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よく見かける狂気
本当のことは本人たちにしか分からないが、とある野球選手のゴシップに心が痛んだ。
勝手に良い人だとイメージ付けていただけなので、この場合も勝手に傷つくというのが適当な表現だ。
本人たちにしか分からないとは言え、少なくとも報道の何パーセントかは真実なのだろうな。
人々が自分にどんな思いを寄せているか?なんてことは、当人にとっては関係がないことなのかも知れないが、少なくとも誰かの夢が潰れたり誰かのトラウマに触れたりする出来事だなと思った。
が、人には色んな顔がある。仕方がないと言えば仕方ない。
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女性が男性より弱いかどうかは分からないが、腕力だったり社会的にあらゆる場面で不利ということはあり得る。同じことを言っても男性なら笑いに変えられるが女性の場合だとうるさい女と言われるかも知れない。
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先の野球選手と同じくらい気分が悪くなるニュースを読んだ。
皆さんに尊敬されていたある方を、私は元々好きじゃなかった。”動物を好きな自分を好きというだけじゃないのか?”と、その張り付いたような笑顔を観て、そう思っていた子供時代。こんなこと、なかなか言えたもんじゃなかったが、その笑顔は気持ちが悪かった。
そして、今回のこの記事では、我が娘のように育てると誓ったヒグマの子が、自分の思い通りにならなくなった時のことに触れている。
そんな毎日のイライラがついにピークに達してしまったムツゴロウさんは、娘として育てると誓ったヒグマを棒でぶん殴って殺そうとしてしまう。
実際にぶん殴ったそうだ。殺すに至らなかったのは幸いだが、その出来事の後、子熊が自分のいう事をきくようになった時、彼はこう思ったそうだ。
「世界中の人に誇りたい気持ちだった」
ちょっと鳥肌が立った。
ヒグマは恐怖でいう事を聴くようになっただけだ。何を誇るの?
ヒグマと共存しているとか、家族だとか言わないで欲しい。
また、同じ記事には逆に人間が動物を惨殺するような事件についても触れているが、さらっと読み流せないものがある。
そんな人は、頼むから動物と友情を築くとか家族になるなんて思わないで欲しい。どうか、そっとしておいて欲しいと切に願う。関わらないでくれ。
人間とうまくいかないけど動物とうまくいくと言う人が居る。実はそれは幻想だ。暴力に過ぎない。
重ね重ね、女性、動物、子供、老人が弱いというのは短絡的なイメージだと思う。ただ、何人たりとも思い通りにしようなんて思って欲しくないし、ボス猿同士の中でうまくいかないからと言って、弱いと思い込んでいる存在をコントロールしようとしないでくれと思う。
それを勘違いするから『大人の重い問題は難しいから、私は子供相手のカウンセラーになりたい。』とか『老人相手ならコミュニケーションがとれます。老人、得意です。』と言い放っては、案の定うまく行かなくて事件に発展するケースもある。
自分の思いこみや、自分の力試しのために他の命を利用してはいけない。
それをやり続ける人のことを『単に思いやりがない人』と言う。
人に思いやりを持てない者は動物にも子供にも老人にも持てない。それどころか、その思い込みを強化するためにドンドン暴力的な狂人になってしまうだけだから。