専門医の叡知に感謝
これを書いている間に台風は四国を移動しているとのこと。
今日もどうなることか?と思ったが、無事にご利用者様の受診が終わった。
なんもかんも一人でやろうと考えがちなこの頭なのだけど、朝から「それは私が行きますよ。」と声をかけてくれるナースあり。
そして何より嬉しかったのは、少々遠出をして連れて行った新しい先生のところで非常に良い結果を聴けたことだ。
最初、提携病院の医師二人がその方のことを「透析が必要だ。」と言っていた。
すぐさま近隣で透析をやっている病院やクリニックを探したところ、幸いにも数多くあった。
でも、「いや、待てよ。」と思ったのだ。
その提携病院では色々なことがあった。
だから、今回もセカンドオピニオンが必要だろうと思ったのだ。
苦々しい顔をされながら紹介状を貰って行ってみれば「透析?そんな必要はありませんよ。」と。
特養にいるご老人というのは何年も同じ薬を飲み続けている人が多いのだが、私が就任したあと、多くの人が減薬されていった。それでもまだ余計な薬があったらしい。
「これを飲むと採血データーのここに影響が出るからびっくりする先生が多いんだよ。」と、半量に減薬する指示が出た。
・・・・。他には?
それだけだ。
「そりゃあね、高齢だから10年後とかには透析の可能性も出るかも知れないけど、少なくとも今はないです。と言っても、ここは遠いから元の病院の先生にお返事書いてお戻ししましょうか?通うの大変でしょ?」
いやいやいや、お連れしたいです。先生のところで診ていただけますでしょうか?何たって、透析しなきゃと思い込んでいた状況から今日の診断だもの。嬉しいじゃないですか。遠くても通いたい。というのもうちのボスがっ車で連れて行ってくれるという朗報あってのことだけど。
お医者さんって圧があるんだよねー。しかも二人に言われたら、ああ、そうですかってなるところだった。
でも、「ちょっと待てよ。もしかして。」というのは大切だよな。
台風はふきあれる。行きも帰りもびしょ濡れだったが、とても嬉しい日でもあった。
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