと距離を保つべきかを話し合いました。みんなそれぞれに前略プロフィールや面白フラッシュ倉庫などをインターネット原体験として持っていて、コンテンツにアプローチする手段としてネットを使う人もいればクラスメイトとのコミュニケーションツールとして使う人もいました。

またネットにどれくらい作品の情報を掲載するかという話題では、ライブ映像をネットで公開することのメリット・デメリットについて話しました。僕はライブ映像をできる限り公開する方向に舵を切っています。その理由として、サウンドアート系のパフォーマンスは見てくれる人の数が少ないので、動画で公開することでより多くの人に見てもらうためです。もし映像を見て興味を持った人が現場で僕のパフォーマンスを見てくれたらこんなに嬉しいことはありません。反対に映像だけで満足するライブであれば僕はもっと練習してライブに行きたくなるような努力をすべきでしょう。例えば、毎回同じことをしていたら公開される映像も同じようなものばかりになり、観客は現場には来てくれないかもしれません。ライブ映像をアーカイヴすることはパフォーマンスのマンネリ化を防ぐ狙いもありますし、毎回パフォーマンスの内容が異なることを証明することにもなるのです。

▲パフォーマンス動画

結局、今回の打ち合わせでは今後の活動に向けた具体的な方向性は定まりませんでしたが、他のメンバーと比較することで自分自身のインターネットメディアを通じて活動する基本的な態度を自覚することができました。

あとそれからnoteというwebマガジンサービスを始めてみました。
これはお互いの音源を往復書簡のように交流できないか、またそのプロセスを第三者が閲覧できる形で公開できないか、と考えた結果、noteでマガジンを共同編集するのが良いのではないかと考えたのです。
今はネット上での情報公開としてtumblrを使っていますが、数年前から経営が怪しいとの噂を聞いていました。そこで別のサービスでも情報を公開することで、もしtumblrのサービスが終了しても別のサービスでアーカイヴが残るようにしたのです。まだ試運転という感じですが、そのうち本格的にバンドメンバーと音源を公開します。

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