about family
今日は家族のことについて。
昔はとにかく家族と折り合いがつかなかった。
今では、毒親という言葉もあるけれど、
小さな頃は、この苦痛の原因がなんなのか
ずっと分からず苦しかった。
小学校に上がって
友だちから聞く家族の話や、家での過ごし方が
自分のそれとはずいぶん違うことに
少しずつ気づいていて。
当たり前だと思っていた家族の形が、
実はとんでもなく、みんなとは違うんじゃないか。
すごく恥ずかしいことなんじゃないかって。
みんなに知られたくない、
っていう気持ちが、周りに嘘をつくことになって。
結局、どこか後ろめたさが纏わりついた
学生時代だった。
どうしてウチはこんなんだよ、
っていう気持ちが、家族への反発に繋がって。
親の考え方、仕事。
何もかもが、受け入れられなくて、
あんたが親じゃなかったらって何度も思ってた。
もっとこうしたい
そう思っても応援してもらえたことなくて。
あれするな、これするな。
勉強さえしてればいいと言われているようで。
私の人生、友だち。
何一つ
私は私で決められないんじゃないかって。
すごく怖くなったことがある。
この家に生まれてなければ、
もっと違う自分になれたのに。
そう何度思ったか。
*****
それが、少しずつ変わってきたのが10年くらい前。
反抗ばっかりだった私が、
少しずつ親への感謝を感じるようになってきた。
友だちが紹介してくれた『鏡の法則』を読んだからなのか。
一人暮らしを始めて、大変な思いもしたからなのか。
きっかけは何だったか、
よく思い出せないけれど。
とにかく、
この家に生まれてなければ
なんて考えることは無くなっていた。
おそらく、母も必死だったのだろうと思う。
彼女の人生を俯瞰してみると
娘にかけたい期待やそこに見出した自分の価値なんかがよく分かる。
そんなことを考えると、
こんな状況でよくここまで育ててくれたと
少なからず感謝の気持ちも湧いてくる。
自分の家のことを
正直に話せるようになったのも大きい。
それを知ったところで、自分の友だちは変わらないって分かってきた。
一番不安に感じていた部分が、解消されることで、
きっと今までより自分を好きになって過ごせたのだと思う。
そっか、家のことで自信を失う必要ないんだって。
それを含めて、今のあたしだからって。
こうして、家族を受け入れてしまったのだと思う。
親を否定し続けることは、
結局、自分自身を否定していること。
そして、それは想像以上にとてもしんどい。
ならば、一旦距離をおく。
そして、少し意識を変えて。
相性の悪さも、常に邪魔されるように感じるのも、
親の立場になって考えてみる。
たとえ理解できない理不尽なものでも
一度受け入れる。
そして、
こう考える。
私は親と一緒になる必要はないし
影響される必要もないって。
一度受け入れた上で、
それでも私は私だと考えられると
あとはとても楽になる。
親子関係の改善。
まだまだ難しいけれど、
どうにも変えられない家族を責めて
しんどくなるようなことはなくなりました。
とにかくいつでも
自分を受け入れること。
ありのままの自分を大切にできていたらいいな。
Love myself…
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