山本美里さんへのインタビューと機材テスト

2020/08/24(Mon.)

　今日は現場の機材選定を行い、当日の配信で使えそうな機材とこちらで用意すべき機材をチェックしました。大学に関係したギャラリーということもあり、機材が豊富に準備されていて良い環境で配信に望めそうです。

▲東北の信号機は積雪対策のため縦向き

　また大学近くの川辺で山本さんにインタビューを実施し、その様子を録画しました。イベント本番の途中にインタビュー映像を流すためです。昨年からパフォーマンスの中に映像を流す実験を繰り返しており、先日の「鈍行がやってくる！」にてAuthentics氏へのインタビュー動画を放送したことに手応えを感じたので、今回のイベントでもインタビュー映像を流そうと決めました。
　パフォーマンス中に映像を挿入する試みは、水内義人さんがあらかじめ記録メディアに用意した音源を流しながらパフォーマンスする様子や、山下残さんがパフォーマンスにおいて気持ち良さだけでなく間の悪い演出を取り入れることで観客の意識を宙ぶらりんにするように構成されているのを見て、ライブの高揚感や今ココ性に依拠しないパフォーマンスを試すようになったためです。
　インタビューを通して、山本さんの2019年度の活動から今回の展覧会までの共通する問題意識を確認できました。特に山本さんの問題意識として、政治デモに特徴的なストリートカルチャーに起因するデザインへの違和感から、植物をモチーフとした雑貨を装いながら政治的メッセージをデザインに込めるというアイデアが面白かったです。山本さんの個人的な問題意識とはいえ、他の人々が共感できるような親しみやすさがある点が良いです。

▲山本美里さんへのインタビューの様子

　今まで今回のパフォーマンス準備はあまり進みが良くなかったのですが、今回のインタビューを経て問題意識を共有したことで、準備作業が大きく進みそうです。特に展示会場に設置された音に反応して点滅する照明装置がキーになりそうなので、光センサーを用いた音響装置を作ってみます。

▲港で凧揚げをしている人がいた

▲末廣ラーメンで晩御飯（テーマソングがよかった）