怠慢と老害
先日、ケチ過ぎて気が滞った場所には悪いことしか起こらないと書いたのだけど。
少し言うと改善してくれるようだ。少しだけ空気が流れた。
が、もうそんな小さな変化は微々たるもので、全てが古すぎる。文房具を事務所に取りに行っただけで、得体の知れないボロボロの帳簿にいちいち記載しろと言われる。
赤鉛筆一本、コピー用紙一冊でもいちいちドヤ顔で「つけて下さい。」というのだが、その分厚い帳簿から山ほど出ている舌出しレッテルのどれが目標の品物なのか?まずはそこからだ。
記載させるのは良いのだが、果たしてこの帳簿をチェックできているのか?というと出来ていないこと一目瞭然。
『何、これ。』と言ったところ、『事務の○○課長がもうじき退職してくれるので、それまでの辛抱です。』とすまなそうに言われる。
いやいやいや、その方には退職前に是非ともやって貰いたいことがある。皆に手書きでつけさせて来たこの帳簿、是非とも全部エクセルに写して行って貰いたい。
長年大勢の職員の時間を奪って来た償いをして貰いたいものだ。
タイムカードもない、アプリでもない、今時印鑑を押す出勤簿、埃を被り要らないもので溢れた倉庫。
これが東京のど真ん中にある企業とは思えない。
誰も何も言わなかったのか?という話なのだが、どうやら長く務めた人が多いらしい。
ついでにいうと治療や処置の方法も古い。
長く務めることは、とても素晴らしいことだと思う。
ただ、不勉強なまま居座ることは、こんなにも場をボロボロにしてしまうのだな。
もったいない、もったいないと言っては、不要なものを溜め込み、新しいものが入るスペースがどこにもなかったらしい。
『あとは新しい人にお願いしよ。』と幾人かのお局さんたちが言っているらしいが、いやいや、ちゃんと自分で片づけてから行け。
『是非とも正社員に・・・』
なるか。