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もちもちですよ。

突然ですが、私は人からよく肌がきれいだと言われます。

おまけに色白で、もちもちだとも言われます。

自分で言うのもなんですが、確かにそう思います。

私は会社員を辞めた後、鍼灸やあん摩マッサージ指圧を学ぶため、専門学校に通っていました。

学校の実技の授業では、学生同士で互いに施術し合うことがあるのですが、その際、どうしても相手の肌を見ることになります。

肌が見えないと、鍼も灸もできませんから。

そこで施術練習をしていると、私と同世代、いや、それ以下の世代でも、私よりどう見ても肌がカサカサだなあ…とか、色がくすんでるなあ…とか、密かに感じていました。

正直申し上げて、どうすればこんなに肌がボロボロになるのか、不思議な同級生もいました。

誤解のないよう付け加えますと、アトピー性皮膚炎など、肌に症状が出る病気の持ち主ではございません。

申し遅れましたが、私は1960年代生まれのオーバーフィフティの男性です。

思うに、私の肌がきれいなのは、両親からの遺伝もあるかもしれませんが、一番大きいのは、子どものころ、極端なインドア派だったことがあるかと感じています。

私が子どものころは、子どもは外で元気に遊ぶのが当たり前、夏休み明けは真っ黒に日焼けしていることが健全だと、周りの大人・子どもみんなが思っていたのです。

日焼け止めも一般的ではなかった時代、思いっきり紫外線を浴びまくった子どもの末路は、現代なら容易に想像がつきます。

一方、私はひたすら家で折り紙を折ったり、レゴブロックをやったりして、挙句の果てには、顔が青白い、と学校の先生に心配されてしまう始末でした。

振り返ると、私は決して外に出ることがいやだったのではなく、みんなと一緒に遊ぶことがいやだったのだろう…と思います。

インドア派の割には、運動は普通にできて、特に水泳は大好きでしたが、球技全般は全くの苦手でした。

これは、球技が団体競技だったからです。

私は、子どものことから、今に至るまで、本当に団体行動が苦手です。みんなで「群れる」のが苦手、といってもいいでしょう。

まあ、よく考えると、いい歳したおじさんの肌が色白で、もち肌であることは、今や何の自慢にもならないのですが…






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