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ヒエラルキー

犬は、家族のメンバーに順位をつけると言うが、猫もそうらしい。

『それで、私が最下位なのよ!』と嘆くKちゃん。

というのも、猫が足にじゃれつくという、そんな可愛いものではなくて、足をひっかけて転ばせようとする。最近5キロを超えた雄猫の方が凄い力でそういうことをする。
それでKちゃんが『ごらあ!』と怒ると『にゃああん❤』という可愛い声を出して私に言いつけに来る。驚くべき光景だけど、肯定してはKちゃんが可哀そうだと思い『そんなことないよ。』と言うのだけど、一枚の写真を見せて来る。

『Ohzaちゃんがカメラを向けると可愛い顔する。』

『なのに、私だとこれだよ。』

う。確かに。なんか、違う。

また、雌猫であるブランカちゃんの場合は、Kちゃんがウトウトすると、その度にボカっ!と叩いて来る。これは朝のアラームのスヌーズを何度も止めてまた寝ようとするKちゃんに対する母心だと思いたい。

こんなにいたいけな可愛い子なのだから。

『私がカメラ向けると、これ。』とKちゃん。
どれ?

どうしてそんな・・・

じゃあ、可愛くないの?と訊くと
『そんなわけないでしょ。』と彼女は今日も猫様たちに尽くすのだった。

下僕と化しているのは、私も同じなので何とも言えない。

ブランカ様 > ブルーノ君 > 私 = Kちゃんというところだろう。どちらも最下層。

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