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避けられないこともある

昨日今日と休みで、のんびりしようとしていると・・・施設から電話がかかって来る。

ナースさんと施設長とで通算2桁とまではいかないが、気持ちとしてはせわしない。

主に病院から退院して来た人の状態と、医師の発言についてかな。

退院して来た人は、廃人になって帰って来る。とても良くなっているとは思えない。
元気な人がちょっとした炎症で入院して帰って来たときにはモノも言えず、痰がらみも酷い。

その上で医師が放ったと言う言葉を聴いてあほかと思うのだけど、初めてのことではないのでさして驚かず。

でも、問題は山積みだなーと思う。

時折自分が間違っているのか?と思うこともある。

入院して拘束して縛って体位交換もせず作らなくても良い褥瘡を作って、何とか返してくれた人はまだ良いが、そのままこちらに報告もせず胃婁を作って療養型に流したり、そのまま亡くなったという知らせを受けるのが、私が来るまでの提携病院との関係性だった。

『前の主任や課長は病院とうまくやっていたよ。』と言う人も居るのだが、あんなもんと仲良く出来るのは患者のことがどうでも良い輩で、元気な人が亡くなっているというのに、『先生たちみんなにバレンタインのチョコを配って来た❤』と浮かれているナースたちだった。

施設長と電話で話す。

どうやら同意見のようだ。

自分の目的は高齢者が望んだ医療を受けられること、余生を幸せにその人らしく過ごしていただくことなのだが、それで良いらしい。

しかし、その正しさ故に面倒な争いは避けられないというこの憂鬱。

まあ、良いでしょう。
もう少しやることやって様子をみよう。

やっと帰って来て嬉しそうにする衰弱した人の笑顔を見て思う。


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