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憂鬱なこともあり

無資格未経験、40代で入職して来た方はとても真面目そうで。

しかし、一か月も経たない頃から無断欠勤が相次ぎ『体調を崩しがちなので親元に帰ります。』とのことだった。

もう最近はそんな話が多くて。

その彼が『明日から普通に働けます。』と言って来たんだけど、どうする?と施設長に言われて、どうすると言われましても・・・と。とりあえず面談をするしかない。
最近はこの手の面談が多いこと。

やってみて向かなかったとか、実際にやってみると想像以上にしんどかったというところまでは話が分かる。

でも、大抵の人が無断欠勤してしまったり、親御さんが辞めろと言っているとか、親のことを出して来る。

仕事を転々として来ている人に多いのだが、辞め方も学べていないタイプ。

どんな仕事でも、そこには人と人との約束がある。多分それも分かっていない。

何となく分かる。実は真面目なので、一度完璧にこなせなくなると全部無かったことにしちゃおうと思うらしい。

だから毎回逃げる。小さなことから大きなことまで逃げ続けているうちに精神的にも思い出がバラバラになる。辛いことだ。

ただ、世の中、絶対こうでなければならないなんてことはない。だから、その人なりの幸せが見つけられれば良いなと思う。

一方で、そんな自分の幸せとは何ぞや?を見詰めることもせず、どこかを去る度に環境や他人のせいにして来ている人たちとの面談は、やる方もきつい。

どこかで幸せになれれば良い。でも、医療とか福祉の世界には人命に関わるルールがある。考え抜いて来た人や、考えようとしている人たちしか残れない。

明日もとりあえず頑張ろう。それなりに。

種は撒かなきゃ芽が出ない。育て続けなければ花も咲かず実も結ばない。

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