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キューバの兌換ペソが廃止された

ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。

以前、noteの記事で2019年12月に旅行したカリブ海の社会主義国キューバのお話しをしたことがあります。

ここで私は、キューバの二重通貨制度(主に外国人が使う兌換ペソと、キューバ国民が使う人民ペソ)に関して、現地の人たちは米ドルと等価である兌換ペソを欲しがっていることなど述べました。

ちなみに、キューバの銀行のATMでは、外国人旅行者のクレジットカードでキャッシングをすると、兌換ペソが出てきます。
また、ハバナの空港には、米ドルやユーロなどの外国紙幣を、キューバの兌換ペソに両替できる自動両替機も置いてあるのですが、何故か空港の係員が、両替客を空港内の両替窓口のほうに誘導していました。
私は一度誘導を無視して、機械で両替してしまいましたが、問題なく両替できました。あとで係員に叱られましたけど…

この二重通貨制度、国が貴重な海外からの外貨を確保するために、以前は中国や北朝鮮、ミャンマーなどの国々で行われていたのですが、開放政策が進むにつれて廃止されていき、今や時代遅れの制度だなあ…と私自身感じていました。

2021年1月26日の朝日新聞朝刊の国際面を見ていたら、このキューバの二重通貨制度が廃止され、人民ペソに一元化されたという記事が載っていました。

以前は、兌換ペソしか使えない外国人向けのお店でモノを入手するために、キューバ国民は兌換ペソを欲しがっていたのですが、今はその外国人向けのお店でさえモノ不足が深刻なようです。

ちなみに、下の写真は上・中の2枚が兌換ペソ、下の1枚が人民ペソになります。

次回キューバに行く機会があれば、この兌換ペソはただの紙切れになってしまいますが、アメリカが政権交代したこれから先、キューバ経済が持ち直してくれることを願っています。

2019年12月のキューバ旅行写真集豆本もございますので、どうぞよろしくお願いいたします。



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