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日々

あっという間に一か月が過ぎたので再びブルーノ君のワクチン接種へ。
ついでにブランカちゃん共々爪も切っていただこう。爪切りは自宅でやって来ていたのだけど、長毛種のブルーノ君は足の毛も長くて爪が見えにくい。怪我させてしまうのが恐ろしくてお隣に出来た動物病院へ連れて行くようになった。体重測定をしてくれるというのも大きな目的の一つだ。

今思えば田舎で勝手に訪ねて来てくれてそのまま飼っていた猫くんたちは何もしなかったなあ。何もしないのに皆長生きしてくれた。

猫にとって病院に行って検査をしたりワクチンを打たれたりするのは蛮行以外の何物でもないので、昔は昔で良かったなと思う。
ただ、本当に優しい先生や看護師さん。プロにお任せして色々なことを相談できる現代という時代にも深い感謝を覚える。

ブルーノくんに至っては、よくトイレの後にお尻を洗ってあげなければならないことがあったのだが、何と、お尻の周りも短めにカットしてくれた。

二人とも、順調に体重が増えている。ブルーノに至っては、初めて会ったときの倍になっていた。

が、待合室で居合わせた他所の猫ちゃんの立派さには驚いた。まあ、そういう品種でもあるのだろうけど、頭の大きさがブランカの倍ほどはある子だったな。お年寄りなのだろう。どっしりとしていた。

預かっている子なのか、それともクリニックの先生の持ち犬なのか、いつ来てもいる大きな立派なワンちゃんも可愛い。
その子がカウンター越し、受付けの内側から両手をついて「撫でて。ねえ、撫でて。」というのだ。
何という犬種なのだろう?とお訊きしたところ、ラブラドゥードルと聞こえた。
ラブラドールですか?と訊き返したところ、やはり、ラブラドゥードルとのこと。カールされた毛とがっしりした身体。どうやらプードルとラブラドールのミックスらしい。

色んな子たちに会えるのもこのクリニックの楽しみなところなのだが、まるで犬に似た若い先生と猫に似ている看護師さんたち。もしかしたら本当にそうなのかも知れない。(そんなバカな)

私とKちゃんは重くなった二人をそれぞれ一匹づつ抱えつつもウキウキとしているのだが、帰宅するといつもブランカとブルーノに「もう二度と連れて行ってくれるな。」というクレームを浴びている。ごめん。

今日この日、ここに居てくれていることに感謝して日々が過ぎて行く。

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