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思いもよらず没収されました。
ハンドメイド作家のPlava Stabloこと、青木弘之です。
9月に中央アジア諸国を旅したばかりなのですが、この11月に南太平洋の島国トンガに行ってきました。
大した理由はなく、ユナイテッド航空のマイレージがたまっていたので、行けるところを探してみたら、トンガだったというわけです。
首都ヌクアロファのあるトンガタプ島のみの滞在でしたが、ヌクアロファの街歩きをしたり、トンガタプ島一周のツアーや、リゾートホテルのデイトリップなど、いろいろ体験してきました。
さて、トンガの旅については、また改めて書くことにして、今回は、トンガの空港での体験談です。
今回の旅は、成田からニュージーランドのオークランドを経由してトンガに向かったのですが、オークランドでのトランジット時間が、ニュージーランドに入国してオークランドの街を歩くには時間がなく、といって、それなりに待ち時間があるという、中途半端な時間でした。
本を読んだり、インターネットをしていてもいいのですが、最近編み物をやるようになったので、空港のなかで暇つぶしにやってみるか…と、毛糸とかぎ編み針(8号という、少し太めの針)を持っていきました。
もちろんですが、機内持ち込みの荷物として持っていき、行きの成田空港では特に問題なくセキュリティを通過しました。
オークランドのトランジットの荷物チェックでも問題なく、空港内で少し作品を編んでいました。
トンガ滞在中は特に編むことはなく、帰りのトランジットの間にまた編み進めるか…と、行きと同じく機内持ち込み荷物の中に毛糸とかぎ編み針を入れて、トンガの空港の荷物チェックを受けたのですが…
係りの人がかぎ編み針を見つけて、「これは何?」という仕草をしたので、編み物用のかぎ針だ、と説明したら、機内に持ち込めないとのお言葉…
かぎ編み針が(おそらくですが)凶器扱いになるとは全く想像していなかったので(事実、成田とオークランドでは問題なかった)、唖然としたというより、国によってはそう考えるものなのだな、と興味深く感じました。
トンガは常夏の国だから編み物する人がいないので、かぎ編み針が危険物に見えるのでは?と思われるかも知れませんが、冬の時期は寒くなり、市場で毛糸を売っているのを見かけたので、編み物をする人はいると思います。
いずれにせよ、かぎ編み針が没収されてしまったので、帰りのトランジットはひたすら寝ますか…
ちなみに、中央アジア諸国を旅行したとき、帰りのタジキスタン・ドゥシャンベの空港でも、思わぬものが没収されました。それは、もちろん成田でも、トランジットのロシア・ノボシビルスクでもチェックを通過しています。
没収されたのは、養生テープでした。
何で養生テープなど旅行で持ち歩いてるの…と思われるでしょうが、もともとはアメリカ行きの飛行機に乗った際、預り荷物のスーツケースがTSAロック対応していない、番号を合わせる形のロックだったので、開く状態になっている番号が、何かの拍子に番号がずれて開かなくならないよう、テープで番号の部分をふさぐために使ったものなのです。
養生テープが没収されたのは、手足を縛るのに使われることを防止するためだろう…とは想像がつきました。ただ、国によって没収対象になるかならないか判断が異なるということは、国の事情も関係しているのかな…と考えてしまいます。
トンガもタジキスタンも、安価なものなのでおとなしく引き下がりましたが、高価なものだったら、係員に抵抗していたかも知れませんね…