ありがとうございました / 天皇の料理番 / カツレツ
生前にお会いすることがなかった栃木のお婆ちゃん。
その記事にスキを沢山ありがとうございました💖
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2015年に放送された『天皇の料理番』というドラマが大好きでした。
もっとも、杉森 久英さんが1979年に小説を出版してから3回もドラマ化されたとのことでしたが、私はこの佐藤健さんが主演のバージョンを見たのが初めてでした。
沢山の方がご覧になったと思うので、ご存じかも知れませんが、実在した人物、秋山徳蔵が宮内省大膳職司厨長(料理長)になるまでの物語が描かれています。冒頭の青年期には、愛も真心も、親兄弟の苦労も、別離の痛みも知らなかった主人公。
そのエゴ丸出しの何も知らない彼が、家族や友や妻や恋人、師匠たちに愛されて、様々な悲しみや怒り、世の中の差別を知っていきます。ひたすら一流を目指していく過程で喜びを得て、その喜びを出会った全ての人に還元して行きます。
とても長いストーリーですが、最初から最後まで面白かったので、もう一度観たいと思って観ていたところ、隣で、初めて観ていたKちゃんが『感動する・・・』と言ってポロポロと泣いていました。ちょっと嬉しかったです。
(人それぞれ感じ方や価値観が違うものだけど、他人はともかく、好きな人がこれ観て『何も感じないな。』とか言うと、引くわ。)
このドラマには、愛とエゴ、嫉妬、夢、真心、生きるということ、あげくの果て、商売の何たるか?まで描かれています。
個人的には、弟のことを思うあまり財産を与えた兄や、一人の絵描きを愛し、彼のためにお金持ちのお爺さんのお妾さんになった芸者さん、相手を思うあまり別れを選んだ妻など、様々な立場の人々の『別れるという愛』や『離れたところからの愛』に心が揺さぶられました。
世の中には、確かにそういう愛があるのだ と。
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余談ですが、初回に出て来たカツレツが、あまりに美味しそうだったので、初めてビーフでカツレツを作ってみました。カリッと揚げられるかな?
カリッ!と揚がりました。片面50秒づつくらいで、ミディアムレア。
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今日が良い1日でありますように。