両成敗を望まないこともある
先日の「曲がったことが大嫌い」の系列で、「白黒ハッキリさせないとダメ!」という友人がいて、案の定、私のnoteのとある投稿を見て連絡が来る。
悪口を言うなら悪口を言う。反省するならするのどっちかにせい!といういつもの口上。言うと思ったんだよなー。
だから、前置きしたじゃないか。”キッパリと何かを批判したり言及するような考えではないため、口に出すのも書くのも憚られる”と。(でも、何となく言いたい。)
どっちが悪いか決めないとダメなんだよね、昔から。(かの人は)
でも、書いたまんまなんだよね。
どっちもどっちなのだと。
ただそういう文化の方々で、むしろ大多数なのだから正常な方々だったのだと。かと言って私も異常じゃあらへんよ。いや、今のところ多分少数派だから異常の部類かも知れないけど。
例えば、看護師が夜勤明けで寝ていたら「女が昼寝するなんて常識では考えられない!」と白い目で見るのは×。夜勤明けは寝ないと、いつか死ぬのね。
しかし、嫁が深夜に外でぶうん!ぶうん!と素振りをしていたら大抵の夫や姑や舅は「なんで?!」と言うだろう。
それが例え東京郊外の、ほとんど人が通らない家の玄関前だったとしても。
野球選手でもない。同僚とキャッチボールしたり、たまの草野球で打てるようになりたいからだと理由を説明するのだけど、「だから、なんでそういうことしなければならないのか?」と言いたくもなるのだろう。
それは怖がらせている私がいかん。
が、「持ち合わせがないから姪っ子、甥っ子や子供のお年玉を出して。」と毎年言うのは、先方がいかん。
人が働いた金を吞み潰すのも先方がいかん。
子供に自分の所業を美談かのように言って嫁が悪いことにするのもいかん。
が・・・、飲んで帰って来た嫁が、玄関で力尽きて転倒し、靴を片方脱げた状態で大の字で寝ていたら、皆言うだろうよ。「なんで?」と。
一方で「所詮、女の仕事なんだから早く辞めてしまえばいいのに。」は×。
あげるとキリがないのでやめるけど、いろんなことを合算して、どっちもどっち。
どうか、それぞれの道で、それぞれの世界で幸せになりますように。傷口はお互い痛くとも、自分の傷は自分にしか治せないのだから。
・・・・。はい。すみません。あ、大丈夫。こちらは全然謝罪は求めません。好きで居た場所ですもの。ありがとう。(のピリオド)