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昔飼っていた・・・、いや共に暮らしていた白ちゃんは、生涯で最後の猫だと思っていた。

彼女は抱っこが大好きで、すぐにせがんで来たものだが、現在うちに居る猫二匹は、たまにしか抱っこされに来ない。いつも適度な距離感を保っている印象がある。私とkちゃんの距離が近いせいも関係しているのかも知れない。

それでも、後からやって来たブルーノという雄猫は、時折たまりかねたかのようにピーピー言いつつ膝や胸に乗って来る。何故に甘えるのを我慢するのだろうか。

白ちゃんの生まれ変わりと思しき今年の1月にシェルターから引き取って来たブランカはブルーノより5ヶ月ほどお姉さんなのだが、この子もあまり抱っこされには来ない。
しかし、kちゃんが夜勤で居ない夜は距離が近い。膝に乗ってくることもある。
ふと横を見ると一緒に動画を観ていたりして、その姿があたかもおっさん座りの開脚姿なのでビックリする。いつもはkちゃんが居るソファーの隣の席だ。

何だろうか、猫というのは一対一じゃないとダメなのか?過去の子たちはどうだっただろうか?誰かが居ても甘えてくれば良いじゃないか。

しかし今夜のようにkちゃんとソファーに並んでいるときは少し離れたところから、ブルーノはゴジラのような目つきで見つめ、ブランカはこれまた少し離れた椅子の上から家政婦は観た!というような目つきで睨んでいる。

猫語アプリはそこまでの複雑な感情は翻訳してくれない。

なので全ては分からないのだけど、とりあえず大運動会が始まったり、スヤスヤ眠ったりと、幸せそうなのでよしと思う。

いつも思うが飼ってみると、皆人間っぽい表情に変わる。どの子も人面猫、人面犬のように表情が豊かだ。そこから色んなことを想像するのは嫌いじゃない。

私が今抱えているいくつかの世界の中で、一番神秘的でユーモラス。興味深い世界を彼女彼らが与えてくれている。

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